映画の日なので映画にゆく。
そんな余裕はなかったりもするのだけれど、まあ、諸事情ありまして。
川崎のチネチッタで「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」(2回目)と「カポーティ」を見る。キャッツが終わるのが15:00で、カポーティが始まるのは15:10という、なかなかタイトなスケジュール。川崎には最近新しいシネコンができたので、チネチッタには閑古鳥が鳴いていたさ。わたしにはありがたいことでもあるけれど。
「キャッツ」は月曜に見たばかりだったから確認みたいなもので、きょうのメインは「カポーティ」。いやあ、シビアでいい映画でした。
主役のフィリップ・シーモア・ホフマンの熱演はいうまでもなく、犯人役のクリフトン・コリンズJr.の、背景にいろんなものを背負っていそうな切ない演技や、友人であるネル役のキャサリン・キーナーの普通なところとか、脇ががっちり固めているのがすごくよかった。
終わったあとで洗面所で会った女性二人組が「なんでカポーティがあの事件にあれほどのめりこんだのか、そこのところの説明がなかったよねー」とか言い合っていたけれど、それは劇中にきちんと語られている。
主人公は「彼(犯人のペリー)と自分は同じ家に育った。彼は裏口から社会に出ていき、自分は玄関から出ていった」と語っている。こんなふうに取材対象に感情移入してしまったら、それはもう、本当に大変なことになる。
実際カポーティは、最初は犯人が死刑になってしまう前になんとか事件の核心を聞き出そうと苦心するのだけれど、予想外に刑の執行が伸びてしまい、犯人が死刑になってくれないと小説が完結しないという、とんでもない状況に追い込まれてしまう。犯人に対する愛着と、小説家としての苦悩。
絞首刑のシーンもリアルだった。あんなもん見てしまったら、たぶん小説なんて書けなくなりますね。
というわけで、ずどーんと重いものを抱えた気分で渋谷へ。
ライターのs浦さんとBL系の出版社に勤めるf沢さんとを引き合わせるという、ちょっとした飲み会。店はいつもの「じゃんか」。
BL業界の深い話など聞きつつ、初対面とは思えないほど盛り上がって飲みまくる。コラーゲン鍋というのも食べた。おみやげにBL雑誌や乙女系の小説などを(わたしにまで)たくさんもらって帰る。お、重かった。
明日はいろんな意味でお肌つるつるだよ。
そんな余裕はなかったりもするのだけれど、まあ、諸事情ありまして。
川崎のチネチッタで「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」(2回目)と「カポーティ」を見る。キャッツが終わるのが15:00で、カポーティが始まるのは15:10という、なかなかタイトなスケジュール。川崎には最近新しいシネコンができたので、チネチッタには閑古鳥が鳴いていたさ。わたしにはありがたいことでもあるけれど。
「キャッツ」は月曜に見たばかりだったから確認みたいなもので、きょうのメインは「カポーティ」。いやあ、シビアでいい映画でした。
主役のフィリップ・シーモア・ホフマンの熱演はいうまでもなく、犯人役のクリフトン・コリンズJr.の、背景にいろんなものを背負っていそうな切ない演技や、友人であるネル役のキャサリン・キーナーの普通なところとか、脇ががっちり固めているのがすごくよかった。
終わったあとで洗面所で会った女性二人組が「なんでカポーティがあの事件にあれほどのめりこんだのか、そこのところの説明がなかったよねー」とか言い合っていたけれど、それは劇中にきちんと語られている。
主人公は「彼(犯人のペリー)と自分は同じ家に育った。彼は裏口から社会に出ていき、自分は玄関から出ていった」と語っている。こんなふうに取材対象に感情移入してしまったら、それはもう、本当に大変なことになる。
実際カポーティは、最初は犯人が死刑になってしまう前になんとか事件の核心を聞き出そうと苦心するのだけれど、予想外に刑の執行が伸びてしまい、犯人が死刑になってくれないと小説が完結しないという、とんでもない状況に追い込まれてしまう。犯人に対する愛着と、小説家としての苦悩。
絞首刑のシーンもリアルだった。あんなもん見てしまったら、たぶん小説なんて書けなくなりますね。
というわけで、ずどーんと重いものを抱えた気分で渋谷へ。
ライターのs浦さんとBL系の出版社に勤めるf沢さんとを引き合わせるという、ちょっとした飲み会。店はいつもの「じゃんか」。
BL業界の深い話など聞きつつ、初対面とは思えないほど盛り上がって飲みまくる。コラーゲン鍋というのも食べた。おみやげにBL雑誌や乙女系の小説などを(わたしにまで)たくさんもらって帰る。お、重かった。
明日はいろんな意味でお肌つるつるだよ。