今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

グロいものは美味い、秋刀魚の胆嚢摘出手術

2018年10月17日 | グルメ
秋刀魚のハラワタは食べるものだが・・・食べない人も居るのでハラワタの抜き方を学んでみようと思う。
(個人的には醤油をかけて潰して和えて食べるので、少し無理をして)

尾っぽの肛門から約1cm弱の部分に軽い切れ込みを入れ、内臓と腸とつながっている肛門を切り離す。

背中を向け、背骨だけ断つ

少し腹側に軽く折って、側面の首皮を切り離し、首を矢印の方向にソッと引っ張ると内臓が抜けてくる。

おお、簡単だった・・・

で、この胆嚢(苦玉)が異常に苦いので潰さないように切り離し、胆嚢摘出手術。
心臓とかがあったらそれも取る

潰れ易いから別のまな板でやった方がいいかも・・・

秋刀魚は、捕獲される時に自分の鱗を飲んでしまう習性があるので、首から3cmぐらいの腸ごと切り離すと更に食べ易い。

秋刀魚の身って椀局に折ると中骨が飛び出て抜き易いのな・・・

というか、イワシみたいに手開きをして

背骨取れば・・・

後は腹骨を取って、ワタを戻せば・・・2匹分のワタを戻した

で、包み

串を打って(ここは流石に難しいんだが・・・皮が破れそう・・・)

塩をふって

焼く。

なるほどなぁ~・・・でも開いた分、切った部分から秋刀魚の油脂成分が抜けてしまいそう

アタマを落として、ワタを少し出して、胆嚢部分から上を切り離す方法もある。

鱗を飲み込んだ部分も取れるし。

ただ、骨抜きも含め、この作業、あとのこの洗い物を観ると、やる意味あんのか?って

まあ焼いている間に片付けられるが・・・自分は上で、シメジとアヒージョ(←コンフィのサッと作るVer.)みたいな事をしていて(焦って火傷をしないように)

少し秋刀魚に火が入り過ぎたか・・・

2匹分の秋刀魚のハラワタはシツコクて胸焼けがした・・・
やはり普通に焼いた方が身もしっかりしているし、美味しい。
(それでも胆嚢を取ると苦みが多少やわらぐ印象、元々苦いのキレがあって平気だし)

アタマと中骨でダシを取って、アヒージョの身(←オイルは別皿に取っておく)と合わせ

秋刀魚とシメジの秋パスタに。

過去、デュクセルパスタ以来、例を見ない美味しさのパスタになったかも・・・

でもやっぱり、秋刀魚のハラワタは醤油をかけて崩し背中のアッサリした身を、その醤油で溶いた肝醤油に漬けて食べるのが又、やめられない!!

これは美味過ぎるだろ・・・

昨年、不漁&他国に獲られ過ぎて、そのうち身も太って安くなるだろうと食べるのを我慢して食べなかったら、結局一匹も食べずにシーズンが終ってしまって泣いた、2年ぶりの秋刀魚の塩焼き。

流石に2年ぶりだとガッツイテしまった。

人間って、そういうもんなんだな。

オマケ

因みに取り除いたワタに酒をぶっかけて、醤油を少々落とし、
(普通はアルミホイルに入れて焼くが、耐熱のココット皿でいいだろ・・・)

グリルで魚と共に焼く・・・

魚と共に焼けたら崩してかき回し、

魚の身をつけて、肝醤油にしても・・・ヤバイぐらい、美味しいぞ。
(これでお酒をやったらおそらく・・・)

因みに熱いうちに鉄串を抜かないと、魚の身がこびり付いて洗いヅライ。

まさかこんな所で苦労するとか・・・。

頭と背骨は1度水こぼしてから、出汁を取ると澄んでいるし

出汁さえあれば味噌汁にでも。
煮物も作れるし。



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