どう見ても「借金コンクリート」否、鉄筋乃至鉄骨コンクリート造りの高層マンション群。
このような光景は都市の規模が大きくなるに従って多く見られる。
これら高層マンション(むろん低層マンションでも同じかもしれない)のほとんどは各戸に電気温水器を設置させていると思われる。
それら電気温水器は夜間電力を使う。
夜間電力の主たる供給元は当然原子力発電所である(現在のところは「原発であった」)。
なぜなら、原発は昼夜稼働が原則であり、電力需要が少ない夜間になったところで、急に出力を低下させたり停止することはきわめて困難であり、高層マンションなどの電気温水器は有り余る夜間電力の大切な「お得意先」なのである。
ともかく大都市圏に原発依存の建物が多く、原発自体は過疎地に立地するという構図になっている。
同じように夜間電力の主たる供給先は夜間操業の工場であり、自動車関連工場などがそうであろう。
そして、来る「近い将来」の夜間電力の「巨大お得意先」として大いに期待されていたのが大衆化されるべき電気自動車であった。
なぜならクルマはたいてい夜間ではなく昼間に走るものであり、たとえ夜間であっても深夜に走るクルマは少ない。
つまり昼間に走らせるために夜間のうちに充電するのである。
ところが昨年の福島原発事故のために原発の新増設どころか多くの既存原発の廃炉すら求められるようになった。こうして電気自動車の発展の夢とともに、原子力ムラの更なる隆盛の夢も露の如く消え失せることとなった。
さて、本論に戻るが、コンクリート造りの建物は建築途上において膨大な木材を使用する。
使用というよりは「浪費」と申すべきであろう。
しかも普通の木造建築以上に木材の使用量は多いかもしれない。
なぜかと言えば、コンクリートの柱や壁などの型枠として使用されるのだが、その型枠は3~4回使用されればで廃棄されるらしい。
これでは木造建築の寿命は短くとも30年~40年だが、コンクリートの型枠に使われる木材は10分の1の寿命しかないことになる。
原発依存の建築たる高層マンションは同時に木材を浪費して二酸化炭素を吸収する樹木を大量に伐採しているのだ。そして今や原発の代替として火力発電の夜間操業に依存し、更なる温暖化の加速に拍車をかけている。
このような光景は都市の規模が大きくなるに従って多く見られる。
これら高層マンション(むろん低層マンションでも同じかもしれない)のほとんどは各戸に電気温水器を設置させていると思われる。
それら電気温水器は夜間電力を使う。
夜間電力の主たる供給元は当然原子力発電所である(現在のところは「原発であった」)。
なぜなら、原発は昼夜稼働が原則であり、電力需要が少ない夜間になったところで、急に出力を低下させたり停止することはきわめて困難であり、高層マンションなどの電気温水器は有り余る夜間電力の大切な「お得意先」なのである。
ともかく大都市圏に原発依存の建物が多く、原発自体は過疎地に立地するという構図になっている。
同じように夜間電力の主たる供給先は夜間操業の工場であり、自動車関連工場などがそうであろう。
そして、来る「近い将来」の夜間電力の「巨大お得意先」として大いに期待されていたのが大衆化されるべき電気自動車であった。
なぜならクルマはたいてい夜間ではなく昼間に走るものであり、たとえ夜間であっても深夜に走るクルマは少ない。
つまり昼間に走らせるために夜間のうちに充電するのである。
ところが昨年の福島原発事故のために原発の新増設どころか多くの既存原発の廃炉すら求められるようになった。こうして電気自動車の発展の夢とともに、原子力ムラの更なる隆盛の夢も露の如く消え失せることとなった。
さて、本論に戻るが、コンクリート造りの建物は建築途上において膨大な木材を使用する。
使用というよりは「浪費」と申すべきであろう。
しかも普通の木造建築以上に木材の使用量は多いかもしれない。
なぜかと言えば、コンクリートの柱や壁などの型枠として使用されるのだが、その型枠は3~4回使用されればで廃棄されるらしい。
これでは木造建築の寿命は短くとも30年~40年だが、コンクリートの型枠に使われる木材は10分の1の寿命しかないことになる。
原発依存の建築たる高層マンションは同時に木材を浪費して二酸化炭素を吸収する樹木を大量に伐採しているのだ。そして今や原発の代替として火力発電の夜間操業に依存し、更なる温暖化の加速に拍車をかけている。