This is me.

- 無用の用 -

せんきょ

2009-08-30 16:33:13 | Weblog
選挙権を得てから2回目の選挙に行ってきた。
年齢と回数合ってるな。うん。
若干挙動不審だったのは内緒さ。

いや、しかし、今回は何かすごい感じになっているみたいで。



選挙と言えばこのマスコット~って思って、なんとなくググってみたら、この子はここだけのマスコットなのね!
ふ~ん、知らなかったわぁ。

選挙


グーグル画像で検索して見たかぎり、センカンちゃんとチャチャが一番かわいい。

逃げる

2009-08-30 13:44:09 | moblog
あの家族が上に住んでいる限り私はだめだ。どうしても離して考えられない。きっと大きくなっても一緒だろう。考えてみたら中学高校とかが一番やっかいじゃないのだろうか。声が降ってくる。叫びが音が。朝から晩まで。逃げ出さないと私が。私しか私を守るものはいない。

現在

2009-08-30 13:00:01 | moblog
あの頃の記憶があまりないからと言って今更どうにもなるわけじゃない。どのように誰に連絡して仕事を辞めたのか。引っ越しの業者探しは何を用いてあんなに色々なところにかけよかったのか。お金はどうしたのか。退職金は何にどう使ったのか。
結果が手元にあるだけだ。
思い出せないからと言って不都合はないはずだ。忘れたいから忘れるべきだから忘れ、そういう時期だったから使ったと。だからこそ今があるのだと。

『空の中』有川浩

2009-08-28 23:01:40 | 本 2009
『空の中』有川浩


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
200X年、謎の航空機事故が相次ぎ、メーカーの担当者と生き残った自衛隊パイロットは調査のために高空へ飛んだ。高度2万、事故に共通するその空域で彼らが見つけた秘密とは?一方地上では、子供たちが海辺で不思議な生物を拾う。大人と子供が見つけた2つの秘密が出会うとき、日本に、人類に降りかかる前代未聞の奇妙な危機とは―すべての本読みが胸躍らせる、未曾有のスペクタクルエンタテインメント。



出だしから強烈だったなあ。
こういう惹き付けは久しぶりに感じたかも。


綺麗な話だった。
アニメにしたら売れそうとちょっと思った。
キャラクターもそれぞれがいい味を出していて、ちょっとクサイような所もあるんだけど、それがまた良かったり。

アニメでよくあるような、大人が忘れていた何かを思い出させる。でも、決して押し付けがましくなく、それでいて、しっとりと心に入ってくるような。



空を描いた作品はやはり綺麗になっちゃうのかな。



この一言はよかったな。
「その人らぁに駄々を捏ねてもどうにもならんぜよ」

夏風邪

2009-08-28 09:46:12 | Weblog
1,2週間前あたりから同じ職場内の人が風邪をひいていた。
おそらくそれがうつったのだろうと思う。風邪ひいた。
結局、今週は一度も仕事に行けなかった。
・・・2回は行けなかったのだけど、今日はちょっと微妙。行かなかった、と言った方が正しいかもしれない。

私は風邪をひくと長い。これまでの経験から言うと、一週間まるまる潰れてしまう。しかし、今回は熱もそんなに上がらなかったし、もちろん流感でもなかった。
1,2日前から薄々気付いていたのだけど、どうもやる気が起きない。
母もそれに気付いてか、今日の朝それらしき事を言ってきた。
なるべく見ないようにして、風邪だ風邪だと言い聞かせていたのだけど、やっぱりなあ・・・。
確かに最初は喉が痛くて、それから微熱が出て、それから鼻水が止まらないという完全に風邪の症状なのだけど、それに平行してちょっとウツぽい。
どうも仕事に行く気が起きないのだ。特に何があったってわけじゃない。人間関係もそれなりにスムーズだ。休みますの連絡を入れても、風邪をひいていた人が移したんじゃないかと気にしてくれたり、無理しないでね、と気づかってくれる。
それにブルーデーも重なった。
あーあーあー。
来週は3日連続勤務。初めてだ。
それまでもう諦めて委ねてゆっくりしようかのう。

『異人たちとの夏』山田太一

2009-08-25 15:54:44 | 本 2009
『異人たちとの夏』山田太一


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
妻子と別れ、孤独な日々を送るシナリオ・ライターは、幼い頃死別した父母とそっくりな夫婦に出逢った。こみあげてくる懐かしさ。心安らぐ不思議な団欒。しかし、年若い恋人は「もう決して彼らと逢わないで」と懇願した…。静かすぎる都会の一夏、異界の人々との交渉を、ファンタスティックに、鬼気迫る筆で描き出す、名手山田太一の新しい小説世界。第一回山本周五郎賞受賞作品。



メルマガか何かで、舞台「異人たちとの夏」というのを見かけた。
何気なく読んでみると原作がある、というのでちょっと調べたら、山本周五郎賞受賞作品で、しかも記念すべき第一回受賞作ということもあって、すかさずチェックを入れた。


不思議な話だったなあ。どう表現すればいいんだろう。
切なくなって、心が温かくなって、そして背筋が寒くなった。
推理小説以外でのどんでん返し的なのって初めて読んだかもなあ。



あと昔の作品を読むというのは、今では当たり前のものが当たり前でなくて、それだけで興味深かったりする。
昭和62年に小説新潮に連載されていたということは、今から22年ほど前か。
作品の中で、文章から察するにオートロックのマンションが出てくるのだけど、きっとその頃はオートロックなんてものがあまり普及してなかったんだろうな。言葉だけでは伝わらないものだったんだろうな。

 “入るのは、出るより面倒だった。玄関のドアの脇の壁面にある鍵穴に部屋の鍵を入れて回さなければならない。すると、ドアのロックが二十秒ほど切れるのである。その間に入るという仕掛けだった。”

説明はこれ以降もちょっと続いている。
文字にするとスマートになったけれども、案外昔より今の方が煩雑で複雑なのかも。

『真夜中の五分前(side‐A・side‐B)』本多孝好

2009-08-24 17:49:01 | 本 2009
真夜中の五分前―five minutes to tomorrow〈side‐A〉


真夜中の五分前―five minutes to tomorrow〈side‐B〉


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
少し遅れた時計を好んで使った恋人が、六年前に死んだ。いま、小さな広告代理店に勤める僕の時間は、あの日からずっと五分ズレたままだ。そんな僕の前に突然現れた、一卵性双生児のかすみ。彼女が秘密の恋を打ち明けたとき、現実は思いもよらぬ世界へ僕を押しやった。洒落た語りも魅力的な、side‐Aから始まる新感覚の恋愛小説。偶然の出会いが運命の環を廻し、愛の奇蹟を奏で出す。



面白かった。
とてもいい。


正直、最初はあまり主人公のことが好きじゃなかった。
でも、途中で変わった。

最初感じたのは、あ、ちょっと村上春樹の主人公に似てる、だった。
でも、どこか違うくて、当たり前なんだけど、でも、ちょっと体温の低いところあたりが似てるかなーと。



んーこの本についてあんま多くを言う必要ってあるんかな、なんて思っちゃう。
「あ、今読む本ないの?何か読みたいの?ふーん・・・・・・じゃあ、これ読んでみてよ」と言ってポンと渡したくなる。そんな本。



そう言えば、赤線のところはなんとなく言い回しが、表現が興味深い部分だった。
あーここに引いたのね。でも、ここには引かないんだ、ふーん。なんて見知らぬ人に語りかけながら読んだ。ちょっと面白かった。




私は、映画とか本とかで、人が死ぬとか動物が死ぬとか子どもが死ぬとかあまり好きじゃなくて、なぜか反発して泣いてたまるもんか、なんて思っちゃうのだけど、男が泣くものって本当に弱い。今回この主人公がするりと私の中に入ってきて、泣くという描写の前、その感情になる手前の手前でもうすでにその感情があまりにもそこにあって移入してしまってあやうく電車で号泣するところだった。

泣く客

2009-08-24 12:49:42 | moblog
美容院で泣きながら髪を切ってもらったことがある。あれは、中学生の時だった。
何も言わずに、問いかけずに切り続けた女の美容師さん。たぶん今の私ぐらいの年齢か、少し上ぐらいか。
あの時は、部活の顧問に叱られ、悔しくて、心機一転したくて髪を切りに行ったのだけど、そんな自分が情けなくて泣いてた。
でも、きっと失恋でもしたのだろう、と勘違いされただろうな。

今読んでる本にそんな描写があってふと思い出した。

遠くの夜空は真っ昼間

2009-08-24 00:09:38 | moblog
優しさは時折寂しさを一緒に運んでくる。

寂しい寂しいと何回言えば離脱できるのか。

特に話すことなどない。
いつから聞かれなければ話さなくなったのか。
自分の話をするのは緊張し、疲れ、時に眠れなくなる。

嗚呼お腹がすいた。
私は今日も元気だ。

古本ならではか

2009-08-23 00:54:59 | Weblog
これからまた新しい本を読もうと広げた。
何気にページをパラパラめくってびっくりした。
赤線が何本も引かれている。
まー100円だったけど。
しかも、赤線の上に星とか付いてる。
何に使ったのだろう。何がそんな重要なんだろ。
逆に読むのがちょっと楽しみになった。

自意識過剰的妄想

2009-08-23 00:51:53 | Weblog
時々考えるのだが、私はきっと仕事場では謎の人物なんだろうなーと。
三十路手前、いたって健康そう、それなのにバイト。
なんであの人は普通に働いてないんだろうなーと思われているんじゃないのか、と時々考える。

私の経歴はあまり公開されていない感じで、最近グループに入ってきたO君が「前は何やってたんですか?」と訊ねてきた。
あー前は喫茶店でアルバイト、と答えたら「その喫茶店でパソコンが使えるようになったんですか?」と訊いてきた。さすがに噴出して、いやいやいやその前に自動車部品の設計をしてて、と言ったらちょっと驚いたらしく「え?設計?そんな自分も言ってみたいっすよ」と言ってた。
おそらく、今の職場ってちょっと変わってるから、機会があればまことしやかにこの情報は流れていると思う。

前職設計。
今はアルバイト。
なんで?
面接の時に、お母さんの状態が悪くて会社を辞めたとか言ってたけど・・・。でも、確か今は看護婦さん?だったような。
ふーん。
・・・。
何か言えない理由があるのか、あまり働きたくないのかもね。

落ち着くところはこんなとこかなーなんて考える。



あーちゃうか。
おそらく、そんな興味ない、が正解ぽい。

緩い下降曲線

2009-08-22 23:23:42 | Weblog
病気になって今年の10月で5年になる。
はー5年か。早いな。

得たものもあるけれど、失ったものもあるな、とぼんやり考えていた。

得たものを言葉にするのは難しいけれど、失ったものというか失わざるを得なかったものはすぐに思いついた。
私はマメではなくなった。
以前は結構マメだったと思う。
基本、自分にも他人にも厳しいと思ってたし、周りからもそう言われていた。
~しなければならない、というのがかなりの数を占めてたと思う。
これを、マメ、と呼んでしまうのはちょっとどうかな、とも思うのだけど、だからこそしていたことって結構ある。




それと、これは最近彼と話をしていて気付いたことなのだけど、私は病気になってから就いた仕事場で一切友達を作っていない。

この間、前の喫茶店で一緒に働いていた子から電話があった。しかし私は、他の電話に出ていたので出られなかった。
普通ならば電話の後なり翌日なりに掛けなおせばいいのだけど、用事があったらまたかけてくるだろう、なんて考えて、結局面倒で、掛けなおさなかった。

彼にこの話をしていた途中で、自分でも無意識にしていたことに気づいた。

私は病気のことを知らない人、言えない人を避けている。

仕事場ではそれなりに色んな子と、必要に迫られての場合もあったが、電話番号やらメールアドレスを交換していた。
「今度カラオケ行きたいねー」「今度遊びに行きたいねー」などと言っていたけれど、どれも実際に実現しなかった。
まあ、子持ちの子だったり、妊婦になったり、私が仕事を辞めてしまったりで、という言い訳みたいなのもあるのだけど、決して自分から積極的に「いつにする?」と詰めたことはなかった。

きっと、私は自分が何故こんな勤務体系でしか働けないのか、ということをおおっぴらに言えないことに後ろめたさみたいなのを感じている。
決して言わなければならないことではないにしろ、言えないことを隠して、そうひたすら隠さなければならない、嘘を吐かなければという状態がしんどいのだ。
もし、彼女ら彼らと遊びにでも行って、なんの話になるかわからない。そこで、頭をちょっとひねって嘘を吐くのが面倒だ。ただそれだけ。
でも、だからと言って、言ってしまうのもどうかと思う。




今の仕事場で交代で入っている大学生の子が居るのだけど、彼は結構休む。
テスト期間に入りますので休みます、と普通に言って、7月下旬から8月上旬の間休んだ。
それを受け入れた会社にも、えーーーって感じだったけど、言うほうもどうかと思った。
バイトとは言え、そんなんで休む人おるの?って感じだ。
なんとか両方上手い事やるのが仕事なんじゃないのかなあ。私の考え古いってか、間違ってるんかなあ。

これからテストに入るたびに休まれると困る。というか、なんだか知らないけれど、今月末もいっぱい×がついてたし。来月上旬もいっぱい×がついてたなあ。
大学生ってそんな忙しいんかな。私みたいに11時から働いてるわけじゃないんだから、なんとかならないのかなあ。
そこで「今週○○君こられへんからここ4日来れる?」と訊かれるのが辛い。
間一日開いてたらなんとか行けたけれど、連続だったので、さすがに「ちょっと・・・」と言った。
その時に、なんで?みたな空気が流れたんだよなあ。気のせいかなあ。いやー気のせいじゃないよなあ。毎日誰か居てくれないと困る、って会話があったし。それ知ってて断るの?みたいな。あー日頃仲がいいだけにああ言うときって辛い。まあ仲が悪いよりましか。
最後には結局、私は週3という契約で働いてるのだから文句言われることはない、とか言い聞かせてなだめるのが精一杯だったり。

『ANOTHER MONSTER(もうひとつのMONSTER)』

2009-08-22 19:32:09 | 本 2009
『もうひとつのMONSTER―The investigative report』ヴェルナー・ヴェーバー/浦沢直樹,(訳)長崎尚志



【商品の説明】(Amazon.co.jp)
1995年から2002年にかけて「ビッグコミックオリジナル」誌上で連載され大反響をよんだ『MONSTER』に関するノンフィクション「風」読みものである。2000年のある医院での惨殺事件を発端に、ヴェルナー・ヴェーバーというジャーナリストがヨハン・リーベルト事件の謎を「取材」する、という体裁で、現地の写真や資料を差しはさみながら進行していく。もちろん答えは明白であるのだが、最後まで本書がフィクションなのかノンフィクションなのか、はっきりと記述されることはない。

ヴェーバーの取材をうけ、エヴァや、ルンゲ警部といったあの面々の口からさまざまな真実が語られていく。「顔写真に関しては、撮影を固辞する人が大多数を占めたため、インタビュー後、わたしの記憶にある彼らのスケッチを載せることで代用した」とあるように、スケッチ風に生き生きと彼らが描かれているのはファンにはうれしいところ。

多くの謎を残したまま終わった『MONSTER』の続編やサイドストーリーが多くのファンから熱望されていたことは間違いないが、実際に漫画として描かれていたら、興ざめだったかもしれない。それを、この第3者の目を通した「ノンフィクション」という形で描ききった浦沢の鮮やかな手腕には脱帽である。本書のラストでは、漫画では描かれなかった「事実」の片鱗がちらりと語られていて、新たな謎を残す。ファンの悶々とした気分は、当分消えることはなさそうだ。(門倉紫麻)



『MONSTER』を読み始めたときに、こちらの本があるのに気付いて、読み終わってすぐに注文をしていた。
ずっと前に届いてはいたものの、漫画とは違うあまりの活字っぷりに(当たり前なんだが)ちょっとすぐに読む気になれなかった。
でも、そろそろ読まないと私のことだから『MONSTER』の話自体忘れちゃう、と思って焦って読んだ。

いやー面白かった。
実に面白かった。
ブクログでは、星4つにしているけれども、4.5で5にしてもいい感じ。
でも、ちょっとそれもなーって感じで、4.4の4といったところか。
もう少し遅くなっていたら、それこそ誰がどんな人だったかわからず、wiki片手に読む羽目になっていただろう。
・・・実際ちょっとそうだったのだけど。


【商品の説明】の最後の「ファンの悶々とした気分は、当分消えることはなさそうだ」は、本当にそうだ。
「え?え?一体どういうことなの?!」という気分がふくらみちょっとネットで調べてしまった。
まあ、色々な解釈の仕方があるもんだなあ。


今回はちょっとネタバレを含んでいるかも。


















何を隠そう【商品の説明】に「答えは明白であるのだが、最後まで本書がフィクションなのかノンフィクションなのか、はっきりと記述されることはない。」と書かれている通り、これはフィクションなのだけど、とてもフィクションだとは思えない。
読んでいる最中で何度わけがわからなくなったことか・・・。
どこまでが本当で、どこからが架空なのか、一瞬わからなくなる時が多々あった。
この中だけのものなのに、新聞記事や写真(これは実際のところが多分にあるだろうが)、本やアニメなどが実に、本物っぷりを出している。

そして、結局のところ、これは浦沢氏が考案して、長崎尚志が書いた、んだよね・・・?と確認したくなる。
そうすると、疑問になってくるのは、じゃあこの表紙の見開きにある「ヴェルナー・ヴェーバー」なる人物は一体誰なんだろう。しっかり、写真があり、経歴まできちんと書かれている。

うーん、全体的に謎が深まっただけのような気がする。


だけど、作品名に「もうひとつの」と謳っているだけあって、本当に「もうひとつ」を感じられる。




一体ヨハンはどうなったのだろう。
漫画とこちらでは少し食い違っている部分があるのだ。
うろ覚えじゃなくって、実際に手元にまだ本があるから確かめたのだけど、やっぱり話の中の人たちが話すことと違う。
漫画では最後ヨハンは失踪している。病院の空になったベッドが描かれているのだ。
しかし、この中では、ヨハンは意識不明の状態、昏睡状態、と書かれている。
これは、最後のシーンまでの間に書かれたことなのだろうか。
いや、違う。事件は1998年に終結を迎えていて、この調査がされた、もしくは書かれたのは2001年なのだから。
一体どういうことなのだろう。

それと、『めざめるかいぶつ』の著者フリッツ・ヴァインドラー=ヘルマン・フュアーがここで出てきたのは何故?
ボナパルタが“朗読会”で、一人の絵本が描ける子がいるって言ってたらしいけれども、彼がその人だと思う。
そして、彼が「最後には・・・・・・終わりの光景には、わたしと彼だけがいるのだ」と言ったのは?
実際にヨハンと赤い薔薇の屋敷で会ったぽいけれど、それだけなんだよな。

なんか、“朗読会”と511キンダーハイムがごっちゃになるなあ。

あれ?チャレックって漫画版に登場した?してないよ・・・ね。
チャペックと名前が似てるから混同してしまう。

ボナパルタは絵本画家で赤い薔薇の屋敷で朗読会をしてたんだよな。
チャペックは?チャペックは、ボナパルタの意思を継ぐ者か。
で、チャペックはいわゆる眼鏡の男、か。
511キンダーハイムの天才的精神科医、とは誰だっけ?チャペックか?ボナパルタ?
あ、院長のラインハルト=ビーアマンか。後で改心して?愛情をもって子ども育ててたんだよな。

あー読めば読むほどわからなくなってきたなあ。




また読み返したい本の一つになった。
未だに上手く把握できていない。

『時計館の殺人』綾辻行人

2009-08-18 09:49:15 | 本 2009
『時計館の殺人』綾辻行人


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
館を埋める百八個の時計コレクション。鎌倉の森の暗がりに建つその時計館で十年前一人の少女が死んだ。館に関わる人々に次々起こる自殺、事故、病死。死者の想いが時計館を訪れた九人の男女に無差別殺人の恐怖が襲う。凄惨な光景ののちに明かされるめくるめく真相とは。第45回日本推理作家協会賞受賞。



館シリーズ第五作品目。

面白かったのは面白かったのだけど、いやーちょっとそこまでぇーと言いたくなった。
おそらく、私の稚拙な頭では考えもつかないからこう言いたくなったのかもしれないけれど、うーん、さすがにここまでやられると、と言う感じ。



しかし、これはハマった。展開がいい。
続きが気になって、親が居ないのをいいことに、お昼を食べながら、晩ご飯を食べながら、トイレに行く時間も惜しく本を持ち込み、そしてお風呂で半身浴をしながら、読みふけった。
この、私を掴んで放してくれない感がすごい。なかなかここまで捕らわれる本って出会えない。



これは、ちょっとホラーっぽい要素も含まれているのだけど、怖かったな。
夜一人だったし、微妙にカメが動く音とかが聞えてきて、え?何の音?とかなったりしちゃって。




このトリックは、人と外で食事をしていて食後のコーヒーを何口か飲んだときに思いついたらしい。
実際読んで思うが、そんな~これがハッ!って閃くようなもんなの?!って思った。





こんだけハマったものの、読後感っていうのかなあ、確かに悪くはないのだけど、なんていうのか、うーん・・・。
トリックとかが自分の想像が及ばなさ過ぎるのに対し、本書内の探偵が見つけてズバズバ切っていくっていうのが、ひどく遠いものに感じられたから素直に、あー面白かった!と言えないのかもしれない。
やっぱり館シリーズでは『十角館~』がいまのとこ一番かな。想像は及ばなかったけれど、これはまだなんというか、付いていける。

指名

2009-08-17 22:00:48 | Weblog
先週末、最近ハマっている岩盤浴に行ってきた。「最近ハマっている」と書いているが、今回でまだ2回目。
服着替えたりと色々めんどくさいのだが、しかし、とっても気持ちいいんだな、これが。


前回行った時に、マッサージをしようかどうしようかと、かなり悩んだ。女3人で行ってて(前回も同様)、そのうちの一人とどうしようどうしようとかなり悩んだ。せっかく来たんだしちょっと高いけどやってみるか、と決まったのだが、二人一緒となると1時間半待ちだった。それやったら・・・と結局やめたのだった。
そんなことがあったから、今回こそは!と思い、お風呂に入って、マッサージの予約をして、岩盤浴をして、と計画を練っていた。

お風呂から上がり、マッサージの予約をする時に、彼女が「男性でお願いします」と言った。あ、そんなことできるんや、と思い「私も男性で」と指名した。
これまでの経験で思うに、男性の方が比較的手も大きいし、力もあり、そして意外と繊細で上手かったりする。女性でもいい人もいるのだが、この“凝り”がうつってしまったり、逆があったり、という諸々があったので男性にしてもらった。

予約を終え、岩盤浴をして、ジュースを飲み、一息ついて、マッサージの場所に向かった。

「予約していた○○ですけど」と名前を告げると、しばらくして二人の男性が私たちの前に立った。そして、「こちらへどうぞ」と案内してくれた。
先に立って歩く男性を一目見て、私は確信した。
あ・・・おかまや。
「こちらへどうぞ」と行って、さささと歩いているのだけど、下ろされた両腕の指先が若干ペンギンのように外を向いている。そして、歩く足も、若干内股。

まあ、いいか。と思い、いざマッサージ開始。
「どこか気になるところはありますか?」
『えっと、肩と腰と。あ、腰は弱めでお願いします」
「はい」
とうつぶせになった私の首におもむろに手をかけられ、それからすごい力で揉まれた。これまでにこんな力で揉まれたことがなかった。
しばらく我慢していると「力加減はどうですか?」とやっと訊いてくれた。
『あ、少し弱めで・・・』
と言って弱めてくれたものの、場所によるとかなり痛い。
何度も言うのも気がひけて、結局そのまま何も言えなかった。

マッサージが終わって、友達と二人でソファに座り、サービスのお茶が出され、担当の人が去っていくと、友達が開口一番「あんたの担当の人、おかまちゃうかった?」と訊いてきた。やっぱり彼女も気付いていたようだった。



指名したのは、男性だ。確かに性別は男性だろう。
しかし果たして私は一体、女性に揉まれたのだろうか、男性に揉まれたのだろうか、という疑問が残った。




翌日、10代の終わりからクイックマッサージや接骨院、ありとあらゆるマッサージに行ってきた私が、初めて揉み返しというものを味わった。