今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

太刀魚で、基本的な事を色々とやってみた。

2020年11月10日 | 今日の料理
『干物』

太刀魚の干物を作ろうと、さばいた太刀魚のぶつ切りを開いて漬けて干す、

ちょっと塩辛かったので
(ご飯と食べられなくはないのだが)

パンと食べたら滅茶苦茶に合って美味しかった。

脂質はあっても薄いから、どちらかというと浸み込み易いから注意が必要なのね、覚えておこう・・・

『煮付け』

煮付けが美味しいというので、ヒレを取ったぶつ切りの切り身に裏表両面に切れ目を入れる。
※タチウオは火や味が通りにくいので、切れ目を入れるとのこと。

酒・砂糖・醤油・出汁(又は水)を煮立てて、

太刀魚を入れる
霜降りをしてから入れるレシピもあるようだ。それだと完全に生姜が要らないのかも

沸いたら弱火にして、落し蓋をして煮る。

鯖とか鰯みたいに生姜を入れるレシピが多いが青魚と違って繊細な風味を活かしたいので、生姜は僅かにしておいた。
(しかも後入れにすると良いという話も聞いたので)
なんでもかんでも生姜を入れりゃあいいってもんでもないような気がして。

めちゃくちゃフワフワしていて美味しい。

食べ切れなかったので翌日チンをしたが

出来立ての方が美味しかった。
レンチンだと身離れが悪い気が・・・)

『押しずし』

3枚におろした身に塩をして焼き、
(切れ目を入れなくてもグリルで出来た)

焼き鯖や秋刀魚で出来るなら太刀魚だって。

煮た椎茸の押しずしと共に
(胡麻とかは鯖とは違うから太刀魚の繊細さを壊すかなと考え、シャリには入れなかったのだが、優しいとはいえ太刀魚も結構油脂分やコクが強い為シャリに少しサッパリさせるモノを入れた方が良いかも、)

おもしろい味になった。
(やや酢飯に負けるかも・・・椎茸の方が寿司としての完成度が高かった)

『炊き込みご飯』

干物が少し塩辛かったので

半分だけご飯で食べて(食べられなくは無いんだ、ただ1枚全部だと、この塩気ではご飯が足りない・・・)

残りの骨のある部分を
米2合
酒大匙2
醤油大匙1
に乗せ、

炊いてみた。

炊けたら、魚を取り出し

骨をきちんと外して、戻し入れ

かき混ぜて

太刀魚の出汁や旨味・コクを殺したく無かったので
生姜や根菜類・油揚げ等は一切入れず、そのまま炊いた。
生姜を入れて炊くと、生姜生姜していて、結局は生姜ご飯になってしまうから、足したければ食べる人が好みで各自、生姜の千切りなり、ネギなり、大葉や胡麻等、薬味をかけて味変をしながら食べればいいなと。

先ずは太刀魚の出汁が浸み込んだ鉄火飯をダイレクトに味わって欲しい!!!
鉄火飯とは醤油で味と色を付けて炊いたご飯
鉄を焼いたような色とか
鉄火場(=賭博場)で急いで食べられていたという
所からきた名称
先ずはそのままだろ。
因みに、味は究極の魚ご飯だった。
以前、他の干物で炊いた事もあったが。

その後、焼かないで炊いて、比較をしてみた
(今回は骨付きではない3枚におろしたモノなので、前回の倍の分量

倍の分量だから油脂分が増えたため、米1粒にコーティングされ、やや味の浸み込みが悪いが、言われなければ気付かない程度だろう。
ただ、骨付きを焼いた方がやや香ばしさとか、本当にやや複雑さが増す。

あと焼いて炊いた身に比べ、焼かないで炊いた身は、崩してしまうとはいえ、ちょっと味が抜け切っているような。

私は五目御飯にしないのでダイレクトに素材の味や旨味を味わいたい。
やや薄くしてあるのは、日本のおかずは塩気があるので、漬物や味噌汁も含め、それ単体でおかずにもなるから、ご飯まで味が強いと、もうどうしようもなくなってしまうから・・・

1つの記事があまり長くなってしまうと信用が無くなるので・・・
さばいた太刀魚を、
他の記事で太刀魚の蒲焼太刀魚のフィッシュ&チップス骨煎餅パスタ揚げて和風ネギダレ等を出したが、概ね、ここに出した料理法が手軽に誰もが出来るし良いのではないだろうか!!と感じた。
(和食は素材自体を殺さず、活かせるし)

他に梅と合わせる手法が結構あったが、うちに良い梅干しが無いので(←凄まじくショッパイのはあるのだけれど、ワザワザそれで作りたくないので)、とりあえずこれで・・・。
(又、気が向いたら更新するかも・・・)




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