短めのネタをひとつ・・・
人形劇SFドラマ『サンダーバード』の生みの親であるジェリー・アンダーソン氏が、12月26日に83才で亡くなりました。
追悼のためフェイスブックでもサンダーバード関連の投稿がつぎつぎとアップされましたが、そのなかで目をひいたのが、これ。とんねるずファンのみなさんにぜひ見ていただきたい!
Not Only ... But Also - Superthunderstingcar
とんねるずのパロディコントとくりそつじゃないですかっ!!!!!
この映像は、1966年にイギリスで放送されたもの。Not Only...But Alsoという英語の構文みたいなタイトルの、BBCの人気コント番組でした。モンティパイソンも影響をうけたという、ピーター・クックとダドリー・ムーアのコンビが中心になって制作していた番組です。
日本の状況とおなじく、この当時のBBCのフィルムはいまほとんど残っていません。フィルムが高価だったし、コント番組に価値があるなんて局側は夢にも思わなかったので、どんどん廃棄したりリユースしたりしていたそうです。
そういう状況を見ていたので、モンティパイソンのメンバーたちは自分の番組の著作権をとってフィルムをすべて買い上げた。そのおかげで、われわれはいまDVD等で彼らのコントを楽しめるわけです。
それはともかく、サンダーバードコントのこのくりそつぶりにはびっくりしました。「おかげです」スタッフが、まさか英国の古いマイナー番組を見ていたとは思えないので、やはりこれは偶然の一致なのでしょう。
マシンがちゃちいミニチュアだったり、撮ってる人の手がにゅっと出てきたりと、メタ的な手法も似ています。人間が人形のように動くというギャグも同じだし、声をアフレコするというやりかたまで共通している!
もちろん、「サンダーバード」パロディをどうやるかと考えたときに、選択肢は必然的にこういう方向になるんでしょうが・・・
これを見て、とんねるずのオリジナリティのなさだといちゃもんつける人もいるかもしれませんが、わたしはそうは思わない。むしろ、とんねるずがネタを練りに練った結果、おおげさに言えばほとんど集合的無意識のレベルにまで達していたんだと考えます。
あのモンティパイソンに影響をあたえたコメディアンたちとおなじようなコントをとんねるずが自力で作り出した、というのは、むしろとてつもなく名誉なことです!世界のどこにだしても恥ずかしくないネタだ、っていうことですからね。
「日の下に新しいものはない。すべてはくりかえしにすぎない」・・・
とんねるずバージョン「サンバーダード」
Thunberdirds (parody of Thunderbirds in japan)
(問題があればすぐ削除します)
「日本に住んでいたころとんねるずが好きだった」と言う外国人ワンフーは多い。
しかも英語が解らなくてもなんとなくニュアンスが解るのはお約束があるからでしょうか?(笑)
>「日本に住んでいたころとんねるずが好きだった」と言う外国人ワンフーは多い。
そうだったんですか~
バッドマンなどのコントのDOOM!とかもありますしね。
でも深い部分は今までファイアーさんが取り上げていた記事内に時たま書かれていたことが理由だろうと思います。
最初のサンダーバードコントは回転する椅子のみだったと記憶してます。
それでも面白かった覚えが。
それがみなさんでキャストを含め大掛かりになって更に面白くなりました。
やはり原点は子供の頃に形態模写、サンダーバードごっことかをやっていたという所から始まったんじゃないかなと勝手に思っております(笑)
そうなんですよね。
サンダーバードみたいな有名な作品だと、もう世界の共通言語ですよね。
>最初のサンダーバードコントは回転する椅子のみだった
そうでしたか!それは忘れてるな~
それはそれでおもしろそうですね(笑)
リンクしたコントは、すでにかなり大がかりですもんね。
英国版とくらべても、とんねるずの方がオリジナル再現度は高いし。
>外国人ワンフー
とんねるず版のリンクも、おそらく海外のファンがアップしてるものですよね。
フェイスブックでもたまにとんねるず関連の投稿をすると
「なーつかしーですね」って言ってくる外国人はいますよ。
昔のとんねるずのコントを見たいけど、ソフトはあるのか?って聞かれたり。
とんねるずがフィジカルだから言葉がわからなくても笑えるっていう証だと思うんです。