This is me.

- 無用の用 -

積み重ね

2009-03-06 01:18:46 | Weblog
私は、かなり言葉を選んで話す方だと思っている。
時には思いつきが口をついて出てくる時もあるが、ほとんどは選ぶ。
それでも、誰かを嫌な気分にさせたり、傷つけていることもあるだろう。

これは小さい頃からずっと母から「話す前に考えてから喋れ」と、それは何度も何度も言われて育ったからだ。

私は、今の何倍もお喋りさんだった。
親戚が集まると、皆口を揃えて言う。
よーしゃべる子やった、と。
喋り疲れたのか、もう何十年分も喋ったため、今ではあまり話さなくなったんじゃないか、と笑い話になる。


この母から言われた言葉にはすごく感謝している。
その裏にある話は決して楽しいものではないが、この事に関しては感謝している。





先日、友達夫婦がケンカした。
ケンカは同棲していた頃から頻繁にあって、最初に聞いた時は、またか、という感じだったが、内容がこれまでと違った。

旦那さんが、家で暴れたらしい。
発端は彼女のたった一言なのだが、余程腹が立ったのだろう。
椅子を蹴り倒し、食器棚のガラスを殴って割り、ふすまを蹴って倒れたふすまの角が壁にあたり、壁がめり込んだ、とか。

話を訊くと、確かに彼女の発言は悪い。
しかし、男の人ってそこまでキレるものなんだろうか。




私の家も昔は荒れてた。
卓袱台は2,3回ひっくり返ったはずだし、父の投げた一升瓶が空を切り、壁にぶち当たって穴が開いている。何かをぶつけてテレビも壊れた。母もお皿を壁にぶつけて割ってた。父から蹴られたこともある。すごい力で、あの時は折れたかと思った。腫れ上がって痣が出来ていた。枕もぶつけられてた。

そんな環境だったから、一緒に住んだ男の人が暴れたら、私はどうするだろう?と考えた。
きっかけにもよるだろうけど、きっと相手の男性が怖くなり、逃げ出してしまうだろう。
恐怖。
それしかなくなるような気がするのが、怖い。

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