The Phantom of the Opera / Gaston Leroux

ガストン・ルルー原作「オペラ座の怪人」

13日の金曜日

2012年04月26日 | ルルー原作「オペラ座の怪人」

昨日のレンヌ・ル・シャトー関連「ジュール・ヴェルヌの暗号」はとりあえず斜め読みしました。

あの時代、ジュール・ヴェルヌ、モーリス・ルブラン(アルセーヌ・ルパンの作者)、ガストン・ルルーの他、ジャン・コクトーやジョルジュ・サンドなども秘密結社に入ってたか関心が高かったっぽいですね。

ガストン・ルルーの作品の中でもっとも秘密結社が色濃い作品は日本語訳がないのが残念です。それは「神秘の王」というのですが、その作品中に「RC」というイニシャルを扉に書き付けるという場面が出てくるのですが、そのイニシャルは秘密結社「薔薇十字」RoseCrossを暗示してるのだとか。

そういえば、「R・C」を書き付けると言えば、原作の最後にラウルが壁に書いてたな~、などと思い出しました。「Raoul de Chagny」なのでイニシャルは「R・C」。

 

ラウルのご先祖様として紹介されている「ルイ10世」のお父さんは「フィリップ4世」で、テンプル騎士団を凄まじく迫害した人物。wikiによれば・・・

1307年10月13日、フィリップ4世はフランス全土においてテンプル騎士団の会員を何の前触れもなく一斉に逮捕。異端的行為など100以上の不当な罪名をかぶせたうえ、罪を「自白」するまで拷問を行った。
異端審問において立ち会った審問官はすべてフランス王の息のかかった高位聖職者たちで、特権を持ったテンプル騎士団に敵意を持つ人ばかりであった。騎士団は異端の汚名を着せられ、資産は聖ヨハネ騎士団へ移すこと、以後の活動を全面的に禁止することが決定された。

ちなみにこの1307/10/13は金曜日で、「13日の金曜日」の元となった事件だそうです。

とあって、秘密結社というより迫害者。う~む。/(-_-)\

 

ご先祖様のフィリップ・オルレアン公爵もフリーメーソンだそうです。

 

何というか、どうでもいいことなんですが、やはりミステリー作家ですから、何か謎があるんじゃないかとか思ってしまいます。クリスティーヌもエリックもキリスト教関係の名前ですしね。

 

 


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