This is me.

- 無用の用 -

些細なことの積み重ね

2013-04-16 22:52:56 | Weblog
先日、旦那さんに話をして、それから一日置いて、突然「一昨日のことだけど・・・」と返事がかえってきた。

要約すると、人と向き合うことが嫌なんじゃなくって、感情をぶつけ合うことが嫌だそうだ。

私が先クールやっていたドラマを観ている時に「こんなの観て何が面白いの?」と言いだした。
そのドラマは親子がというより、娘が感情をむき出しにして親につっかっていくシーンが多いドラマだった。その感情を剥き出しにしてやりやっているのが嫌だ、と言っていた。

なので、冷静に話し合いをするにはいいらしい。
何か思うことがあれば聞く、と言っていた。


そして、今日、些細なことでまた旦那さんの機嫌を損ねた。
怒ってるの?と訊くと、怒ってない、と言う。
怒ってないけどなんか思ってるよね?と訊くと、別に、とかそういう返事がかえってくる。
明らかさっきと違うやん、と言うと黙っている。

もうそのきっかけが本当にバカバカしいことで、ラーメンが2種類あってどっちを食べるか、で起こった出来事だ。
書いていてなんてばかばかしいのだろう、と思う。

今夜は私も残業をして旦那さんも帰りが遅かった。私の方が遅く帰ってきて、晩御飯どうする?という話になった。どっか食べに行く?と訊かれたが、しんどかったので、うーん・・・と言葉を濁した。結局、ラーメンでも食べるか、ということになった。引き出しを開けると2種類のラーメンがあった。
二つ取り出して「じゃあせーのでどっちが食べたいか」と言ったところで旦那さんがAを指差した。
Aは普段旦那さんは食べない。私はBを指差すものだと思っていたのでAを食べようと思っていた。なので「あ、Aなの?珍しいね」と言ったら、あれ?Aが食べたいの?と言ってきた。
いや、Bでいいよ。
え?Aが良かったの?
いや、Bでいいって。
で、ってなんなの?
いや、Bがいいよ。
なんなの。どっちなの?
もうめんどくさいわーと言ったら怒ったようになった。

本当にこのやり取りが面倒だった。まず、こういう流れだったら一緒にせーので指差すだろう。そして、相手がこっちと言われればそれを押しのけてまで食べたいとは思わないし、何よりそれを押しのけてまで食べようとする人ではないのだ。私は。それぐらいは譲るよ。相手が食べたいものだもの。

あー書いててホントばかばかしいことこの上ないな。

それからラーメン作ってくれて(ここは作ってくれたりする)、食べながら無言。食べ終わって無言。

それから、なんなの?まだ怒ってるの?と訊いたら、怒ってない。
だって全然違うやん。
そんなことない。
この間さぁ友達も言ってたよ、旦那さん怒ったらって言うかなんかすごく雰囲気が変わるね、って。あの空気出されたらそりゃ気遣うわ、って言うてたわ。
と、おそらく私のこの一言も多かったのだろうなぁ~。でも、この間の話の時に、気を遣ってないように見えるかもしれないけれど気を遣っている、と言ってあったので、こういう所なんだよ、という意味で今回は言った。一言多かったかもしれないとは思うが、言ったことには後悔してない。だって、そうなんだもの。

それから洗い物しながら私はいつだってこうだ、と思った。
実家でも、母親を怒らせたら謝ってもゆるしてくれない。ほとんど無視のような状態で気分が収まるまでそのままになる。そして、母親が私に悪いことをしたら、ごめんね~とゆるすしかないような言い方で謝れる。
私はいつだってこうだ、と思ったら今度は泣けてきた。

行きつく先

2013-04-11 13:45:08 | Weblog
なんで結婚したんだろう、夫婦ってなんだろう、って最近よく考える。

なんで結婚したんだろうは、好きだったからだ。
この人とずっと一緒にいたい、と思ったからだ。
だから結婚した。

しばらく心の中をこうして文字にしていなかったが、そうするとぐちゃぐちゃになって何がなんだかわからなくなってくるなぁ。書き出していくと何かが見えるような気がする。気がする、だけだが。

夫婦ってなんだろうは、よくわからない。
友達は理想の夫婦像というか、家庭像があって、サザエさんみたいな家庭を築きたいと言っていた。
私は子どもが欲しくないからそういうのもなかった。理想っていうものがなかった。


最近、友達が行っている体質改善の所謂エステのようなものに通っている。
ホームページを見たら「エステ」なのだが、内容は「整体院」「あんま」というような内容で、リラックスして癒しの一時を・・・なんていうのとは程遠い。リンパマッサージは痛いし、吸い玉をちょっと改良したようなものを使って体の毒素を出してくれるのだが、これもかなり痛い。
初日は終わった後はスッキリだったものの、時間が経ってくるとどんどん筋肉痛が出て、体がだるくなり、しまいには寝る前に寒気がして暖かい陽気になってきたにも関わらず毛布をかぶって寝た。
あまりの具合に心配になり色々調べたら、好転反応で筋肉がクールダウンしようとして寒気が出ることがある、と書かれていたのでまぁ大丈夫だろうと思って寝た。
2回目は初日のようなことはまるでなかった。翌日は少しだるいものの、その次の日から体がすこぶる軽い。しかし、肩こりだけはそこまでいかず、体は軽いものの肩だけ重い、という感じだった。
先日が3回目。この日は首のリンパのマッサージをしてもらったのだが、これがすごく良かった。施術中はとにかく痛い。しかし、終わった後の首から肩にかけての軽さは今まで味わったことのないようなものだった。
自律神経のツボを刺激されると1,2回はものすっっっっごく痛かった。あーやっぱり、という感じだったが、3回目はそれほどの痛みはなかった。おそらく加減しているだろうから次回はまた不安なのだが。

そこでやっている人は友達の同級生で、友達の結婚式で一度会ったことがあった。小柄でやせ過ぎず顔もそこそこ美人な感じで、友達からエステをやっていると聞いていたので、あぁ~彼女が噂の社長かぁ(笑)などと思った程度だった。そんな彼女にこんなにお世話になるとは思っていなかった。エステなんて自分には縁がないものだと思っていたが、彼女はエステと名を借りているだけで、東洋医学も勉強しているし(だから吸い玉を使ったりしているのだが)、なかなかの手を持っていると思う。カタカナの名前のお店だが、もう整体院○○とかあんま○○に変えた方がええよ、などと言い合って笑い合っているぐらいだ。

そこから色々と興味が出てきて、自分でも少し家でするようになった。月に数回通うのもいいが、やはり毎日の積み重ねが大事かなぁ・・・などと考えてお風呂でマッサージしたりしている。これがなかなか面白い。

あぁ、なんか話が逸れたな。

その社長は去年出産したのだが、子どもに対して一般的な関心がほとんどない。すっごい不細工でも、うちの子が一番!なんて話はざらに聞くが、彼女は、周りの子の方が可愛いと思うらしい。写真もあまり撮らないし、携帯の待ちうけなんて!何それ?!と言っていた。ただし、関心が全くないわけでもない。自分の親が勉強にさほど関心がなかったので、英語だけはさせておきたいという考えが強くあるのでインターナショナル・スクールも考えたらしいが、それはやめることにしたと言っていた。その代わりなんだったけな、なんとかのDVDを見せたりしているらしい。彼女が言った言葉でとても印象的だったのが、子どもも成長したら一人の人やん、って笑っていたのが衝撃だった。一年も経たずに子離れしているような感じを受けた。何故そんなふうなのに子どもを持つことを決めたのかとても不思議に思ったので、尋ねてみたら、子どもを育てるということはとても重要?重大?なことなので、色々と得るものがあるだろうと思って一人くらいは、と子どもを産むことに決めたらしい。そこで「え?一生続くものなのに?」と訊くと、一生続くものだからこそ、と返ってきた。
しばらく考えさせられたなぁ。施術中で痛みに耐えながらだったから考えていたかどうかわかんないけど考えさせられた。
なんかすごく珍しい人と知り合いになれたと思う。私も彼女の考えていることは理解できるし、子どもを産んでない人は人生で少し人より未熟な部分があると思うと感じることもしばしばだが、だからと言って、よし!作ろう!とはならないなぁ。

社長はすっごく元気な人で、だからと言ってなんだろう、よく居る元気を押し売り、押しつけるようなことはしなくって、あぁ、そう、今書いて思った。あまりにも元気な人って苦手なのだが社長ってそうじゃないよなぁ、どうしてだろうと不思議だったのだが、そうだ、おしつけがましくないんだなぁ。以前通っていた近所の整骨院の人たちも元気な人が多かったのだが、なんとなく一緒に元気になりましょう!みたいなおしつけがましいのが嫌だったんだよなぁ。そうか。なるほどなぁ。
社長は人にあまり興味がなく、でも仕事は大好きで死ぬまでするって言っていて、たぶん人にあまり興味がないこととか関係しているのかもしれないな。お客も選ぶって言ってたし。笑



あぁ、なんかまた話しが逸れていったな。

友達と私と旦那さん3人で居る時に、話の流れで旦那さんがこんなことを言った。

「人と向き合うことが好きじゃない。」
それを聞いて友達が、例えば、相手が悩んでいてそれを(旦那さんに)打ち明けなくって、一人で色々と考えていたとする。その場合、その悩みについて聞きたいと思わないのか?と尋ねると、「訊かない」と。どうして訊かないのか?と尋ねると、「打ち明けるほどじゃないのならそこまでの悩みだ」と言い切った。打ち明けてきたら訊くのか?と尋ねると「その場合は聞く」と。その話についての返事はするの?「それについての回答は頭が早く回らないので考えが整ったら言うが、尋ねられなければ言わないかもしれない」とも言っていたな。

これを横で訊いていて、途中で頭が回らなくなった。というか、聞いていたが聞いていなかったような感じだった。
翌日、朝からぼんやりしていて昨日旦那さんが何を言っていたのか友達に電話で確認をしたほど衝撃的だった。
私はずっと悩んでいたことがあって、それをずっと言えずにきていた。なんか悩んでいたのがバカバカしくなってすごくスッキリした一瞬もあったのだが、その後考えていくと一体なんだろう・・・という思いしかなかった。
人と向き合うのが嫌だけど話は聞く。矛盾してないか?そして、私は人の嫌がることはなるべくしたくない。
考えれば考えるほど訳がわからなくなってきたので、昨日、私が考えていたこと感じたことを話した。聞いた旦那さんは無言だった。おそらくそれについて考えているのだろうとは思うのだけど。

母が結婚式で歌を歌ってくれた最後に、会話のある夫婦に、と言っていたのが忘れられない。おそらく色々あった30年ほどを振り返ると母の中で行きついたのがそこだったのだろうと思う。
その話も旦那さんにした。
私はこのままだったらお母さんと同じ道を歩こうとしているのかもしれない、と。
向き合わない、話は聞く、だけど相手が嫌なことはしたくない、それってどうなのだろうなぁ、と。
夫婦って一体なんだろう。向き合わない夫婦の先に一体何があるのだろう、と。