稲刈りほせる
あさつゆの おくてのいねは いなづまを こふとぬれてや かわかざるらむ
朝露の おくての稲は いなづまを 恋ふとぬれてや かわかざるらむ
稲を刈って干す
朝露が置く晩稲の稲は、妻を想って涙する私と同じように、稲妻を恋しがって涙の露に濡れ、乾かずにいるのであろうか。
第二句「おく」は「おく(て)」と「(露が)置く」が掛かり、第三句「いなづま」の「つま」には読み手自身の「妻」の意が掛かっています。
稲刈りほせる
あさつゆの おくてのいねは いなづまを こふとぬれてや かわかざるらむ
朝露の おくての稲は いなづまを 恋ふとぬれてや かわかざるらむ
稲を刈って干す
朝露が置く晩稲の稲は、妻を想って涙する私と同じように、稲妻を恋しがって涙の露に濡れ、乾かずにいるのであろうか。
第二句「おく」は「おく(て)」と「(露が)置く」が掛かり、第三句「いなづま」の「つま」には読み手自身の「妻」の意が掛かっています。