塀の前にハンドタオルが落ちていた。他のゴミと一緒に拾い、タオルは洗濯機に投入。
これに類したことはこれまでにも何度か目にしたし、拾いたくなったことも度々あった。
最初に拾ったのは、日光の山でのこと。山道脇の笹の葉の上にハンカチがのっていた。
何ということはない無地の、肌色に近い色のハンカチーフだったが、拾って帰った。
これはかなり長い間使った。たぶん10年以上、今でもどこかにあるかもしれない。
その後も、ハンカチやタオルが落ちていると(きれいなものに限る)拾いたくなるが、
持って帰ったことはなかった。
常識的な判断で、「汚なそうだし、ゴミだから捨てておこう」という受け止め方だった。
今回、家族が、外に落ちていたことを知っていて、「ゴミだから捨てる」と言う。
「いや、洗って使う」と言って、そのまま洗濯機で洗った。
細かく言えば、傘も拾って使ったことがある。
無駄使いを避けようというほどではないが、捨てるのは惜しいという意識だった。
ちょっと、どうでもいい話だったが、これからしばらく使うハンカチなので、紹介をした。
こんなことを書くと、周囲の目がハンカチに注がれそうでまずかったなと、思った。