<音>は、僕に確信させる。
<美>はそこにあり、力強く実在する・・と。
僕は暴虐の中にあっても、その美しさに圧倒され、その無限さの中に漂い、遊ぶのだ。
<音>には全てを忘れさせる・・・そして僕の全てを表現する力がある・・・。
どんな困難な中でも・・・<音>は僕の友達、僕のすべて・・。
どんな道徳や説教にもまして、確かに僕の魂を抱きしめ、高らかにひきあげる!
映画のあの場面はおもちゃのシンバルしか持ち得なかったエリックにとって、そんな粗末ともいえる<音>が慰めだったと感じられて、見ていて苦しいです。当時心の拠り所は汚いぬいぐるみとそのシンバル。
嘲笑は絞首刑のようなもの。
慌てて顔を隠す姿には居た堪れない気持ちになります。
ああ、わからない、わからない。どうして皆の前で仮面をはずすのか。
側にいたお猿さんとエリックの間には何か交流があったのかもしれませんね(^^)