今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

ずっと初心者でいよう

2016年10月18日 | 飲食業
最初、アクセス数とか追われるのが嫌だから、数とかコダワリとかなんも無かったし、ブログってどんなものか?と始めてみたけれど、だんだん観てくださる人が多くなって需要が少しはあるのかーって、少しでも世の中の役に立てれば・・・ってキモチが強くなってきた。
そして一時期1日に400近く(訪問の方だったかな)を越えた時、なんだか自分の内面?が不特定多数の人々に晒け出されている様で怖くなって少し書かなくなったり、あまりアクセス数を観なくなった。
なので、アクセス数をあまり気にしないようにしていたのだけれど、

今年の夏ぐらいかな~、久しぶりにアクセス数を見始めたら、ある日トータルでピッタシ10万PV・訪問者は5万ちょっとIPだった。
(ピッタリ10万って面白くね?)
自分と身内が300回ぐらいは観ているかもしれないが、それでも多くの方にクリックして頂いて、有名人でもないのに10万って(一般人には知らない世界だなーって、9万5千ぐらいから正直ツラかった、ブログってこういうものなんだなーって)。

11月18日を目途にいつも止めて更新してこなかったのに、それでも見続けて下さる人、何かに活用して下さる人がいて、少しでも食や飲食を通して世の中が良くなればなって。

最初、中学生の頃かな、料理を本格的に初めて、その後「料理王国」でパイ料理特集が掲載されていて、なんか解らないけれど、子供心に洋食ってスゲーなーって感激し、パイ料理特集ということは、イギリスの事は必ず出てくる訳で、イギリス人が余ったシチューと麺棒ではなくワインの瓶の円い部分を使って「シュッ」とパイ生地(ショートクラフト)を作ってしまう描写が、活字の中から読み取れた。
なんちゃってシャーロッキアンだった自分にとって、パイの中身はシャーロックホームズの世界に出てきた料理がパイの中に隠れて、中のソースがパイ生地に染み込んでえもいわれぬ美味しさなんだろうなーって、アタマの中で想像していた。
それで、溜めたお金で、イギリスまで勉強に行ったんだった。

イギリスは島国であまり馴染めなかったけれど、国境を越えてフランスまで味の勉強に行った時に、その文化の違いというか味覚のポイントの違いに、子供の頃から背負い込んでいた味へのコダワリから一気に開放された。
国によって、こんなにも味が違うんだから、きっと人種・人・1人1人違うし、指紋のように全く同じ味覚の人なんて居ないんだ。
(違いを受け入れる事が出来るようになったというか、今では1人1人違うから、料理や味の文化が進歩と発展をしてきたのだろうなーって、この先、味や料理の進化や新化・新しい文化はどうなっていくのだろう?と未来に対してワクワクしている。)

不確かなネット社会の中で、レシピを探しても、様々なレシピが出てきて本当はどれが正しいレシピなんだろう?と凄く困った事も多々あったので、自分はなるべくレシピや分量は自分の備忘録としてしか書かないが(上記の理由で、他人に味を強要したくないし)、なるべく本当の事を書いていけたらなーって考えています。
勿論、正解でないのもあるし、正解が複数あってもよいと思う。
1+1=0でないのが料理だと思う、だから時代・時代によって進化し続けているんだと思う。
(勿論シルクロードのように西の果てから東の果てまで食文化は伝わっている、各国の料理を作っていて他国や自国との共通項を見付けた時、つまり他国の料理から別の国の料理の成り立ちというか基礎と言うか、味の成り立ちまで温故知新で理解出来る、そんな時は、こんな嬉しいことは無いし、え?、こんなワザがあるの?なんて発見した時は、転職をして新しい職場技術を身に付けた時のよううだ。そう、まるで異国の地や果てしなく続く旅をしているような・・・トリップした感覚に僅かだがなれる。)

最初、料理を始めた時、これ(味とか料理法)ってもしかしてキリがないぞ!!って思ったけれど、
飲食の友達が「これでいいやと思ったらそこで終わりだ」と教えてくれて、
その言葉を足して、1番は無いけれど、1番を目指す気持ちは大切なんだろうなって。
勿論、何万本と串などを焼いて、何千皿と同じ料理を作り続けて、スランプに陥ったり、本当に苦しみながら、スランプを修正し、プロのラインってものを見付けたり、どんな時(どんな仕事)でも技術として身に付けてしまう域までもっていくラインはあるけれど、それでも上を目指して進んでいないと、又、どこかで、あのスランプ地獄に陥る。それが嫌だから勉強していたい。

今は、限りなく、∞無限大に食文化ってあるのが見えるので、新しい事を観る事が(勿論、プロのラインとして身に付けてしまう事が)、楽しいではないか?と今やっと思えるようになった。
船出が始まったような感じで常にワクワクしていたい。





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