This is me.

- 無用の用 -

父の偉大さ

2009-11-13 22:24:06 | Weblog
私の父は、本当に不思議な人だ。

前にちらと書いたことがあるが、他人に対して、死んだらええのに、とか言っちゃう時がある。その時は母と二人もうどん引き。
だけど、事が家族となるとまるで違う。


今回、彼の引越し前に、こちらから車を運転していってくれる予定だった友達が体調を崩した。
もし彼女が体調が悪くて無理だったら、手伝ってくれると言ってくれていた。
友達が風邪をひいて寝込んでいる、と母から聞くと(母と友達はよくメールをやり取りする)、すぐレンタカーの用紙を引っ張り出して、考えていたらしい。
荷物を外に出しとけそしたら積み込んで運んでくる、とまで言ってくれてた。
・・・娘の旦那になろういう人にそこまでする父親っている?
ちょっと普通じゃないと思う。


そのほか、同棲の話なんかでも私の体調を気遣ってくれたり。



極めつけは現実的だけど、結婚資金だ。
私の名義で通帳を作ってくれていた。

ある日の朝、居間に行くと机の上に通帳が置いてあった。
母が「開けてみ」と言うので開くと、メモ用紙を切り取った小さな紙が入っていた。

“幸せに”と父の汚い字で書いてあった。泣けた。



母はよく言う、父ちゃんとアンタはそっくりや、と。
私はまだあそこまで到達してない。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (のり)
2009-11-13 23:50:12
いい話だ・・・
またまた似たような事書いてしまうんですけど、「もう一緒に住んだらどうや」のくだりとか黙ってお金を渡す所とか、本当うちと似ててねぇ。

まあ、お父様はそれだけ既に腹括っているという、その裏返しなのだと思います。
返信する
のりさんへ (えり)
2009-11-14 08:54:28
どこにもドラマみたいなことってあるんですね~。
ホントね、ひとごとみたいに言いますが、いい話なんですよね。
書いているうちに思い出して、また泣けてきました。

父親とは本当にすごいです。
母親もですが。
二人ともでそれぞれの役割みたいなのがあって、ああこれが親というものなのか、と頭が下がる思いというか頭が上がらないというか足を向けて寝られないです。
返信する

コメントを投稿