いわゆる統一教会による異常な献金問題に対応するための法律・・「救済法案」
最終的な案も決定し、衆議院も通過して成立に進んでいます。
何か大きな被害が発生して、それに対応する法律が新しく出来る事はよくある事ですが。
実際に法律ができるまでには被害者たちが粘り強い運動が不可欠で、それが有っても数年はかかります。
それがなんと、、、この「救済法案」はアッと言う間に成立で、被害者が奇跡だと言うのも良く解かります。
何故、、こんなに早く案が出来上がり、成立するようになったのでしようか。
これは政治家ももマスコミも口にはしませんが・・・「安倍元首相の銃撃事件」があってのこと。
これは紛れもない事実です。
この事件がなかったり、銃撃されたのが統一教会の幹部だったりしたら、今回の「救済法案」がこんなに早く成立する事には成らないでしょう。
政治家やマスコミだけでなく、私たち国民もこの事には触れたくない。
この事件のおかげで「救済法案」が早期に成立したとなれば、銃撃事件を認めてしまう事になりかねない。
都合の悪い事には触れないでおこう、、、、国全体がそんな感じになっています。
はたしてそれで良いのだろうか・・・それが大人の対処だと言って忘れてしまうのが良い事なのだろうか?
小さな声・小さな事件を政治家が拾わない。
自身の選挙や政党の支持に影響するくらい大きな話題にならなければ、その話を拾わない権力者。
確かに小さなことまで拾って対処するのは現実的に無理が有るが、話を聞きいて選別する勇気が有ればそんなに仕事の量は増えません。
新しい法律まで必要ないと思えば
「それは自己責任で対処してください」と言う勇気を権力者が持つだけで解決します。
しかし、結局はマスコミが大きく取り上げた問題や組織だった圧力団体の話しか聞かないスタイルは続いて行く。
昔と違って権力者が窓口を開けば、ネットで社会の隅で居る人たちの意見も聞く事が出来る時代になっているのに・・・
肝心の「救済法案」の内容ですが、かなりアバウトになっています。
これは二つの考え方が有り。
●1つは具体的に細かく規定して脱法行為を防ぐのは、取り締まりをやり易くして対処のスピードがでます。
ただ、どんなに細かく規定しても、悪意が有れば必ず抜け道は有り、それを裁く事が出来ません。
●もう1つはアバウトにしておく方がグレーな行為を裁判でクロにしやすい点で、抜け道も裁判で塞いでしまう事が出来ます。しかし、これは決着するまで時間がかかります。
それぞれに長短有り、今回は後者の「アバウト法案」となりました。
新しく異常な献金による被害者を出さないと言う点を重要視して、現在の被害者たちの救済は少し弱い感じがします。
現在の被害者に冷たい感じもしますが、私はこの方向の考えで良いと思っています。
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