とんねるず主義+

クラシック喜劇研究家/バディ映画愛好家/ライターの いいをじゅんこのブログ 

石橋貴明50回目のバースデーパーティ

2011年10月28日 00時40分13秒 | とんねるずのテレビ


ここ数年、お誕生日企画は「QQQの休日」で祝うことの多かった「おかげでした」。
50歳という節目の年を迎えた今年は、たくさんの仲間たちがタカさんを囲むあったかいパーティになりました。いちおうサプライズということで・・・宴会場の扉を開けると大歓声がタカさんを迎える。びっくりした顔でそのまんま扉を閉める石橋貴明(笑)

壇上にしつらえられた花いっぱいのテーブルにひとりで座るタカさんは、なんだかすこし照れくさそう。隣りにノリさんがいないのもちょっとさびしげで・・・って、あの状態でノリさんとふたりで座ってたらまるで結婚式だからそれもヘンか(笑)

大事なパーティの司会をまかされたのは、伊藤アナと、そしてバナナマン設楽さん。ほお~。

客席に目を向けると・・・なつかしい面々が勢揃い。石田さんや港っちはもちろん、石井ちゃん、タクミ・マツムラ、小松、宇津井健ジュニア、白髪でもやっぱ長髪スーさん・・・他にも、わたしの知らない方、見逃した方、いっぱいいらしたと思います。

ああっ、カンちゃんとテルリンがおんなじテーブルにっ!うわお、ナルナルも、大原ちゃんまでいるじゃないかーっ!こりゃもう、みなおかオールスターズだあ~

・・・って、あのね、どこの世界に昔のスタッフ(=素人&おっさん)を見て大興奮するファンがいるというのでしょう? そう、世界ひろしといえど、そんなイカれた一般人はこの日本にしかいないのであります、しかもとんねるずファン限定(笑)

タカさんによる開会のごあいさつはいきなり「50歳の誕生日が引退発表になるとは」(笑)
客席からは「やめなさい!」の野次がとぶ(笑)

ここから、タカさんをお祝いする余興の数々がはじまりました。

まずは綾小路翔&マスラオクルーによる「BA・BA・BA BIRTHDAY」。
もりあがるね~。この曲はじめて聴いたけど、即「Birthday!Birthday Night!!」って一緒に叫んじゃったよ~

お次は、平井理央アナによる「ヘビーローテーション タカさんバースデーVer.」。
平井ちゃん、歌へたっ!歌いはじめたとたんに思わず椅子からずりおちる野猿メンバー!(ここ何度もリピしちゃう)でも、ダンサーのみなさんとちゃんと振り付けをあわせて歌い切った平井ちゃんはエライ!女子アナ嫌いで有名(?)なわたくしも、アヤパンと平井ちゃんだけは高く評価しておるのだ(何様だ)。

続いてカトパンによる「タッチ」の替え歌で「タッカ」(笑)
マニアのみなさんにはたまらない映像となったことでしょう。

ここでなぜか中継が。
「石橋貴明50歳誕生日記念 全厄オープン」が、真夜中近い大雨のドイツ村で大々的に開催されたのであった!レポーターは木梨憲武!タカさんにかわって厄落としをしてくれる栄えあるゲストは、負け犬サダこと(うわーなつかしいフレーズ)定岡正二&スター錦野!

ノリ「中継は生ダラ方面でやらさせていただきまーす」(笑)

サダさんがあっさり穴に落ちてくれて、なぜか心がほっこりする。
(それにしても何故「厄落とし」なんだろ?)

次に登場したのはバナナマン日村さん。ひとりものまねメドレーを披露したのですが・・・
このくだりで、わたくし、妙に感動してしまいました。
だって、これってノリさんがやってたネタの完全再現じゃん!
曲はまさに「2億4千万の瞳」。郷ひろみからスタートして五木ひろしに和田アキ子まで・・・日村さんなりのアレンジはもちろん加わってたけれど(ジュリーとか)、これは完全にノリさんオマージュというか、ノリさんの芸を受け継いだというか、「暖簾わけ」とでもいうか。

考えてみれば、ノリさんの芸にオマージュをささげるって、やれそうで実はなかなかやれないラインじゃないでしょうか?ノリさんがあまりにも芸達者だからというのもあるし、ノリさんって身近なようでいてどこか“高嶺の花”的雰囲気もあるし。だからこそ、ノリさんのネタをそのまま日村さんが再現したということが、ヘンな言葉だけど「一子相伝」とでもいうか。今回の日村さんのネタが確実にノリさん公認だと思うと、なんだか感動してしまいました。
タカさんも「笑ってなるものかと思ったけど笑ってしまった」(笑)

次なる登場は、おそらく超貴重映像となったであろう、有吉弘行主演ミュージカル『シンドバッドの大冒険~タカさんバースデーバージョン~』!!ホンイキのミュージカル声で(ちょっと怒りながら)演じきる有吉氏に笑った!このミュージカルの制作者は、こんなかたちで作品がよみがえったのを見てさぞかし喜んで・・・るかな?どうかな?(笑)

続いて披露された矢作さんの「ファイト・フォー・ユア・ライト」、ゴルゴ松本&ずんの「石橋祭り」(笑)は残念ながらカット。矢作さんのビースティ・ボーイズ聴きたかったなあ~

最後は恒例TIMレッド吉田からの「タカさんへの感謝の手紙」。

レッド「タカさん、お誕生日、おめで・・・」
ノリ「伊藤さ~ん、こちらドイツ村で~す♪」

(笑)。

ドイツ村に登場した錦野さんは、プレスリー仕様のバリバリ特別衣装。
ノリさんにもらった熱々のお茶とともに、見事厄落としを果たしてくれました。
さらにそこからお祝いの歌へ。スターがなかなか穴から出られないもんだから、しかたなくノリさんが「あいしてる~♪」と歌ってくれた!!これ、むちゃくちゃキュンキュンしちゃったんですけど!

しっかし・・・落とし穴ってなんでこんなにおもしろいんだろう(笑)

お祝いメッセージVTRも豪華でしたね。
男気バカこと伊藤英明!爆笑問題!武豊!小泉今日子!ビートたけし!
たけしさんからは「子ども時代から収集した貴重な野球のサインボールを後継者に譲りたい」と・・・えっ?えっ?なにこれ??
会場にいる全員が、視聴者が、そして当のタカさんまでもが「マジか!?」と固唾をのんだのだが・・・やはりウソであった(笑)

タカ「さすがたけしさんです。ガッカリです!」

おもしろいね~。東京の芸人さんって、こういうところが好き。

そして時刻は午前零時に。会場に集ったスタッフ、芸人、いまはエラくなった人も多忙な人も、みんな昔に戻って集まった仲間たちが、「みんなのタカ」のために杯をあげたのでした。
この場面で、BGMにはとんねるずの「はっぴい ばあすでい」が流れていました(アルバム『無痛音楽教育3才からのとんねるず』収録)。

乾杯の後、伊藤アナに感想を聞かれ、タカさんは開口一番・・・

「この場に木梨憲武がいないのが残念でなりません」

あ~~~~~~~!!!!!もう・・・泣かすぜ・・・

最後のサプライズゲストは、ELTのおふたり。いっくんは、以前「○○を買う。」の原型になった企画で日村さんと一緒にむりやり買わされた超高級タキシードを「この時しかない」と着てきてくれました。タカさんが大好きだという「Time Goes By」をライブでプレゼント。

・・・なんかね。涙がこぼれてしまいました。
曲がすばらしかったのもあるし、タカさんらしい好みだなあと思うと、胸がしめつけられるようだった。

タカさんが「ぴったんこカン・カン」に出演したときもそうだったんだけど、タカさんをずっと見ていると、なぜだか泣きたくなってしまうんです。タカさんの人柄なのか。コメディアンとしての彼の資質がそうさせるのか。そうだとすれば、それはとても稀有な才能だと思う。だけど単純に、あまりにもタカさんがあったかいから、あまりにもこの人が好きだから、泣けてきてしまう・・・

番組ももうあと5分たらずで終わっちまうよ、というところで、ついに「彼」が。
ドイツ村からかけつけた3人、だけど、「いま、オレとタカアキの最後んとこだから」とサダ&スターを制止。そして、

「来たよ、タカ!」

と!

やっぱり思い出しちゃったなあ~今年春のノリさんのお誕生日会を。みなさんも、きっと思い出されたことでしょう。

あの時のタカさんとおなじようにドンペリのボトルを高々と掲げるノリさんに、タカさんもグラスをあげてこたえる。満面の笑みで。

ノリ「ラストは、え~いつものお約束になります」

と、歌へのフリを始めるノリさんに、思わず笑ってしまうタカさん。
(この時ふたりがおてふきでゴシゴシ手をふいてるのはなぜだろう。何かカットされたんだね。このくだりはノーカットで見たかったなあ)

さあ~今夜も歌ってくれる!

ノリ「オレたちの、青春の曲でもある・・・」
タカ「一気?」(笑)

50才の「一気」、聴いてみたいねえ!「一番偉い人へ」とか、かっこいい曲もいいんだけど、たまには「嵐のマッチョマン」とか「大きなお世話サマー」とかも歌ってほしい・・・ってぜいたくですかね。歌ってくれるだけで、満足満足。

というわけで、今夜のチョイスは「どうにかなるさ」。
ドラマ「火の用心」の主題歌。作詞・伊達歩、作曲・後藤次利。

多少意外な気もしたんだけど、聴いてると、これを選んだノリさんの思いが、ちょっとだけわかる気がしました。「ふたり」の歌なんですものね、これは。「ひとりきりじゃ せつなすぎるぜ」だもの。「いつもふたり 似た者同士」だもの。

それに、この曲にこめられた本当の思いは、タカさんとノリさんだけのもの。
だから、われわれにはわからなくってもかまわない。


このバースデーパーティは、タカさんのためだけじゃなかった。
みなおかをささえてきたすべての人々、そしてすべてのワンフーのためのお祝いであり、タカさんからの逆プレゼントでした。
だからいまは、「おめでとう」じゃなく「ありがとう」と言いたいのです。
生まれてきてくれて、ありがとう。
とんねるずでいてくれて、ありがとう。
ワンフーを幸せにしてくれて、ほんとうにありがとう。
わたしは、とんねるずワンフーであることを、心から誇りに思います!





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6 コメント

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貴は消えるとよく言われてたけれど・・。 (みあ)
2011-10-28 11:31:58
ずっと以前とんねるずのファン(あ。ワンフーか)でした。一気や雨の西麻布、(好きなのは迷惑でしょうが・・)ドラマ「おぼっちゃまにはわかるまい」・・とにかく大好きでした。そして最初の結婚の時、貴様が「○○もみんなの仲間に入れてあげて下さい」と言った時には泣きました。コンサートも何度も行きました。
久しぶりに、みなさんのおかげを観て、本当に嬉しかった。本当にくだらなくて楽しかった。嫌いになったわけじゃなくて、私が大人になったので、自然と現実の生活に忙しかったけれど、やっぱり好きなのだと思いました。
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祝・生誕 (FUJIWARA)
2011-10-28 13:55:59
今回も良かったですね~

まず最初は私もテーブル席に目が行きました(笑)
もう名前も出てこない人多数発見。
野猿チームも数名いましたね。
CAは居なかったみたい。

翔ちゃんが居ると盛り上がりますよね~
さすが本職?w

平井理央アナは元アイドルなんですよね。
そういえばマーサが居なかったような。

生ダラチームも相変わらずのクオリティ。
落とし穴・・・色々な意見がありますよね。

たけしさん、志村さん、最近では爆笑の太田さん辺りも
常にこういう問題と戦って今まで活躍してきたかと思います。
マッコイ斉藤さんの「テレビはなぜ死んだのか?」(日刊サイゾー)インタビューを
思い出しますが、やはりTVでの(お茶の間)お笑いをとんねるずには続けて欲しいです。

日村さんのモノマネ。
確かに本来ノリさんがやってもおかしくないですね!
あと、やっぱりコロッケさんや清水アキラさん系のとんねるずと絡みがあった
人達からの影響も感じました。
元赤坂、万歳!

たけしさんもやってくれましたね。なんかモザイク掛かっている感じが
最初からして怪しいなと睨んでましたがw

「どうにかなるさ」
作詞の伊達歩さんは
タカさんが憧れる「中」こと伊集院 静さんですよね。
最近この曲ぜんぜん聞いていなかったですが、
歌詞を読むとなるほどって感じでピッタリの選曲でした。

石橋貴明のヒール像って考えた事あるのですが、
タカさんが見ていたと思われるお笑い芸人、番組では中々浮かばないんですよね。
どうしてこうなったのか?
私はお笑い芸人というより、昔の良き時代の悪役レスラーの像が浮かんでくるのです。
パンツの中に栓抜きを隠していて、悪役っぷりが愛嬌に見える感じのw。
(もちろん野球部の先輩っていう感じもあります。)
あとミュージシャン系では泉谷しげるさん。

帝京の部室芸は最初から確立されて世に出てきましたが、
タカさんのキャラがどこで確立されたかが興味あります。(私だけかなw)
自分たちの看板番組を持つ頃はもう「タカさん」でした。
断片的に見れる動画「アップルシティ500」などちょっとしたレギュラー、ゲストだと
タカさん&ノリさんは当時の「アイドル」の口調になったりするんですよね(笑)
トシちゃんなどのジャニーズ系にw

では~
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お久しぶりです (chirira)
2011-10-28 14:06:25
お久しぶりです。
昨日の貴さんBD、よかったですね。
見る前は色々悶々としてたんですが、終わってみたら心ホッコリ、とても幸せな気分に
なってました。
そりゃ貴さんと憲さんが実質ラスト5分ほどしか一緒に並んでくれなかったことは、
少しばかり残念な気持ちではありますが…
でも逆に、あの流れだったからこそ2人の深い絆がより一層強く感じられたのかなぁと
も思ったりもして…w

50歳になった貴さんのオーラは本当に温かい色をはなってますよね。
とてもステキだなぁ・・・と。
そしてそんな貴さんのことが大好きで仕方ない憲さんの愛が感じられて、萌ワンフーの
私としてはとても幸せな1時間でしたww

憲さん50歳BDはどうなるんでしょうね~。
でもやっぱり今春のあのサプライズ以上のこと(憲さんの涙とか…)は起こりえないだろ
うなぁと思ってしまう…(苦笑
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みあさん (ファイアー)
2011-10-29 00:25:59
コメントありがとうございます!
わたしも、つい6年ほど前に、みあさんとおんなじようにとんねるず愛にググッと引き戻されたクチです。
「本当にくだらなくて楽しかった」というご感想、最高のほめ言葉だと思います!

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FUJIWARAさん (ファイアー)
2011-10-29 00:37:21
客席のメンツに関しては、chiriraさんのブログ記事でリストアップされてますよ。
ボブちゃんがいたの気づかなかったなあ。時宗大も!

落とし穴の件は、本当に心痛む事故がありましたね。
ひょっとしたら、もう全落はやらないかもな、と思ってました。
難しいところですが、わたしはこれで良かったと思ってます。

>石橋貴明のヒール像

これね~!
実はわたしも、よく考えるんですよ~なんなんだろ?って。
悪役レスラーかあ。確かにそれがいちばん近いかもしれない!
おっしゃるように、日本のお笑いの歴史の中ではあまり見ないタイプなんですよね。

タカさんが自らすすんでヒールになったのか、それとも自然にそうなっちゃったのか。
タカさんもほんとは仮面ライダー役をやりたかったんじゃないかなーとも思うんですよ。だけどなぜか怪人であり、デビルタカマンであるという・・・なぜかダークヒーローなんですよねえ。

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chiriraさん (ファイアー)
2011-10-29 00:43:58
ごぶさたしております!
chiriraさんの記事拝見してます。
ワンフーのツボは、やっぱ近いもんがありますね。
どうにかなるさの「泣いてもいいぜ~」のところで、ノリさんがタカさんの方に手をさしのべてるのとか。
引きの画だったから、気づきにくいところですけど、ぐっときますよね~
あと、「一気」の話をしてた時、タカさんが「こないだ憲武が・・・」って何か言いかけてたの気づきました!?
あれは、何を言おうとしてたんでしょうね?
すっごい気になる!

ノリさんの50才BD、考えちゃいますね。
49才がすごすぎましたからねえ・・・
どこか海外で豪遊とか?海外ロケは個人的に好きですし。
ふたりが心おきなく仲良くしてくれるから♪
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