2892 午前中は、素材(丸棒や板)の成形での問題点を出してもらい、それに対する、私の考えを伝えた。この会社、私が、東プラ精工で押出の仕事をするようになったころ、直ぐにでもないが、二三年後に、プラスチック素材の成形で競合会社があることを知った。私たちだけだと思っていたが、他にもあったことを知った。それが、何とか軽素材という会社と何とかエクストロンという会社だった。同じ系列の会社で、浜松、名古屋、東京、それに、なぜか富山にもなった。それらの会社から、私が東プラ精工を止めた時に、何処から聞いたのか、勧誘があった会社の一つだった。実際に、大田区だったと思うが、日本エクストロンという会社へ行って、社長の考え方を聞いたことがあった。しかし、独立して、素材の製造をする気は全くなかったから、工場の中に入って、成形現場を見ることはなかった。中部エクストロンからは、ソルトクリームの製造販売装置の前面にあるPOMの厚肉異形品(天狗の下駄のような形)の依頼を受けて私が下請けとしてやっていたことがった。しかし、その頃は、同じ素材屋さんなのに、何故、自分の処でできないのか、疑問に思ったが、問いただすことはしなかった。
今日、訪問した会社は、創業者が私より一学年上の方で、社長さん、そして、息子さんが専務として、ほとんど、息子さんが仕切っていて、息子さんの依頼で、来てしまったといういきさつ。その社長さん、富山軽素材から独立製造を始めたとか。アドバイスをするためには、現状を見てからということで、現場の入って、製造方法、金型などのチェックをさせてもらった。ここで、直ぐ、感じたことは、なるほど、この方法では、POMの天狗の下駄はできないなと思った。
その後は、インドネシアから送った金型を使って、こうすればできるぞという、手本を見せるために、トライをしてみた。実際には、準備しておいてくれた装置(一カ所ではない)に不具合がって、製品が出来なかった。準備してもらった原料も、多分、成形しにくい物た言う感触だった。それを解消するためのアドバイスをするに留まった。残念、また、明日、やろうと思う。それと、素材の製造方法についても、変えてみようと思う。
昼食、回転寿司、食べた記憶がない。多分、初めて回転寿司のレストランに入った。ところが、ここは、回ってくる寿司を食べる人はいないそうで、セットで頼むのだそうだ。乗っかっている魚の名前を知らないから何なのか知らないが、ウニとイクラはわかる。何十年ぶりでしょうか、食べたのは。
民宿からのサンライズ。彦五郎という、この民宿の名前が見える。今日も、誰もいない。この家、不用心、どなたでも出入り自由、何か、持って行ってもわからない。夕食時、外出したが、持ち物すべてを持って出た。
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