The Phantom of the Opera / Gaston Leroux

ガストン・ルルー原作「オペラ座の怪人」

友達

2012年04月27日 | ルルー原作「オペラ座の怪人」

http://rauru561868opera.web.fc2.com/001gennsaku-mokuji/gensaku-frame-zentai.html

フィリップ・ド・シャニュイ(ラウル・ド・シャニュイの兄)とルルーがノルマンディ地方のウーという学校で過ごした事がある、と以前サイトに載せた事があります。

「Eleve-pensionnaire au college d'Eu (Seine-Maritime), il a pour camarade de jeux Philippe d'Orleans, fils du pretendant au trone de France.」
(ルルーはウー大学・中等部の寄宿生だった時に、フランス王請求者の息子のフィリップ・オルレアンと友達だった)

と書かれている時々もあり、「もしかしたら…」と言う事もあるかもしれません。

 

とも書いたのですが、先日のジュール・ヴェルヌ本によれば、二人は友達だったと明記されています。しかもフィリップ・ド・シャニュイのモデルかもと(個人的に)考えているこのフィリップ・ド・オルレアンの屋敷の修理をルルーの父親が請負ったと書かれています。

しかもこの修理に、19世紀フランスの建築家で、中世教会堂の修復で知られるウジェーヌ・エマニュエル・ヴィオレ・ル・デュク(1814~1879年)が建築家として携わっています。

この建築家は古建築の修復に関わりラ・マドレーヌ寺院の修復を手始めに、パリのサント・シャペル、ノートルダム、アミアン、ルーアンの大聖堂など多くのロマネスクやゴシックの教会堂、城館の修復、復興に携わった人物です。

1840年のヴェズレーのサント=マドレーヌ大聖堂 (Basilique Sainte-Madelaine) の復元にも関わっています。この教会は聖マドレーヌ信仰で有名な教会だったりします。マグダラのマリアの遺骨(←寺伝)もあったりします。

 

 

 ウジェーヌ・エマニュエル・ヴィオレ・ル・デュク(1814~1879年)

 


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