This is me.

- 無用の用 -

一生のうちの何度目かの日

2008-11-30 16:21:34 | Weblog
毎年この日になると色々と考える。忌々しく思う気持ちは去年よりはましかもしれない。だが、ましなだけであって、消え去ることはない。
不要だ。


この一年本当に色々なことがあった。

去年の今頃、自分がこうなっていることを予想出来ただろうか。答えはノーだ。明日のわが身もわからないのだから。しかし、ここまでになっているとはやはり誰も思ってなかったと思う。

前の彼とはいつかは別れるかもしれないとは思っていた。夏にケンカをして、それをきっかけに疑いの気持ちが私の中のどこかを常に冷やしていたと思う。
私は彼の携帯電話を勝手に見たり出来ない性質なのだけど、それでも誰とどんなメールや電話のやり取りをしているかは簡単に想像できた。
しかし、私は彼の言うことを信用するしかなかった。
たぶん「ああ、この人を信用することにしよう」と改めて決めたのが、去年の明日だったと思う。そうだ。思い出した。私は去年の明日、そう決めたのだった。

言ってくれることはとても優しく、すっかりそれに甘えていた。仕事が少し忙しくなり、体調も思うようにいかず、相手の仕事も結構ハードなスケジュールで、会う日が少なくなっていっていた。
そんなある日、彼からメールが来たのだった。
私はきっとずっと忘れないだろう。
私と彼女に宛てて同時に送られたメール。
信用が一気に崩れた。自分の気持ちを計られているのが途轍もなく嫌だった。色々なことがあり、ようやく彼を信用しようと決めていた自分の気持ちを踏みにじられたような気分になったのだ。やっとここまで思えるようになった私の気持ちの過程を分かっているのか?と。
その時、私には怒りしかなかった。そして、絶望。
時間が経ち、呆れ。そして、諦め。
また時間が経つに連れて、後悔。

消えてしまいたいと本気で思っていた。それは彼に振られたからではなく、いや、振られたのが最後の引き金だったと思う。
その時、たくさんの人に心配してもらい、暖かい言葉をたくさん頂いた。
そうだ。私はたくさんの人に迷惑をかけた。本格的に破綻していた。
人には普通に会える。食欲も普通にあり、見た目は普通に生きている。しかし、一旦一人になると心の中は冷え冷えとして、なんの感情もなく、ただ追われるように本に没頭していた。どこかの世界に所属していないと自分という存在が危うかった。この世界にはもう何もなかった。ただ、逃避していた。


今振り返ってこうして書いてみると、これらは改竄されたものかもしれないが、おそらくそういうことだったんだと思う。


やはり私は色々な人に支えられ、そして生きている。また一年生きてきたのだ。



感謝。

希望の中に見えた絶望

2008-11-30 15:41:24 | Weblog
先日バスに揺られながら考え事をしていた。


私は独りで生きていこうと思っていた。

30を過ぎ、40近くになっている。それなりに仕事も出来るようになり、細々と独り暮らしをしている。友達と時々会って楽しくおしゃべりをする。会うとみんな子どもの話や旦那の愚痴なんかを話す。それを聞いて、大変そうなのを羨ましく思い、それと同時に、自分には無縁の世界なのだとどこか諦めたような気分になりながら暖かい気持ちと冷たい気持ちを抱え友人たちの話を聞き、そして自分の思うことを少し伝え、最後には決まって「それじゃあ、色々大変そうだけど頑張って。何か私に出来ることがあったらいつでも言ってね。」と言って自分の身軽さを身に沁みながら別れる。
そんな将来像を実物にしようと思っていた。

しかし、今回のことが起こり、私の奥底では本当はそんなことを望んではいないのだと気付かされた。
見る景色には明らかに色が入り、心にほんわかとした希望のようなものが見え隠れする。
それに気付いた瞬間、自分に絶望した。


泣きたくなった。

63『アイソパラメトリック』森博嗣

2008-11-28 13:14:38 | 本 2008
森博嗣『アイソパラメトリック』


【内容情報】
森博嗣の撮る写真は、無機的で静謐で孤独だ。しかし、寂しさはない。それらの写真は、撮影した視点、人間の存在を語っている。森博嗣の目で世界を見ることができる。その特異な視点からのインスピレーションで綴られた25の超短編からなる異色の作品集。二〇〇一年に限定版で出版された幻の一冊、待望の文庫化。

【目次】
ブルーファイブ&レッドサイレンス/グリーンファイブ&ブラックビーチ/バイオレットファイブ&ゴールドセンチメント/ピンクファイブ&ブラウンアパラタス/エアスケッチコンストラクションセット



この本は秀逸。
森さんの出している本の中でも5本の指には入るかも。改めて作者にハマった感じ。
読み終えて、なんでもっと早く読まなかったのだろうと思った。
基本、シリーズものばかり追いかけていたからなあ。それに、ピンズ付きのものが欲しいと前々から思っていたからオークションか何かで買おうと思っていたけれど、結構値段がするから手を出していなかったりで今になった。実際に機会をもらわなければ読むのはもっともっと先延ばしになっていたと思う。


ああ、それにしても素敵。

この本ってすごく薄くて100ページもなく、しかも超短編だったので(1ページあるかないか)、これはどちらかというとわざと遅く読んだ。
この本を読み終えるのが惜しいというか、そんな感じ。


この作品を、面白い、と感じることが出来る人とは、たとえ相手がどこの星の人でも仲良くなれる気がする。

サブタイトル

2008-11-28 00:23:28 | Weblog
ただの自己満足。

新しいテンプレートが公開されました、というお知らせがあると一通り目を通して、気にいったものがあったら変えるようにしている。
そして、テンプレートを変えるたびに、ブログタイトルの下の部分を変えるようにしている。これやりだしてからどれくらい経ったかな。
本当はブログの概要を書くところらしいけど、概要なんてよくわからんし、まあどう使ってもいいじゃない。
テンプレートを見て、インスピレーションでなるべく早く考える。自分の感性を試してみたいというか、そういう変な意識?みたいなのがある。
前回のも気にいっていたけど、今回のも気にいってる。

- 雪原を跨る月 永久(とわ)のイミテーション -

意味は特にない。ただの雰囲気。よってただの自己満足。
こういう遊びが好き。面白い。

第一歩

2008-11-27 23:08:13 | Weblog
だいぶ落ち着いてきた感がある。
自分のこと以外にも、友達のこととか色々あったので、心の方が慌しい感じがしていたが、だいぶ落ち着いてきた、と思う。
整理がついてきたというか。


ちらちら記事に書いていたが、この週末の三日間ある男性と会っていた。

結論から書くと、付き合うことになった。


今の印象で言うと、とても真面目な人、ぽい。だけど、ユーモアもある。が、無口な感じ。と言って何も話さないわけではない。そこそこ話す。人見知りするって言ってたな。たぶん、そういうことなんだろうと思う。


今、彼のことがとても好きだ。
どこが好きなのか、と問われると言葉に窮する部分もあるが、とにかく好きだ。


友達にも話していたのだが、とにかく今感じることは、今までと違う、ということ。
自分の気持ちや行動、言動もそうだけど、何かが違う感じがする。
こういうことを本来してはいけないのだろうけど、やはり自分がこれまで付き合った人と比較したりしてしまう。
そうすると、彼はやはり、今までと何かがどこかが違う、のだ。

まあ、言ってしまうと、だいたいにおいて最初はそう感じるものかもしれない。
そう言われても仕方ないことだけど、自分のこの感を信じるしかない。
どこかの記事で、自分に不信感を抱いている、と書いたけど、それと矛盾するかもしれないな。どういう言葉を使えばいいのかわからないが、自分の感を信じつつ、不信感を抱いている、というのが現状かもしれない。


私の書く文章はやっぱりなんか硬いな。笑



彼といるとすごく落ち着く。
映画を観に行った。普段、私はだいたい後ろの方の席に座るようにしている。それは、たぶん精神的なものだと思うのだが、真ん中や前の方の席になると、一目で画面全体が捉えられず、それが圧迫感を伴って私をしんどくさせるのだ。
今回もそういうつもりだったのだけど、今の映画館って全席指定で、チケットを取ったときにはもうすでに開いている一番後ろの席が前から5列目だった。
一瞬どうしようか迷ったけど、もうすぐ上映が終わりの映画だったためか、次の回までにかなり時間が空いてしまうことになるので、思い切ってそこの席にしてみた。

席に座って彼と手を繋いでいたのだけど(う、文章にするとかなり恥ずかしいな)、そのお陰かすごく安心して観れた。若干の圧迫感はあったものの、始まってしばらくして、ああ大丈夫かも、と思えた。
特に席を立ったりせずに全部見終えることが出来た。




なんかさ、違う記事にも書いたんだけど、一般じゃないんだよね。ちょっと変わってるというかさ。(何故急に文体が軽くなる)


一番ビックリしたのが、何度かここにも書いているが、私は自分を自分で傷つけたことがある。
この年になると傷ってなかなか消えない。よく見るとわかると思うけど、付き合った人で今までそれについて訊ねてきた人っていない。見えなかったのかもしれない。それはわからない。
彼に傷を指差され「これ、どうしたの?」と聞かれた。前に仕事先で一度聞かれたことがあるのだけど、その時は適当に昔怪我をしたと答えた。
だけど、私は黙っておくこととかは出来るけれど、聞かれると嘘は言えない性質なので(病気自体を隠している仕事場は別)、一瞬言葉に詰まりどう答えていいかわからなかった。私は冗談ぽく、まあやんでれですから、と答えた(やんでれの意味はほとんど知らなかったが、まあだいたいのニュアンスで伝わるだろうと思った)。
すると彼は「ふーん」と言いながら、しげしげと触って、傷跡を見つめるだけだった。
あまりにも見ているので、っていうかひかんの?と思わず訊いた。
「うん」と何ともない感じの返事が返ってきた。彼はまだ傷跡を見ていた。
「これ一つじゃないよね。痛くなかったの?」と訊かれたので、不思議と痛くはないねんなあ、と答えると少し笑いながら「それは問題だね」とまああっさりした返事が返ってきた。
それからしばらくしてからまた触ってきた。
びっくりして思わず傷跡と彼とを交互に見てしまった。すると「ああ、触られるのいや?」と訊かれた。
私は、いや別に構わんけど・・・・・・って言うかひかんの?とまた訊いてしまった。ここまできたら笑えてきた。
そしたら「うん」とまた何を考えているのかよくわからない返事が返ってきた。

ここで私が思ったのが、この傷跡を一度目は何かわからなくて訊いたのだとしても、またもう一度見たことにすごく好感を持った。
目を逸らさずに私の過去を見てくれたというか。
うーん、言葉にするとすごくくさいな。


私の過去の話もした。
この病気になったきっかけ(家の事情は軽く、当時付き合っていた彼とのことをかいつまんで)。それと、前の彼との別れ。
彼は特に嫌な顔をせず聞いてくれた。
だけど一つだけ「前の彼のことをまだ好きじゃないの?」と訊かれた。
私はきちんと考えた。
今の気持ちに嘘はない、ということを伝えた。

要するにだいたいはさらけ出しちゃったわけだ。

それに、私は疲れやすい体質だから普通の女の子と遊ぶみたいには遊べないということも言うと「それは気にしなくていいよ」と言ってくれた。

まあ、なんだろうな。考えると、こういう時はそういう答えをするものかもしれないな。だけど、私にとっては嬉しかった。



そんなこんなの三日間だった。
次は私が会いに行く予定だ。

まだ始まったばかり。
これからどうなるか、それはわからない。
だけど、自分の中で色々と変えていこうと思っている。

濃い一週間

2008-11-27 17:59:53 | Weblog
ここ一週間ほどちょっとバタバタした感じがあった。明日は休みなので、ようやく一息つける感じだ。

先週の金曜日は地元の友達と3人で、自分の不可思議な近況や友達の相談事の話をしたりして、結局帰ったのは2時過ぎだった。
土曜日から月曜日まではここに少し書いていた男の人と会っていた。
火曜日は仕事。
水曜日は母といとこの結婚式に着ていく服を買いに行き、それから私の仕事場へ行って昼ご飯を食べ、そして、夜また出かけて地元の友達と友達の先週のその後の相談事の話をしたりして12時過ぎに帰宅した。
そして今日木曜は、仕事だった。

こうして振り返ってみると、なんだか色々なことがあった一週間だな。
夜遅くまで友達と話をしたりしたなんて、久しぶりだったなあ。疲れていたけれど、なんだかんだいいながら、困っている、話がある、となると集まる。いい加減付き合っている仲だが、これでまた一段と仲が深まったようなそんな気がするから不思議だ。

勝手な解釈

2008-11-27 17:43:35 | Weblog
どうも自分の周りには変わった人が多い、とふと思った。
この、変わった人、というのは普通ではないというか、少し面白いというか。
と、ここまで考えて、じゃあ普通というのは一体どういうことなんだろう、と考えた。
よくよく考えてみると、普通、の人なんていない。
何をもって、普通、と言えるのか、そんなのない。

例えば人が、何かについて自分と違った意見を言ったとする。
すると「おっ、この人ちょっと変わってるじゃないか」と思う。

例えば人が、自分とほとんどの場合において同じ意見だったとする。
すると「おっ、この人、私とほとんど考えが一緒じゃないか。変わった人だ」と思う。

どちらにしても、変わった人、になるわけだ。

夢なら早く覚めればいいさ

2008-11-23 00:48:49 | Weblog
巷では、雪も恋愛も突然やってくるらしい。

私のこのスパンの短さに嫌気がさすんだが、と友達に言ったら、全く関係ない、と言われた。そんなもんなのか。


体の芯が震える感じがする。若干本当に震えているかもしれない。なんか息苦しい。
あーあーあーこんなん感じるのはいつぶりだろう。
というか、なんかいつもと違う。何もかもがいつもと違う。
パターンというものがあって、例えばメガネをかけていたり、女きょうだいがいたり、数少ない恋愛を振り返るとみなそうだったのだけど、違っていた。
普段メガネかけてなかった。驚いた。女きょうだいはいなかった。男きょうだいばかりだった。左利きだった。

いつもは勝手に心が走りだしてしまってた。典型的な猪突猛進だったのだけど、今回は違う。
ゆっくり自分をも含めて観察している自分がいる。メタ的な視線で見ている自分がいるというか。
そして自分自身に不信感を抱いたりしてる。友達に言うとびっくりしていたのだけど、今までの私にはこういう場合の自分に不信感を抱くことはなかった。これが真実だと、これこそが、と突き進むばかりだった。
だけど、なんか違う。
ちょっと立ち止まっている自分がいる。


初対面の人と会って、それじゃあ、と一歩外に出るとホッとしたような気持ちになるのだけど、それがない。疲れてない、というのだろうか。


うぅ。馴染めない。慣れてない。なんか違う。いつもと違う。
私が年をとったということなのだろうか。それとも違うような気がする。
違うような気がするだけで、いつもと同じなのかもしれない。
とも考えたが、やはり違う。
私は人を好きになるとその人のすべてが一気に知りたいと思う。それが今回は押さえられているというか。待てるというか。落ち着いているというか。


ふうううう。とにかく何かがいつもと違うんだ。
ずっと、1言ったら0.5ぐらい返ってくるのがだいたいだったのだけど、今回は1言ったら10返ってきた、そんな感じだ。それが私の中の何かを狂わしているのかもしれない。

杞憂

2008-11-21 00:24:13 | Weblog
最近記事が多いな。多くても少なくても、落ち着いてない証拠だ。
なんだろ、だんだん不安になってきた。
だから、直接相手に不安な気持ちをぶつけてみた。杞憂だったみたいだが。
あ、私ちょっと進歩したか。こういう時って今まであんま直接聞いたりしなかったような。いや、そうでもないか。会って直接、となると言えないんだよな。あー
なんか今までと違う。何か、はわからん。見えない。
どれがホントの私なんだろ。どれもホントか。
ネガティブは治らないか。

62『麦の海に沈む果実』恩田陸

2008-11-20 16:52:31 | 本 2008
恩田陸『麦の海に沈む果実』


【内容情報】
三月以外の転入生は破滅をもたらすといわれる全寮制の学園。二月最後の日に来た理瀬の心は揺らめく。閉ざされたコンサート会場や湿原から失踪した生徒たち。生徒を集め交霊会を開く校長。図書館から消えたいわくつきの本。理瀬が迷いこんだ「三月の国」の秘密とは?この世の「不思議」でいっぱいの物語。



ようやく『麦の海に沈む果実』を読み終えた。なかなか進まなかった。

私は今までこの本を読むために2冊の本を読んできたが、それらの本を読まなかった方が楽しめたかもしれない、と読み終えてちょっと思った。
特に『三月は深き紅の淵を』の第四章でこの話の伏線のようなものが書かれているのだが、それらは書きすぎだと思った。
それに『図書室の海』の話も知らないほうが良かった。あれを読んでいない方がもっと素直に楽しめたと思う。
こちらを読んでから、あの短編集を読むほうが私は面白い気がする。
この長編を味わってから、短編集の伏線のようなものを読む。長編で刻み込まれた内容を短篇で復習?しながら読む、そんな感じで読むのが一番いいと私は思う。


だけど、恩田陸はやっぱいいな。
以前どこかで、恩田陸の学園ものはいい、というようなことを書いているのを読んだ。それを読んだ私は「学園もの?」と首をかしげたが、確かに恩田陸の書くものには学園ものが多い感じがする。『夜のピクニック』だってそうだし、この理瀬シリーズだってそうだ。確かデビュー作『六番目の小夜子』も学園ものだったと記憶している。


うーん、下調べをし過ぎたかな。本当ならばもっと楽しめたような気がする。ちょっと残念だったけど、なかなか面白かったと思う。

疑い

2008-11-19 21:21:42 | Weblog
おかしい。何かがおかしい。
どこかに落とし穴があるはずだ。

素直に喜べない自分が鬱陶しいけど、素直に喜ぶのも鬱陶しい。

浮かれないように、浮かれないように、と考えている。

おかしい絶対おかしい。
こんな展開になるなんてどこで予想が出来た?


どうでもいいが、遠距離ばっかだな。
前の彼は引越しして同市内になったけど。だけど、はじまりはいつも誰とだって県外だ。ヘタしたら途中で国外になってたし。
そして、いつだって私が口火を切って始まる。全部だ。すべて私始まり。これには嫌な気持ちは全くない。反対に自分が始めた、というなんというか、なんとも言い表せない気持ちがある。



どうして疑心暗鬼になるのだろう。
どうして素直に喜べないのだろう。

悪い方へ見積もって、自分を安全圏に置いて。もしかしたら、の時に備える。


なんかもうとにかくまとまらん。

決戦は

2008-11-19 20:41:28 | Weblog
決戦は土曜日、という感じか。

相も変わらずぐしゃぐちゃなんだが、なんだかやけにテンションが高い自分がいるのは否めない。


電話した。少し喋った。相手はあんま喋らん感じだった。電話だからあんなもんか。あんま喋らんって言ってたな。私も電話苦手だ。っていうか、今喋ったら会ったら喋ることなくなるかもしれんというか聞きたいことがいっぱいあって何から聞いていいんかわからんというか。



一つだけ確認しておきたいことがあった。
それは私の病気のことだ。
私はそれをコンプレックスというか、そういうふうに受け取っている。誰が好き好んでうつ病の女を好きになるんだろうか、と思っている。
聞いてみた。「私の病気のこと知ってますか?」と。
知ってた。ちゃんと病名まで言ってくれた。
そして自分がそれについてそういうふうに感じていることを話した。
そしたら、いやそんなことは関係ない、っていうふうなことを言ってくれた。

ふぎゃーーーーーーーー m(゜- ゜ )カミサマ


ねえ、世の中さ、物好きもいるもんだねえ。


昨日送った写メ見てかわいいとか言われて舞い上がってどうするよ。先週の金曜に髪切ったんだが、それを記念に撮っておいたのを送った。だんだん髪が短くなってきてる。ほぼショートじゃないだろうか。ショートボブって言うのかな。密かに気に入っている。




しかし、なんかもうどきがむねむねして騒がしいんだが。(やけに古いな


なんだこのピンクピンクした内容は。キャピキャピじゃねえか。くそ。

不可思議な近況

2008-11-18 23:56:43 | Weblog
最近抽象的な記事が多かった気がする。そういうふうにしか書けなかった。
私は本格的に頭がおかしくなってしまったのだと考えていた。


恋愛ネタから離れたいのだけど、やはりこれを軸にして私はどうやら回転しているらしい。
なんか嫌だ。こういう自分が嫌だ。恋してないと生きていられないの?バカじゃないの?って思う。
そりゃ恋してなくても生きていられた。ただ死んだふりしてただけ。
こういうのがばかっぽい。自分で呆れる。
しかし、今の私の病のそもそものきっかけがそういうものだったこともあり、やはり離してはいられないのかもしれない。
いや、これも単なる言い訳か。
私はとんでもない男好きなのかもしれない。恋愛を糧にしないとエネルギーが出ないただのバカかもしれない。

もう、何がなんだか、わからない。



3月に彼と別れて、それから暫く悶々と過ごしていたと思う。
今年の話なのにあまり覚えてないっていうのがあれだ。本当にもうぐちゃぐちゃだったんだろう。

それから好きだけど嫌いだけど好きだけどという曖昧で意味のわからない、自分では収集のつかない気持ちをぶら下げてた。

最初は自分から会いに行ってた。会いたかったから。でも、暫くしてちょっと距離を置いた。それからは、10日に一回ぐらいのペースで会ってただろうか。昼ごはん食べに行ったり。自分からは全く誘わなかった。誘われたら行くという卑怯な手だった。離れたくもないけど、近づけない。そんな感じ。





もう何がどうなってそう思ったのか思い出せないし、わからないけど、ある日決めた。
10月15日が彼の誕生日だった。私はその日を境に彼の前から姿を消す決意をした。
これからの、24歳からの彼の人生には私は必要ないと、私が決めた。私が勝手に決めた。

15日になり、少し時間が経ってから、メールを送った。
「お誕生日おめでとう。
 私はまだ好きです。
 さよなら」
たったこれだけのメールを送った。

これで終わりになった。と感じた瞬間、やはり何かが崩れた。
先にも書いたように、私は死んだことにすることにした。
だからブログに読書日記を書いてもupすることなく、そのままにしておいた。

読書日記を付け始めたときには付き合っていた。読書日記を付けたが早いか、どっちかは忘れたが、一年でどっちが多く読めるか競争することになった。多く読めたほうに、負けたほうが一冊本をプレゼントするという決まりごとが出来ていた。それは、別れてからも、きっちり話をしたことはなかったが、その決め事はまだ継続していた。
しかし、私は15日を境に消えることにした。

誰とも関わりたくなかった。


ずっと誰をも好きになるつもりはなかったし、自分にそんなことがまた出来るとは思ってもなかった。


人生ってわからない。

ある日突然気になる人を見つけてしまった。
見つけたというよりは、気付いてしまった、といった方が適切なのかもしれない。

これもバカみたいなのだけど、夢を見た。それがきっかけだ。
私はその日からその人を意識してしまった。ただの夢。それなのに。
それから少し日が経つと、その時の気持ちは薄れていった。

またどんよりしたそんな日が続いた。
そしてある日、またその人の夢をみた。
私は相手の顔をしらない。
何も知らない。
相手はネット繋がりの人。
そんな何も知らないに等しい人の夢を2度見てしまった。

私は起きた瞬間、恋に落ちてしまっていた。

ああ、書けば書くほど自分がバカじゃないかと思えてくる。


私は、どうしてしまったのだろう、と思った。
自分の気持ちに自分の考えが付いていかなかった。それを表したのがこの中の記事「夢」だ。
あの時の気持ちを思い出そうとした。
あの時の衝撃を。
あの時考えたことを。
あの時感じたことを。
だけど、私は私の性格を知っている。こうなったら自分が止まらないということを。



すごく心地のいい夢だった。
起きた瞬間、ああこんな気持ちを感じたのはいつぶりだろう、と思った。
自分がこんな気持ちになることがまだ出来ることに驚いた。
ふんわりと、とても暖かかった。
まるで陽だまりにいるような。秋の陽だまり。心の陽だまり。




あああああ、どうなってしまったんだろう。

私はとうとう動いてしまった。
彼と決別してから一ヶ月。たったの一ヶ月しか経っていないのに。別れてから一年も経っていないのに。私は「まだ好きです」と書いているのに。まだ好きなんだとその何日か前に気付いてしまったから、そう書いた。それからはなんとなく日が過ぎていた。その間、彼のことを時々考えた。だけど、それほどの恋愛感情を抱いているということでもなかった。決別してしまったからだろうか。前ほどの好きという感情ではなかった。
なんて言い訳だ。尻軽女だ。バカだ。
だけど、相手は私と付き合ってるときから今の彼女と仲良くしてて。それからの話の感じで言えば、私とその彼女と両方好きだったんだと思う。たぶん私が近くにいるから付き合ってたんだろうか。なんて考えたら失礼か。ああああ。もう。
それはいい。相手の話だ。自分のことではない。自分は自分だ。




私は気付いたら「あなたに惹かれています」と伝えていた。
たぶんダメだろうと思い、その時用の気持ちと返事を用意していた。
返ってきた返事はとても意外なものだった。
なんと書いていいのかわからないが、どうやら私は受け入れられたらしい。
それも、私が本格的に気になりだしたと同じ時期に相手も私の事が気になりだしていたらしい。
相手は私にその気持ちを伝えようとは思ってなかった。
だけど、私が口火を切ってしまったので、伝えることになった。
久しぶりに「好きです」と言われた。

それが昨日の話。返事が来るまでの間に書いたのが昨日の「歯車の部屋」。



あーー節操なさ過ぎ。どうすればいいんだろう。いや、どうもこうもない。あたしが言い出したことなんだ。
さっき写メが来た。メガネかけてた。メガネ記録更新中。どうしてあたしが惹かれる男性はみんなメガネかけてるんだろう。メガネかけてない人を好きになったことがない。メガネかけてるから好きとかそういう次元じゃない。知らないのにメガネかけてる。そして、なんか細い。・・・・・・。うーん。大丈夫か。私の写真も送ってみたけど。写真の話は私が出した。そんな考えなかった感じだった。顔なんてどうでもいいっていうか。その前に、会ってくれ、っていわれたから、きっとそんなに考えてなかったんかもしれんが。昨日は一睡も出来なかったらしい。なんか笑えた。



あーーーーどうでもいいけど。なんかぐちゃぐちゃ。

歯車の部屋

2008-11-17 22:51:12 | 空作










廊下の一番奥に確か「あの部屋」があった筈。
それを思い出した瞬間、彼女はいてもたってもいられず、彼女の心が動くか動かないか定まらないうちに立ち上がった。
彼女の意識よりも、無意識がそうさせたとしか思えない行動だった。
「あの部屋」はまだあるだろうか。彼女は少し焦りを覚えながら、急いだ。
あった。確かにあった。扉はまだ開くだろうか。
うっすら錆付いてきているそれを回すと、思いのほかあっさりとその扉は開いた。
まるで彼女が無意識に立ち上がったのを知っていたように、それは開くときが来たのだといわんばかりにスッと開いた。

歯車が一面にある。大小様々な歯車がそこにある。
今はもう動いておらず、ただじっと誰かが動かしに来てくれるのを待っているばかりだった。
彼女は一つの歯車に近づき、少し力を入れた。
ギッと鈍い音がしたものの、それは緩やかに回り出した。
彼女が力を加えた歯車から、その隣の歯車、さらにその隣の歯車へとだんだんと動きが伝わってゆく。まるで、小さな頃に指に輪ゴムをきつく巻いて、それを外したときのように、血のめぐりが再び始まるかのように、それらはついさっきまで回っていたかのように回り出した。

すぐ止まるかもしれない。そんな一抹の不安があったが、とりあえず回り始めた歯車を確認できた彼女はほっとため息をついた。


どうか、止まらずに。



不安定

2008-11-14 22:40:33 | Weblog
ものすっごく不安定なときは通過した。
しかし、安定しているかと言えば、そうではない。
触れられるのが怖い。恐怖。

寒いものに抱かれて眠る。
温かいものを頬張り咀嚼する。
眠りに落ちる前にため息をつく。
そんなつかの間のため息になんて気付きもせずに、ただ独り眠る。

頭がからっぽになり、どんどん言葉が出てくる。

雨の降る夜を。
虹の出る夜空を。
星の降る惨劇を。

いつかあなたに近づけるだろうか。
いつしかあなたに近づいていただろうか。
私に近づいていただろうか。
私はあなたに近づいていいのだろうか。
恐る恐る手を伸ばし、触れようとするのだけれど、それは振り払われることもなく、その手に触れるものは何もない。

遠く雷鳴が響いているのが聞える。
かすかな耳鳴りのように、その音は縮小し、やがて消え行く。

文字を打つ手が頭から出る言葉に追いつかない。

僕の前を通り過ぎる君に、口付けを。

文字が、言葉が、活字が、浮かんでは消え、浮かんでは消え。

それらの意味は全くなく、ただ浮かんでくるだけだ。

眩いばかりの暗闇に目を慣らし、明るさに満ち溢れた草原を旅する。
その目はどちらをも見ることが出来る。
瞳孔は既に開いているのか閉じているのかわからない。
私の言葉のテーマかもしれない。この「わからない」。

わからないことをわからないと言って何が悪いの。

仕事場での出来事を、億劫ならそう言って欲しいともう何も要らないと愚痴をこぼすと、まあまあと肩に手をやってくれた。
ああ、人ってこういう触れ合いをするもんだな、と久しぶりに思い出した。
たぶん誰かに同じように愚痴をこぼされたら、同じようなことを言うだろうと、思った。
想像は容易い。
「そんなん気にしててもしゃーないやん」
そう。確かにそうだ。だけど気になるのだから致し方ない。
気になるという自分を認めたらどうだ。認めた。
だからぽろっと話してしまったのかもしれない。


ぐちゃぐちゃに思考が入れ混じる。
どれが本当でどれか虚構かは私しか知らないのだけど、たぶん、私の見る方向は一方向だからどれも真実ではない。

そうだ。あまり気にすることではない。いつか過ぎ行く季節なのだ。


落ちていく髪を見下ろしながら、一息つく。





雨が降り。
空が晴れ渡り。
雨が降る。
その間にあるものは?
罪は?
購いは?
ただ見つめるばかりではいられない。




さあ振り出しに戻ろう。
二つ目の答えは?
そう。全然。全く。