社長つれづれ日記

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程々

2006年07月06日 | 仕事
◆◆自慢できることと出来ないこと

 今日は昼休みの時間を利用して、「我が社の自慢できることと、出来ないこと」「社長の仕事」「ブログの観点」について、思ったことをメモ帳にまとめていました。時々はこうやって自分の考えをまとめておくのも良いことですよね。今回も、あらためて考え直してみることで、色々気づきもありました。

 最近は、ブログを書き始めて、そのことがきっかけで他人のブログを見ることが多くなりました。特に頑張っている経営者のブログを見るのは大変参考になります。同業の経営者のブログ等は、経営や技術の方向性、自社との違いなどが確認でき、我が社の経営をチェックする上でも大変参考になります。

 そんなことで、全国のIT企業の経営者のブログを見ていたりしたのですが、それらがきっかけで「我が社の自慢できること、出来ないこと」をまとめることにしました。


◆◆自慢

 さて、我が社の自慢できることって何だろう?と考えるのですが、一番は、やはり、19年間毎年行ってきた「全社で取り組む経営指針の成文化と、その社内への浸透」と言うことでしょう。そして、このことによる波及効果として、「良い社員さん」「良い社風」「良い経営の仕組み」などが上げられます。これらのことは、私は他社と比較しても全く引けを取ることはありませんし、本当に自慢できるものです。もっともっとこのことを磨き上げ、良い会社づくりに邁進してゆくことが大切ですね。


◆◆自慢できない

 では、自慢できないことって何だろう?と考えると、色々考えて、一言で言うと「欲がない」と言うことになりました。そのことは、「詰めの甘さ」「程々」「爆発力のなさ」であったりするのですが・・・。

 とにかく、19年間も経営指針の成文化をし、社内に浸透させ、PDCAを回してきたのですから、本当を言うと、もっとすばらしい会社になっていて良いはずなのです。業績も、驚くような結果を残していて良いはずなのです。でも、現状は、まだまだですね。「欲のなさ」、言い換えると、「人の良さ」が「大変良い」「非常にすばらしい」という結果を生むことに繋がっていませんね。

 とは言いながら、とりあえず「まあ良い」という結果を残すところまでは来ました。そういう意味では、こつこつと努力はしてきたわけです。ですから、我が社の本領はこれからですね。我が社の自慢できることはさらに強化し、そして、自慢できないことはしっかりと克服し、さらなる良い会社づくりへ皆で邁進してゆきましょう。

 今日は帰り際、坂野専務と武智部長の電話でのやりとりを聞き、「詰めの甘さ」を指摘しました。二人とも、大変良い幹部ですが、「欲がない」のが、もの足りません。そういう私も、その代表なのでしょう。

 そういえば、今月の課題文献「最強トヨタの七つの習慣」の最初に、「手頃な目標は良い目標とはなりえない」「背伸びから成長が生まれる」などと、我が社の今の問題意識にぴったりのことが書いてありました。今月の文献も読むのが楽しみな文献です。