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恐怖がとけてきた正恩

2018-05-20 11:32:00 | 最近のニュースから
昨年の11月か12月頃は死の恐怖が最高潮だった金正恩。

オリンピックを利用し「負け」をぼかしながら命乞い。

南北会談後に中国の習近平の懐に飛び込んだ。
習近平親分のそばに居れば安心です。
そこで感じた安堵が恐怖心を和らげる。

一度死の恐怖を感じた人は、例え同じ恐怖が襲ってきても、以前よりその恐怖心は小さい。
でも、、、、その恐怖をもう感じたくないと言う気持ちも強い。

仮に、米朝会談が流れてアメリカの軍事的圧力が再開されても、以前ほどの恐怖は無い。
・・・ところが、、、、
話が相反する様ですが、一度知ってしまった人生最大の恐怖は脳に焼き付いているんです。

いくら強力な習近平と言うガードを得ても、それが本当にガードになるのか❓
いざとなったら見放されないか❓

金正恩の気持ちは揺らいでいる事でしょう。
側近たちの判断は「会談をやりたいのはトランプ」
ですから、会談内容を有利にするチャンスと判断しているようす。
確かにその分析は正しい‼

そこで問題が一つ。
商売人のトランプは駆け引きで負ける事は大嫌い。会談内容より駆け引きに勝利する事に喜びを感じるタイプです。
そこを北朝鮮が読み間違うと、本当に会談は流れ、アメリカと中国とで際どい駆け引きが始まるでしょう。

当然の流れで、日本以外の国にとり、どうでも良い拉致問題は消滅します。
しかし、ピンチはチャンスで日本にアメリカを裏切る事も選択技に有ると相手に思わせれば、拉致問題は一番前に出てきます。

まぁ、現実的じゃない話ですね。

そんな方法は長期政権が保証されたリーダーでなければ実行できません。長期政権なら仲の良い国とでも、くっついたり離れたりする方法が、戦略としてかなり有効です。

基本的なスタンスは米朝共に会談はしたいわけです。

オバマ大統領は別に米朝会談はしなくても良いと言う立場でした。
そこを考えると、北朝鮮の戦略は今のところ大成功となります。

韓国やアメリカの努力のお陰で話が進んでいるように見えますが、現実は北朝鮮のプランが進んでいるだけに見えます。

そうならない為にも会談内容が、より重要になります。

朝鮮半島の問題に日本は参加させてもらえません。
その理由は簡単で、軍事的攻撃が無いからです。日本国民はそこから目を背け、経済制裁なんて何の力も無い事にすがっているんです。
たちまち経済制裁なんて日本一国では意味有りません。

日本の利益(拉致問題進展)の為に中国やロシアが協力する事なんて、北朝鮮が民主主義の国になるよりあり得ない。

米朝会談がどういう形になるか解りませんが、いずれにせよ日本にとって悪い方向に進みつつ有りるのは確かなようです。