ここは住宅と複数の公共施設が周囲を取り囲んでいる緑地公園である。
でも、この緑地がだいぶ削がれようとしている。
というのは、これらの公共施設には数多い市民の出入りがあるために、この緑地公園の周囲は違反駐車のクルマで溢れるのが日常であり、それですら駐車スペースが足りなすぎるというマイカー族の度重なる“苦情”を受けて、ついに市当局では園内に駐車スペースを造成する運びとなったのである。
むろん周辺住民の多くは緑地の維持を訴え続けているし、これらの公共施設にはそれぞれの駐車場は設けられている。しかも巨額な予算が投じられた地下駐車場も備えられているが、これらの公共施設群が建造されたのは約三十年も昔のことであり、自家用車の数はだいぶ少なかった。だからそれ相応の駐車場しか設営しなかったのだが、市はその後も駐車場の“新規開拓”に努めている。
それでもクルマ利用者は増え続け、とうとう“禁断”の緑地公園へのクルマ進駐を認める方向を打ち出したわけである。
クルマ離れが進んでいるとは言われているが、それでも市街地内の駐車場の数は加速度的に増え続けている。
この“禁断の森”の開削によってもわずか十数台のスペースにしかならないようである。環境先進都市を標榜する市なのだが、エコバッグの推進などは呼びかけても「クルマをお控えください」とは言えないまことに“心やさしき”行政である。
でも、この緑地がだいぶ削がれようとしている。
というのは、これらの公共施設には数多い市民の出入りがあるために、この緑地公園の周囲は違反駐車のクルマで溢れるのが日常であり、それですら駐車スペースが足りなすぎるというマイカー族の度重なる“苦情”を受けて、ついに市当局では園内に駐車スペースを造成する運びとなったのである。
むろん周辺住民の多くは緑地の維持を訴え続けているし、これらの公共施設にはそれぞれの駐車場は設けられている。しかも巨額な予算が投じられた地下駐車場も備えられているが、これらの公共施設群が建造されたのは約三十年も昔のことであり、自家用車の数はだいぶ少なかった。だからそれ相応の駐車場しか設営しなかったのだが、市はその後も駐車場の“新規開拓”に努めている。
それでもクルマ利用者は増え続け、とうとう“禁断”の緑地公園へのクルマ進駐を認める方向を打ち出したわけである。
クルマ離れが進んでいるとは言われているが、それでも市街地内の駐車場の数は加速度的に増え続けている。
この“禁断の森”の開削によってもわずか十数台のスペースにしかならないようである。環境先進都市を標榜する市なのだが、エコバッグの推進などは呼びかけても「クルマをお控えください」とは言えないまことに“心やさしき”行政である。