「名作平積み大作戦」

2006-02-12 17:47:51 | books
昨日はトヨザキ社長の書評講座にも行けなかったので、BSでやっていた「名作平積み大作戦」で社長の勇姿を見る(録画していたのです。オリンピックに負けました)。

おお、これが噂の蟹工船Tシャツか!

今回は大森望さんとの対決で、大森さんがモーパッサンの『脂肪の塊』、トヨザキさんが『蟹工船』のプレゼンをされました。
しかしこの番組、タイトルは誰でも知っているけれど読んだことがないという名作の新たな魅力を引き出すってコンセプトみたいだけど、それにしても渋いチョイスですよね(いつも思うけど)。
わたしも見事なくらいに両冊とも「知っているけれど読んだことない」本でした。
どちらもやや「こじつけ」に近いプレゼンの仕方だったけれど、説得力というよりはお二人のキャラが勝っていたような。客席にいたら絶対両方とも押していましたよ、絶対。
結果はデキレースかよ! と突っ込みたくなるような見事な引き分けっぷり(笑)。夜道が恐いひと1名。
番組的には芸能人とかがプレゼンするほうがいいのかもしれないけど、大森さんやトヨザキさんには本に対する愛があふれていて、見ている側としては本気で読みたくなるんですよ。
愛って大事、とこの頃とても思うのね。


それにしても『脂肪の塊』ってすごいタイトルだよね~。でも、『肉だんごちゃん』じゃ漫画のタイトルだし、考えれば考えるほどこれ以上の翻訳はないような気がしてくるから不思議。


風の噂によると次回の書評講座の課題図書が叶恭子さまの本だとか。
う~ん、怖い。