アチャコちゃんの京都日誌

あちゃこが巡る京都の古刹巡礼

624 アチャコの京都日誌 新シリーズ京都100寺巡礼  77番  狸谷不動院

2019-05-29 08:21:54 | 日記

77番 狸谷不動院

 

京都市左京区一乗寺松原町6

山号  狸谷山

宗派  真言宗

本尊  不動明王

開基  桓武天皇

中興  木食禅正人

別称  狸谷のお不動さん

 

 

京都のお寺が大好きだ。おすすめ一番はここだ。

 

狸谷不動院は、桓武天皇が都を開くに当たり鬼門のこの地に、不動明王を安置した事に始まる。その不動院の開祖は木食正禅で、木食とは苦行の一つである十穀絶ちを行った僧のことを言う。当然米や麦、粟稗など十穀を食べないだけではなく、その上で比叡山を走って巡る難行・苦行を行うのである。食するのは木の根や実などしかなく「木食」とはまさに断食に近い。中には即身仏(ミイラ)になる為に自分の体から脂肪分を完全に取り去る目的もあった。死後腐敗しにくくする為だ。そこまで行かなくても断食行を達成した修験僧を特に「木食上人」と呼ぶ。その一人木食禅正が、江戸時代に狸谷不動院として創建した。左京区修学院の奥、瓜生山の山沿いにある。詩仙堂の門前をかすめるように急な坂道を登り本堂まで20~30分かけて登る。本堂は崖造り(舞台造り)で、清水寺の本堂と同じ構造だ。見上げるような本堂に向かい最後の階段を登る。7月の火渡り祭は、夕刻巨大な護摩壇に火を付けて修験僧が数々の秘法を施し、最後にその上を火伏のまじないを行い素足で渡る。願うは無病息災だ。その後1000名を超える一般人が次々に火渡りを行う。

 

御所の鬼門に当たるこの界隈には、霊験強力な寺院が多く鬼門封じを勤めている。

狸谷山修験道の起源である。確かに、山の奥には岩が迫り、ふもとから本堂にたどり着くのにはハイキング気分では行けない。

本殿は、懸崖造り。清水の舞台と同じ構造だ。こちらは飛び落ちると確実に死ぬ。

 

なお、1月28日は初不動の日。がん封じに「笹酒」がふるまわれる。運転者には持ち帰りが用意されていた。

 

京都3初参り

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写真はすべて「初不動」の時のもの


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