山の春夏秋冬

たまの休日に野山へ出かけたとき目に留まった生き物や風景の紹介

スネケブカヒロコバネカミキリ

2011年07月18日 | 甲虫類

 せっかくの連休なので、久しぶりに京都北山まで遠出してみました。以前ほど立ち寄ってみようと思うような場所が無くなってしまったのですが、今はノリウツギの花が咲いているので、久しぶりに花に来る昆虫でも撮ってみようかと始めてみましたが、この木はちょっと背が高くて思うように撮れません。しかし、このカミキリムシがよく飛び回っていたので、暑い中、長居してしまいました。

2011年7月17日 京都府南丹市美山町

 私のとても好きなカミキリムシです。よく繁殖していたネムノキはことごとく切り倒されて、あまり見かけなくなったように思っていたのですが、どこなりのネムノキで繁殖しているようです。

 これは♂に比べればずっと大きい♀を横から見たところ。タワシのような脚も変わっていますが、橙色の体も魅力です。

 よく飛び回っているのに、長い間この辺りに居ることを知りませんでした。たぶん、この飛び方がカミキリムシだと思わなかったからではないかと思います。普通にやるような網を花にかぶせてゆする事くらいでは、しっかりとしがみついてなかなか落ちてこないのも、その姿を見る機会が無かった理由の一つかも知れません。他の場所でその飛び方を初めて知って、それからあちこちで目に付くようになりました。

 ♀が一匹居ると、♂が何匹も近くまで飛んできます。やっぱり何かしら匂いを発しているものと思われます。


ミヤマクワガタ

2011年07月18日 | 甲虫類

 夜に大きなシイの樹を見に行くと、3カップルほどミヤマクワガタが居ました。

2011年7月17日 京都府乙訓郡大山崎町

 ♂は大きな顎で立派に見えますが、自分で樹に傷を付けて樹液にありつく能力が無いので、顎の強い♀を頼っています。たいていのクワガタムシは、カップルで居るところをよく見かけます。人間で言うと紐みたいな生活ですが、クワガタムシにとっては常識です。