島国ニッポンの山国から

地球温暖化、クルマ社会の諸問題、時評、街作り提言などを島国の中の四方を山で囲まれた山形盆地からのつぶやき

イザベラは泣いている

2016-01-29 21:58:29 | 原子力発電所
イザベラは泣いている
ああ、この牧歌的風景は失われつつある。でも、この地を訪れて出来たばかりの西洋風石橋は何とか破滅を免れるらしいが、何とこの懐かしい橋のすぐそばに巨大な清掃工場の建設計画が進められているようだ。むろん稼働されたら工場敷地に至る狭い道路には清掃車の往来が頻繁になり、事故も心配される。◆だが、工場の建設中の方がより大型の車両が行き交い、さらに近くのダム湖の背後での高速道路工事の車両や工場用地の隣の事業所の大型トレーラーも加わり、一層喧噪と事故の危険に満ちた様相となろう。ああ、アルカディアを築いた山形の人たちはどうなったのだろうか。

◆昔は昔、今は今ではあるが・・・◆

2016-01-20 19:46:15 | クルマ社会の問題

モノクロ写真は新潟県十日町の戦前の豪雪の模様の写真。
これを見れば、道路にはうず高く雪が積み重ねられている。
この時代までは道路はいわば「雪捨て場」としての役割を担っていたようである。
むろん、人間が歩いたり、橇(そり)がすべれる程度の幅だけは確保されていた。

次に、下の写真は山形市の中心市街地のこれまた戦前の雪模様。

でもさすがに道路の大部分が雪捨て場にされているようには見えない。
むろん、山形市と新潟県十日町の積雪量は比べものにならないということもある。
それにしてもこの道路は現在に変わらぬ「大渋滞」。
でも、渋滞は渋滞でも乗り物は超小型。
しかも路面に雪がなければ動けない乗り物だ。
それも5センチや10センチ程度の雪の路面ではすべり心地がすこぶる良くない。
だから路面の雪の厚さが薄くなれば、脇に積まれた雪を運んで路面を修復する。
いわばスキー競技会でゲレンデが雪不足の場合に雪を運んだり人工雪でコースを整備するのと同じである。だから現代のようにアスファルトの路面が見えるまでに除雪するようなことはありえない。
現代の自治体が除雪費で苦しむのは、あまりにもクルマを優遇しようとするからである。