The Phantom of the Opera / Gaston Leroux

ガストン・ルルー原作「オペラ座の怪人」

やっと来た!!

2008年02月09日 | ルルー原作「オペラ座の怪人」
やっと原作が来ました。

もっと高いのにすればよかった・・・という後悔もあるのですが、まずは嬉しいです。

うーん、大きいです。今まで原作は文庫本と言うイメージでした。フランス語版はペーパーバックでしたし。

ちゃんとAndre Castaigneさんのイラストもついています。これはネット上で見られる例の五枚のイラストです。

それにアメリカから取り寄せたのでアメリカの本かと思ったら、イギリスの物?MICHEL OMARA BOOKS と言う出版社のようです。



以前、このブログで書いた「スクリブナー」誌の記事はやはり英語版の原作の後書きのものでした。
しっかりついていました。


いつ頃からあの後書きが原作の最後についていたのかは謎ですが、この本が1911年に英語訳されたものと同じ内容なら、ルルーは生きてこの後書きも見たという事になるのかな?


アメリカの雑誌1879年「スクリブナー」の記事自体はコーネル大学に資料があって日本からもアクセス出来るのですが、ちょっと同じ内容のものは私の努力では見つからなかったのです。


それとも「スクリブナー」という同じ名前の雑誌がイギリスにあったのか・・・・。



でも興味深いのはアメリカのスクリブナー誌にはオペラ座についての記事もありませんが、万博とエジソンについての記事が結構あって、シャニュイ事件は「メンロ・パークでの白熱灯実験直前の設定」なのでは?という裏づけにもなるような感じです。

「メンロ・パークでの白熱灯実験」というのは照明の転換、時代の変化の象徴的な意味もあったかもしれません。
それにエリックの使っているのはアーク灯なので白熱灯が存在するとインパクトが薄れるので、やはりそれ以前かと個人的には思っています。




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