『ぐるりのこと。』

2008-07-16 23:36:00 | cinema
チネチッタ川崎で映画『ぐるりのこと。』を観る。
「ぐるり」って何のことだろうと思っていたら、身の回り、みたいなことでいいのかな? いいんだよね?

初めての子供を死なせてしまったことから妻(木村多江)が鬱になってしまい、それを夫(リリー・フランキー)が支えて夫婦の絆を取り戻す、というような話ですが、長いです(150分)。夫が法廷画家という仕事をしているので、背景に90年代のいろんな事件(宮崎勤の幼女殺害事件や地下鉄サリン事件や宅間守の事件などなど)の法廷シーンが入るんですね。この時期にいろんな意味で精神を病んでしまったひとが多かったのは確かだろうし、時代的なことはどうしても入れたかったんだろうなあ。
よくわかるんだけど、少し理屈っぽい気もした。逆に法廷シーンが中心だったほうが面白かったようにも思う。法廷画家の眼から、という時点ですでに特殊なんだし。
木村多江はもう文句なく素晴らしい。リリー・フランキーは演技が上手なのか下手なのかよくわからないけど自然体ではあった。
宮崎勤役を加瀬亮がやっていて、これは全然気づかなかった。名演です。あと安藤玉恵とかね。よかった。


昨日から探しているものがついに出てこず、s伯さんに多大な迷惑をかけてしまう。ああ、自己嫌悪。
一方でk合さんの役にたてることあり、コピーしたりファクスしたり。
世の中、持ちつ持たれつ……。

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