今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

初めて合鴨を調理し、グリルで焼くローストポテトを添える。

2021年06月06日 | 素材
前から鴨肉を勉強したかったので、合鴨の小間が手に入ったから「学思考相俟って良とす」という事で試してみよう。

合鴨は真鴨と違って、アヒルと鴨の掛け合わせだから脂質がややアヒルにも似ていなくもないし、
調べたらアヒル自体が交配された真鴨の仲間で、合鴨も真鴨の仲間ではあるらしい)
最初、サッパリとした胸肉とか塊も考えたのだが、まだ胸肉を調理出来る段階には無いだろうなと考えて小間にした。

ガルニチュールのジャガイモを茹で初め

トリプルクックの要領で下ごしらえをしつつ・・・

とりあえず何度も食べた事はあるが調理をした事が無いから解からないので基本の焼き鳥で。
串は塩だけで素材の味をみて、

刺していない身はタンドリーチキンの様にフォークで少し刺して塩コショウで揉んでおく。
フリ塩をしておくと肉ってシマり旨味が引き出されるから。

とりあえず焼き台に置いておいて

ジャガ芋にオリーブオイルと塩を僅かにパラッとまぶし
オイルは手で全体に塗り込んだ)

ローストチキンに添える野菜の様に同じグリルで焼いてみる。

キノコが余っていたので用意し、

鴨肉を温めて「(一応)軽く」オイルを敷いた鉄フライパンで焼き始め

ワインが無いので水9.6:料理酒0.4ぐらいでワインっぽくしたもの

6.5~7割の火の通りで肉を取り出し、キノコ類を炒め、

全部を別皿に
(熱いキノコを被せる事によって余熱で鴨にシットリと火が入っていくカモ?って・・・)

ナカザワのパントリークリーム
脂肪分30%で料理やコーヒー等に用いるクリーム、
(牛乳の乳脂肪分8.3%とかよりは高いが、植物性のクリームが35%とか40%なのでそれより低い為に泡立てられないが、コクを出しつつ料理等が生クリームよりもライトに仕上がる、フレンチは如何に軽さを出すか?という事も大事だから)

先程炒め物をしたフライパンに

水を入れ火にかけイギリスのグレービーみたいに旨味をこそぐ

そこにパントリークリームを入れ、煮詰めていき

塩コショウで「軽く」味を整え、

ディジョン風のソースノルマンディー風の要領で、ソテーした肉とキノコを戻し入れ、煮詰めて濃度を付けつつ完全に火を通し、

正解か?不正解か?は俺が判断をするとして、皿に焼き上がった焼き鳥と共に盛り
2種類の鴨の料理法をキノコが入ったパントリークリームで食す料理に仕上げ
一緒に出来上がったガルニチュールのローストポテトも添えて。
クリームとジビエみたいに重いイメージが最初からあったので、軽さを意識しひたすら優しく仕上げてみた。
もっと軽さを演出する為にローズマリーとかセージとかハーブを使っても面白かったか(←写真撮りながらだし他の事もしながらだから余裕が無かった)
味は(それなりに美味しかったけれど)そこそこって感じかな。
串に刺した方も抜いてソースの中で一緒に温めてみたらより面白かったかも
(カリっとした食感を選択してしまった)
何せゴールだけボンヤリと決めて思い付きで途中工程を変えまくっていくので(←食べ物で実験をしたらよくないな)。

ガルニチュールのローストポテトも添えてが尋常ではないカリッカリ感だが、ローストチキンの油と違って軽めに仕上がるので(←途中1回場所を移動させつつトングでひっくり返す)、クリームが附着をしてもしつこくならず、添え物として又は主食の代わりとしても、決して影を潜めない作りにしてみた。

焼き鳥にした1本はそのまま味をみて確かめる。
おお~、なるほど・・・
なんでもそうかもしれないがシンプルな調理法がやっぱり1番美味いな・・・
思ったよりシツコク無い!!

今回、フレンチっぽくしたのに洗い物が少ないな・・・
フレンチって洗い物が他の料理より多い気がして。。。

今回、グリルで焼いたガルニチュールのローストポテトが今回成果かなーって。
いっぺんに出来た・・・
付け合わせって大事だと解かった!!

オマケ

パントリークリームのソースが美味しかったのでパンで食べるともの凄く合うので

パンと同じ小麦粉で作られたパスタと絡めて塩と
(今回は余っていた1.4mmと若干細め、基本はベーシックな1.7mmにいつもしているのだが偶々)

好で黒コショウだけで〆ると、スゲー贅沢な味だった。

カルボナーラみたいだけれど、キノコ類の影響か、カルボナーラほどベタ付いていないというか。



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