漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

古今和歌集 0313

2020-09-07 19:36:41 | 古今和歌集

みちしらば たづねもゆかむ もみぢばを ぬさとたむけて あきはいにけり

道知らば たづねもゆかむ もみぢ葉を ぬさとたむけて 秋はいにけり

 

凡河内躬恒

 

 道を知っていたならば訪ねても行こう。紅葉の葉を幣(ぬさ)として手向けて、秋は行ってしまった。

 「いぬ」は「往ぬ」または「去ぬ」。紅葉の葉を幣として神に手向けて、秋は過ぎ去ってしまいました。0169 から145首に及んだ秋歌もここまでとなります。

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。