悠歩の管理人室

歩くことは、道具を使わずにできるので好きだ。ゆったりと、迷いながら、心ときめかせ、私の前に広がる道を歩いていきたい

初心に返る

2015-06-14 22:34:22 | 雑記

昨日、「少数者は、多数者の意見に圧倒され、意見を聞かれることなく、
物事が進んでいくことが多い」と書いたが、ちょっと違う。

圧倒されるのではなく、何気なく聞こえてくるちょっとしたやり取りなどを含めた情報量が、
圧倒的に少ないため、判断材料が少ない中で、結論を迫られることになりがちだ。
意見を聞かれずに決められてしまい、結論として押しつけられることにもなる。
聞こえる人の馴れ合いとしての振る舞いは、世間の常識として迫ってくる。
それに異を唱えることは、その場の空気を乱すことであり、しらけの原因だと言われる。
どうしても、押しつけられてからの反論となるので、主張を通すと違和感を醸し出す。
我慢する人も多い。そんなことは気にも留められず、聞こえる人の常識が幅を利かせる。
手話を多少使う立場の私としては、うまく立ち回らなければならないが、なかなか難しい。

ろう者と聞こえる人はほぼ半数なのだから、宴会やバスの席は相席、
ホテルも相部屋という条件を提案しようかなと思うようになった。
たまには、聞こえる人だけの会話も許すという極論も、面白いかもしれない。

元々は、ろう者の会員と私の話からでた計画なのだから、初心に返るだけである。