島国ニッポンの山国から

地球温暖化、クルマ社会の諸問題、時評、街作り提言などを島国の中の四方を山で囲まれた山形盆地からのつぶやき

裁判官の生命が第一

2012-09-27 04:10:16 | 時評
 我が山形の中心街にこのようなアート性ゼロの建物がある。
 もともとこの建物には「アート性」などほとんど感じられなかったが、数年前に「耐震補強」の工事が施されて、ご覧のようにますます武骨この上ない外観に変貌してしまったのである。
 この建物は山形地方裁判所であるが、山形盆地にも活断層があるということで、急遽国家予算で耐震補強工事が進められたのであろう。
 学校などの公共施設でも耐震工事が推進されているが、何年か後には街中がこのような武骨な建物だけで溢れかえることになるのであろうか。
 ああ、やはり「世も末」である。確かに再三巨大地震の恐れもあるのだが、それにしても・・・。
「国民の生活が第一」という新しい政党もあるが、「裁判官の生命も第一」なのかもしれない。

もはや地球温暖化「警報」レベル

2012-09-17 17:34:40 | 地球温暖化
 今日も最高気温は33度を超した。天空は入道雲の競演舞台。
 これで33~34度台は今日で連続4日間。
 山形市では九月に入って最高気温が30度を下回ったのはたったの1日のみ。
 この猛暑はむろん山形だけのことでなく、全日本的、全地球的なものなのだが、それでも気象の「専門家」たちは何に気兼ねしてか、これを地球温暖化の表れであるとなかなか声を大にしない。
 それは、うっかりそう発言すると「科学的根拠」に乏しいし言われることを怖れているからかもしれない。
 でも、科学者としての気象学者ではないまったくの素人凡人でも、この異常な猛暑の連続を感覚的ながら地球温暖化の表れではないかと感じているのである。
 だから、風水害のように「警報」を発令すべきなのだが、全世界どこでも猛暑に見舞われているのだから、どこにも「避難」のしようがない。
 避難先が無いならば、国際的協働により温暖化の元凶に対し鋭いメスを入れるしかない。
 その「元凶」は二酸化炭素などの温室効果ガスであるが、その排出源の主役はクルマの走行と、それを支える産業構造など「クルマ社会全体」であり、それは日本など先進国に限らず全世界的な規模で広がっているから、まずは月の1日でも「世界自動車休養デー」のようなものを世界一斉に実施し、そのような日を徐々にでも増やしていくべきであろう。
 むろん、クルマ関係以外でも航空機や船舶なども大量に二酸化炭素を排出するから、同様に「休養デー」を設定すべきであろう。
 えっ、家や事務所の証明もこまめに消灯したり、コンセントもできるだけ抜いておく必要はない?
 そのようなこまめな努力を本当に無駄にしないためにも、大口の二酸化炭素排出源である「移動性大型機械」の使用削減とそれを支える社会機構全体の沈静化が不可欠なのである。

わからないことだらけの放射能(3)

2012-09-08 23:58:57 | 原子力発電所
 私たち家族は昨年末にラジウム温泉として有名な某温泉(写真)に宿泊した。
 でも、その温泉は雪崩で温泉客が複数死亡した秋田県の玉川温泉ではない。
 その宿泊した温泉でも入浴することはむろん、温泉水を飲料として飲むことが勧められ、また土産品として「ラジウム卵」なるものまで売り出されている。
 そう、ラジウムも“立派な”放射性物質である。
 むろん、その放射線量はべらぼうに高いわけではなさそうである。
 しかし、どのような低線量の放射性物質でも危険ならば、入浴も飲むことも、卵を食べることも絶対に避けるべきということになる。
 ましてや、家族連れということで幼児をも入浴させることなどそれこそ大いにとんでもないということになり、福島市や郡山市などから山形市に多くの幼児連れの若い母親たちと同じように北海道にでも避難させなければならなくなるであろう
 でも、この温泉は小野小町の時代から「治癒」の温泉として有名であり、放射能被害のことなど聞いたことがない。
 それでもやはり放射能が蔓延しているからには直ちに温泉業務を停止させるだけでなく、温泉で働く人たちも住民もすべて遠くに避難させるべきことになるのだが、そのような措置はとられようともしていない。
 この温泉の浴場での放射線量はどの程度(●●マイクロシーベルト、もしくは◆ミリシーベルト)かはわからないが、今でも癌治癒で効能大として人気の玉川温泉の場合はかなり高線量らしい。

 さて、たとえ同じ高さの放射線量でもセシウムとラジウムでは健康に及ぼす影響はまったく異なるのだろうか。
 ラジウムは治癒力があっても、セシウムは健康に悪影響しかないということなのか。
 放射性物質や原発問題に詳しい人たちから是非ご教示いただきたい。