島国ニッポンの山国から

地球温暖化、クルマ社会の諸問題、時評、街作り提言などを島国の中の四方を山で囲まれた山形盆地からのつぶやき

自転車レーンはなぜ必要か(2)

2010-09-17 23:17:47 | クルマ社会の問題
 ◎ 姉妹ブログ「山形の過去、現在、未来」9月17日付けの記事から続く
http://blog.goo.ne.jp/rekishi-huukei/d/20100917← 必ずクリックによりご覧下さい。

 「自転車レーンの廃止」を主張するこの街づくりNPOはまさに地元の人間で構成されているから、当然この自転車レーンの過去(昨年11月以前)の状態は充分過ぎるほど記憶しているはずである。
 つまり自転車レーンは昨年11月以前にもかなりの年月にわたり存在していたのであるが、様態が現在とかなり差異があることは確かである。
 その差異の主なものにはどのようなものがあったであろうか。
(1)以前は車道の両脇の路肩の部分に1レーンずつ設置されていたが、現在は2レーンが車道の東側にのみまとめられ、車道左端と歩道の間には路肩がなくなった。
(2)以前は車道と自転車レーンを立体的に区画するものがなかったため、クルマの自転車レーンに進入とレーン内での駐停車が容易であったが、現在は数多いボラード(棒杭)により明確に区画されているため、駐停車のためのクルマの進入が困難になった。

 ところでそのNPOは単純に「自転車レーンの廃止」を主張しているが、「廃止」なのか「以前の状態に戻す」のかが明確でない。
 もし「廃止」なら、以前のような形だけの自転車レーンすら無くなることになり、それこそ以前にも増して歩道寄りに駐停車するクルマが多くなって、自転車は歩道しか走行できないことになり、それだけ歩行者の危険も昨年11月以前よりも増加する恐れが充分になる。

※写真は自転車王国デンマークやドイツの様子(6月1日の記事から写真のみ再掲)
 下には「クルマは自転車追い越し禁止」の表示

 ◎ 続きは「自転車レーンはなぜ必要か(3)」(近日、当ブログに掲載予定)にてご覧ください。


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