cottage craft industry EXTREME-畠山研究所

〆具のEXTREME-畠山研究所
製作物や日々の出来事などです。

ステラのギア交換

2007年12月02日 | 釣り
ギアを交換してみました。
これは結構上級者向けですので、あまりお勧めできません。
メーカーに出すのがBESTでしょう。



グリスアップのようにこの辺までばらします。

マスターギアは傷みがなかったので、交換しない予定。
段付きのあるピニオンだけ注文しました。

ピニオンギアを交換するにはほぼ全バラのする必要があります。
ワンウェイクラッチを外し、オシュレーションのシステムも外します。





ワンウェイクラッチとオシュレーションの部品はシンプルながらしっかりした作り
だ。

小さいリールはワンウェイクラッチがメインシャフトのベアリングを兼ねているのがほとんどだけど、ステラなどの場合はメインシャフトを支持するベアリングとワンウェイクラッチは独立していて、頑丈に出来ている。



ギアを交換するにはワンウェイクラッチをばらさなくてはいけない。
この辺はそれなりにデリケートに扱わないといけない。
それでも作りはシンプルなので、構造さえしっかり理解していれば問題はない。



役目を終えたピニオンギアを新品に入れ替える。
前回、石垣に行く前にばらした時はマスターギアの異常は確認出来なかったのだけど、今回見たら所々アルマイトが剥がれていた!
オーマイガーッ。
買っておけばよかったよ。
サメを釣った時にダメージを受けたのかな?

致命的ではなかったのでそのまま組み付ける。

この際ギアのバックラッシュを調節しなくてはいけないのだけれど、売っている調節用のワッシャーは厚みが一種類しかないので、なかなか合わせにくい。

もともと入っていたものが基本になるが、借り組みして、ガタが多ければシム(ワッシャー)を足す。ガタが少なくて、ハンドルが重い場合はシムを抜く事になる。

BESTはガタがなくてハンドルが軽い状態。
もともと入っていたシムと購入したシムは厚さが違っていたので、その中の組み合わせで、最良の状態を探る。

何度か組ばらしを繰り返して、ほぼガタなしの状態になった。ラッキー。

メーカーでは厚さの違うシムを持っていると思うので、この辺の調整もやり易いのだと思う。
満足いくまで繰り返すかどうかは、担当者次第だけどね。

あとはグリスを塗って組み付ける。

ワンウェイクラッチは合わせる位置が決まっているので、間違わないようにしないといけない。
ここで結構手間取って、何度もやり直した。
もしやる人はくれぐれも慎重に。

オシュレーションのシャフトも小さいベアリングが入っているので、丁寧に扱はなくてはいけない。

それと、ばらすついでがある人はフリクションリングを交換する事を薦める。
ヘタってきている事が多いので、交換してしまおう。値段も安い。
コレも買い忘れたので次回交換だ。

材質も変更になっているようなので、長く使っている人はぜひ。

ちなみにフリクションリングの役割は、ベールを返した時にスプールが回りにくい様にするもの。
キャスティングの時の快適性をアップさせる物ですね。


今日タックルベリーに行ったら、ソルティガの6500EXPの新同が5万円台だった。
おーっ。
ぐるぐる回してみた。
軽いーッ。
ほとんどフリクションを感じない。
さすが最新。

でもステラを使い慣れていると、結構な違和感を感じる。
ハンドルを回した時に慣性力を感じないのだ。

ハンドルを回す360度すべてが均一なフィーリングで、ローターに勢いがつかない。
この辺は好みが別れるところだ。

良いとか悪いとかではなく、味付けの問題。

ステラはローターの内側にウエイトが貼り付けてあって、あえて、ローターに勢いが付く様な味付けにしている。
コレがジギングをするときのリズムを取りやすくしているという意見を何人かの人から聞いた事がある。
同感だ。

実際連続した素早いしゃくりを要求されるディープジギングでは結構有効だと思うのだ。

あくまで好みの問題ですけどね。

コメント (4)
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