今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

ブリュレを学ぶ。

2018年02月06日 | スイーツ
飴とカラメルとプリンが嫌いな自分が、ブリュレを学ぼうというんだから大変な事だよ。
しかも、恐らく食べた事がないんじゃないかな?って、、、(こんな時代に)
(外でカツカツとやった記憶が無いんだよね、1度作ろうとして失敗した様な・・・)

因みに、プリンとブリュレの違いはプリンが卵白も入れて、ブリュレが卵黄だけらしい

ま、キース・リチャーズのソロアルバムのタイトルの如く「ガタガタ言うな」と御託はいいから淡々とCharisma.comのアルバムなど聴きながら作り始めてみよう。

オーブンを130度に余熱し始める。

卵黄と卵白を分ける。

砂糖は甘いものがあまり得意じゃないので少し砂糖を減らして20g

カスタードみたいに卵黄と砂糖を白っぽくなるまで気長に擦り混ぜる

牛乳100mlと生クリーム200ml

牛乳を入れた鍋に生クリームを全部入れて

火にかけて人肌程度まで温める(作業する過程で温度が下がる考慮しつつも、煮立たせないのは製菓の基本だと思う)。

少しづつ卵黄と砂糖を擦り混ぜたものに混ぜていく(お玉でやれば良かった鉄のニオイが嫌だったから)。

全部混ぜたら、濾しながらココット皿にアパレイユを注いでいく。

鉄板やバットに移して(ココット皿が足りなかったのでグラタン皿に)

ココット皿の半分の高さまで熱湯を注ぐ(本当は持ち上げてポットからそのまま注湯出来たのだが、重いからカップに汲んで端から入れれば安心安全)。

うちのオーブンだと茶碗蒸しは170度で4段目だから、今回は茶碗蒸しほど、今回は130度で器の高さが無いから(←天井はそんなに焦げないハズ)、3段目で蒸す事にしてみた(←結果は大正解)。

そのまま130度で50分が基本(・100度で30分の人の場合もある)。

洗い物や他の作業をしつつ50分後、うちのオーブンは古いので温度が低いんだよなー
この2つは出来たけれど・・・(斜めに傾けて揺れながらも上が固まっていればOK)

まだ固まっていないのは足りないからもう10分ほど(特に大きいグラタン皿は固まらないので+20分=大きい器は1時間とみておけばいいのかな?って)。

なんとか出来た?(正解を知らないのでなんとも・・・調べたらプリンと違ってクリーム状のままらしい、だから「クリーム・ブリュレ」?と言うのか?)このまま粗熱を取る。

粗熱を取ったら冷蔵庫で冷やして

冷えるとややクリーム状だったのが固まる感じになるので、冷蔵庫に入れる前は軟らか過ぎても大丈夫。

グラニュー糖を敷いて(砂糖がかかっていないブリュレがむき出しの部分があると焦げる)、

少し揺らすと良いみたい。砂糖はなるべく重ならないように!手で均しても。

砂糖が溶ける前に焦げる場合があるので霧吹きを2回ぐらいかけると良い。
(霧吹きをかける前は、1回出して霧の出る量を確認、最近のは直射出来たり濃霧を調整出来るから・・・)

バーナーを使いかなりの遠火で炙る。

少し溶けたら、器を斜めに回すとトロリとカラメルが拡がる(ただ、器が異常に熱くなっているので注意!!)

近いと焦げるのでなるべく離れた所から噴射して炙る。

こんな感じかな?、ずっと同じ場所ばかり炎があたると、そこだけ集中して焦げる

トングでタラリとカラメルを回し拡げられたな。

なるほど、こういう感じか。

上火のグリルやオーブントースターでカラメルを作る

魚臭くならないようによく掃除した魚焼きグリルでも様子を見ながらカラメルを固められる。

グリルだと小まめに見ていないと焦げの操作が難しいかも。

そのままオーブントースターに・・・

出来なくは無いのね。

スプーンや鉄串を焼いて焼印でカラメルを作る

鉄を熱すると変色してしまうので、要らないスプーンが無かったから、鉄串を曲げてブリュレに接地する面を作ってみた(鉄の焼印はカラメルでどうなるか?を見るだけだから、キチンと作らない)。

ミトンを手にはめて鉄を熱する。

グラニュー糖に追い付けると「ジュ!!」っと音がしてその部分に飴が出来上がる(ただくっ付くな)。

スプーンだと面積が広い。

左がバーナー・中央が鉄を押し付けて(時間がかかるから結局最後バーナーで)・右が上面グリル&オーブントーストーターのブリュレ

少し時間が経ったらちゃんとカチカチになった。
(まだ戸惑いながらやっているけれど・・・)

フライパンでカラメルを作る方法

フライパンの側面に砂糖類を入れて、こぼれない様に火にかける

これをブリュレにかけるとカチカチの飴が出来る(厚みに注意

(※中々、砂糖が全部溶けなくて焦げそうな時は、火から離したり、最後に火に近付けて軟らかくしたりして流し易い硬さに戻すと良い。

グラニュー糖以外でも出来る

↓真ん中、本来、赤糖(←甘味が強く蜜や産地の組み合わせで様々な特徴を出せるし、工程の中で色を付ける処理工程があるので製品としての規格を統一し易い)を使うので、冒頭のストーンズよろしくブラウンシュガー(←上白糖以外の砂糖は赤糖であり、調べたら阿片のスラングらしい・・・マジか)はどうかな?って。

↑左は普通の上白糖、家にある材料で作れる事をコンセプトの軸にしたいから。

炙る時は左右に動かしながらが一箇所だけが焦げなくて良いみたい。
(砂糖がかかっていないブリュレがむき出しの部分は焦げた

上の粗熱が取れたら又、冷蔵庫で冷やす(もう出来ているんだけれど)。

お、カチカチ出来るよ。むしろ硬過ぎるぐらい(琵琶湖の氷か流氷みたいに厚いのかも?)。

やはりバーナーがあると便利だな。

初めてのカツン・カツンからの割り入れ

混ぜて食べるのか?どうやって食べるのか?は解らないが、中がプリンではなくクリーム状で、恐らく正しいんだと思う。

・上のカラメルが甘いから生地は甘くしなくて良かった、一般的に世の中のスイーツは万人を満足させたり、ガツンと強い印象を残してリピートさせようと、外国みたく味が強過ぎる気がする(料理もだけれど、江戸料理やイギリス料理をやると、現代人が如何に味が強くなってしまったかが解る)。

・美味しいんだけれど、やっぱりカラメルが歯にくっついて昔、虫歯を治療した詰め物が取れそうでやはり怖いし、やはりやや苦手かもなー(美味しいんだけれどね)。

・飴だったら谷中の「後藤の飴」とか美味しいし食べられるのだが。あと「チェルシーを少々」・「チュッパチャプス」は数えるぐらいだが昔食べたぞ(「小梅ちゃん」も好きかな)。
(飴は噛んじゃうんだ、それが心意気ってもんだろ?みたいなよく解らない理由で、口に入れたままモゴモゴしているのが苦手というか

飴(カラメル)が付着して固まったフライパンはお湯で温めると直ぐに溶ける。

焼印でスプーンは勿体無くて使わなかったけれど、鉄串は元々焼印用なので落ちなかったら、曲がっているのを戻して、更に再び焼き続ける事で焦げが焦げではなく、種子島の鍛冶や刀鍛冶の如く「焼き入れ」にしてしまう。

器もとにかく漬けておけば落ち易い(温かい湯ならなお良い!!)
この固まった飴の片付けが基本かもなー。

あと
・バーナーの距離と、動かし方
炎の大きさ(「炎が」尖っているだけではダメかも)。



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