OT園通園日記

車椅子生活の母を老人ホームへ訪ねる日々。でもそればかりではいられない!日常のあれこれを書いています。

お盆休み明け

2008年08月18日 | お友達
9日間のお盆休みが終わって、今日から夫は平常の仕事へ。
昨日から少し涼しいとはいえ、ご苦労様です。

私は、久しぶりに家に一人で、ちょっとのんびり。
夕方までに、掃除や買い物が間に合えばいい…、ゆっくりやろうっと。
そんな風にダラダラしていたら、友人から電話。
「これから、そっちへ行っていい?」
家の中があまりに散らかっているので、一時間後に来てもらうことにし、その間にあちこち片付けて、掃除機をかけた。
(な~んだ、やる気になればすぐ終わるんだ~!)

お盆休みに郷里へ帰っていた友人は、癌で一月前に急逝した弟のお嫁さんと、お母さんの間で、あれこれ苦労したらしい。
道半ばで逝ってしまった弟が可愛そうだし、かわいい末っ子の息子に早死にされた母親も可愛そうだし、夫を亡くしてカッカしているお嫁さんの気持ちもわかるし、誰ともケンカできないし…。
いっぱいいっぱいになってしまったらしい。

あれこれ吐き出して、少しはスッキリできるといいけれど。
私の方のあれこれと、彼女の方のあれこれと、似てるけれど少しずつ違う。
でも、兄弟がいなくなってしまった悲しみや、老いた母に負担はかけられないという共通点もあって、あれこれ話は尽きなかった。
ほんの何年か前までは、子どもの受験のことで盛り上がっていたのにね…。

「でも、あんまりめげてばかりいないで、暇を見つけてまた遊ぼうね」
これが二人の結論。
この辺りで落ち着くのが、平和な二人というところだろうか。


ひまわりの花

2008年08月17日 | 母のこと
娘と一緒にOT園へ。
娘のリクエストで、今日の差し入れは、リリエンベルグの桃のケーキ。
この時期だけの季節のケーキ。
いわゆるイチゴのショートケーキの桃版で、桃のスライスをスポンジケーキにサンドして、生クリームを飾ったもの。
特に凝ったところは何もないけれど、一つ一つの素材の良さが生きていて、フワッととても優しい味。(すんごくおいしいです!)
リリエンベルグは、19日から8月いっぱいお休みだから、ギリギリセーフというところだった。

今日、どうしても母の所に行きたかったのは、頂いたお花を母の部屋に飾ってあげたかったから。



ひまわりのかわいい盛花を抱えて、ご機嫌な母。
「お花があると、部屋の中がほんわりと明るくなって、うれしいわ~」

このひまわりは、弟の仏前に飾る代わりに私の所に送って頂いたもの。
私よりも5歳ほど若い幼なじみのKちゃんは、「弟の死を認めたくなくって、今までお花が送れなかったけれど、やっぱりYちゃん(弟のこと)の好きだったひまわりの花を、Yちゃんにも見て欲しくって送りました」と、メールをくれた。
嬉しいけれど、悲しい心遣い。

お礼のメールに「毎日、犬の散歩の度に、公園の大きな楠の木に触れて、弟に話しかけています。お花のことも早速報告しますね」と書いたら、「私は、いつもお月様を眺める度に、お月様を妹だと思って話しかけています。妹が頂いた戒名が○月なので」と言う返事をもらった。
そうか…。
実は、弟の戒名は「○樹」となっている。
その事を意識して、楠の木によりしろを求めていたわけではなかったけれど、私の感覚は正しかったのかもしれないと思う。
そして、弟の戒名はとてもふさわしいものだったのかもしれないとも。

Kちゃんは、こんなふうにも書いてくれた。

「そんなにいつまでも悲しんでいたら妹さんが悲しむよ」ってよく人には言われるんですが もし反対の立場だったら きっと妹はぐじぐじといつまでも泣いていると思うので 私も 悲しむことをやめないでいいのかなと思うようになりました。
まあ ずっとこの先も なにかの折には思い出してめそめそしているんだろうと思います。
それに それでいいんだろうと。

4年前に妹さんを亡くしたKちゃんが、まだ悲しみから自由になれないでいることが心に重い。
でも、私もずうっと弟を心の中に抱えていていいんだなあと思うと、少し心が軽くなる。



ひいひいご対面

2008年08月16日 | 家族の話題
先日は、一足先に、OT園でひ孫とひいばあちゃんのご対面が行われ、母が大変喜んだ。
その2日後に届けた写真も、部屋に飾ったら、「見る度に幸せで笑ってしまう」と、大喜びをしていた。

5日ほど遅くなってしまったが、今日は舅姑がricoちゃんとご対面。
やはり二人とも相好を崩して、ご機嫌だった。



オイオイ、こんなことしていいのか!

ひいばあちゃんは、「おいしいよ」といって、持参のスイカをricoちゃんにしゃぶらせる。
甘い味が気に入ったらしく、しばらくチューチューとスイカを吸ってご機嫌なricoちゃん。
ひいおばあちゃんも、「ほらね!」と得意満面。
ママは横でハラハラ、私も「ダメです」とは言えず…。
「ひい」が付いたら、トランプのジョーカー(ババ!)と同じ。
オールマイティーです。

オリンピック中継は…

2008年08月15日 | 家族の話題
北京オリンピックの話題で、世の中が盛り上がっている。
ニュースで勝って喜ぶシーンを見るのはいいんだけれど、liveで見ていると、期待されていた若い選手が思わぬ負け方をしてガッカリする様を見ていなければいけない。
「残念ながら、日本の○○は8位でした」なんて言うアナウンスを聞いても、「世界で8位ってすごいのに…」と思ってしまう。
とにかくあまり勝負事は、するのも、見るのも好きではない。

というわけで、今夜は夫と二人DVD鑑賞。
夫のお薦め、「レッドバイオリン
古い名器のバイオリンが、どのようにして作られ、数奇な運命をたどって現代まで辿り着いたかをが、サスペンスそしてオムニバス形式で綴られる。
なかなか見応えのある2時間15分。

「作り物は嫌い、スポーツなどの本物の感動がいい」という人もいるけれど、私は作り込まれた作品を見る方が、安心感があってどうも落ち着く。
本物の「ドキドキ」・「ワクワク」が、年とともにだんだん苦手になってくるようだ。


夏休みなんだけど

2008年08月14日 | 家族の話題
今週一週間、夫はお盆休み。
「せっかくのお休みなのだから、私に構わず好きなところへ行ってきて良いよ」と、未だ体力が復活せず、夏負け状態が付いている私は、早めに宣言した。
「どこへいこうかなぁ」と、ちょっと嬉しそうだった夫だが、なんと急に腰の調子が悪くなったという。
「アイタタ」と言いながら、腰を変な角度に曲げて歩いている様子は、かなり本物のお爺さん。
これじゃあどこへも行けそうにない…。

ここ二日ほど、汗を流しながら、一生懸命ストレッチに励んで、やっと少し良くなったらしい。
そして、「汗が流したい!」と言う。
「汗なんて、何にもしなくてもいくらでも出てくるじゃない」と思ったけれど、そこはまあ。
で、「お風呂屋さんにでも行く?」と持ちかけてみた。 →大乗り気

暑いときに、熱いお風呂に入る気がしない私は、夫を近所のスーパー銭湯に送り届け、ショッピングへ。
土曜日に長男のところで、ひ孫と曾祖父母のご対面があるので、その時の食事の材料を買い出しに。
そして、ついでに(というか、こっちがメインかな?)、夏物の最終バーゲン品を漁る。
500円均一と、700円均一のワゴンを熱心にかき回して、2枚の戦利品を獲得。
その他にも、あっちこっちの売り場で、何やかにやを買って、大いに満足した。

夫との待ち合わせ時間には、ギラギラの太陽から一転、大粒の夕立ち。
「気持ちよかった~!」と大満足の夫を拾って、家に帰る。

夫婦ともども満足で、ちょっとしょぼいけれど、まあいい休日。

絶対に歩けると思ってました!

2008年08月13日 | 母のこと
夕方、OT園へ。
家に何も持参するお菓子がなかったので、手ぶらで行って、母を外に連れ出すことにした。

至近のセブンイレブンで、何かおやつを仕入れようかと思ったが、母がドライブをとても喜んだので、ちょっと一回りドライブをすることにした。
街路樹の緑や、セミの声、そしてサルスベリのピンクの花に、母は歓声を上げていた。
「こんな緑の多い所が、東京だなんてね~、信じられないわね」
まあ、ここは東京近郊で、決して東京ではないのだが、何度訂正しても母は覚えられないので、「まあねぇ」と相づちを打っておく。

一回りして、お目当てのセブンイレブンに行き、お買い物。
黒砂糖のアメ、エビセンベイ、薄焼きセンベイ、チョコレートラスク、それにバナナの形のパンを購入。
ふくらんだビニール袋を抱えて、OT園へ帰った。

OT園のロビーから、エレベーターの方へ、シルバーカーを押して帰ろうとしたとき、事務所の方から「Aさ~ん」と追いかけてくる人がいた。
半年程前に転勤したケースワーカーのFさんである。
「わぁ~、こんなに元気になられて」
「Aさんは絶対に歩けるようになると信じてたけど、すご~い!」
そう言いながら、Fさんは涙をぽろぽろ流してくれた。

Fさんには、母が入居したときから、ずうっとお世話になった。
ベッドからの転落が心配だからといって、床にマットを敷いて寝かせていた日々。
不穏な状態が続き、介護士さんを怒鳴りつけたり、夕方になると「家に帰るから、タクシーを呼びなさい!」と困らせたり。
そんな母に辛抱強く接して、「もう少し良くなれば、旅行に行っても大丈夫ですよ」とアドバイスをくれて、私の背中を押してくれたのもFさんだった。
歩行の練習を勧めて、「杖で歩けるように練習しましょう」と、プランを建てて下さった。

もちろんFさんの力だけではない。
彼女の建てたプランを支持し、実行に移してくれた職員の方々のおかげで、今日の母がある。
ほんとうに感謝。

「身体が動くようになって、できることも増えれば、気持も明るくなりますよ」
ほんとうにそう。
ここのところの母は、ほんとうに明るく、楽しそう。
(アルツハイマーは確実に進んでいるけれど、気持が安定しているのが何よりだと思う)

仕事の一つだとは思うけれど、我が事のように母の回復を喜んで下さるFさん。
私も、気持ちがホッコリと温かくなった。

通信簿

2008年08月12日 | その他いろいろ
家でグダグダしていて、話題がないのでブログ通信簿



環境委員だそうです。
あんまりecoには熱心ではないけれど。
通知票って、ずいぶん縁がないけれど、なんとなく楽しい。

子どもたちによれば、私は子どもの成績をちっとも誉めなかったそうな。
「平均点より上だったよ」→「平均点なんて意味ありません。間違ったところを反省しなさい」
「これ、クラスで一番だった~!」→「でも100点じゃないよね、このテスト、全部できれば100点なのよ」
なんてことを平気で言っていたそうな。
私自身はそんなおっそろしいこといっていた覚えはないんだけど。
すご~い教育ママだったみたい(まあ、確かにその気はありました。否定はしませんよ)

通知票の中で、一番印象が悪かったのは、長男の大学から送られてきた成績表。
「4年では卒業できそうにありません」って書いてあるの見るのは、ほんとうにイヤだった。
3人分の学費がかかっている時で、1年留年するといったいいくらになるのか、ほんとうに恐怖。

まあ、その長男も無事就職→結婚→子どもが誕生と順調に独立を果たし、5年目の思い出も今は楽しいものになっている。
小さな事でクヨクヨすることはないという教訓かな…。
ちと高価な教訓ではあったけれど。


お宮参り

2008年08月11日 | 家族の話題
初孫のお宮参り~!
今日のためにチャイルドシートを購入し、汗だくになって設置。
帰りに我が家へ寄るというので、姫様にホコリを吸わせないよう、朝からせっせと掃除に励んだ。

真夏・平日という好条件のため、参拝者はうちの家族のみ。
しっかりお祓いを受け、祝詞を聞き、ricoちゃんの無事な成長を祈る。
息子曰く、「やっぱり一組でちゃんと読み上げてもらうと、効き目がいいような気がする」
確かにそう。

姫様は、私の作ったセレモニードレスがとってもよく似合う。
退院の時はブカブカだったのが、一月半経った今はほぼジャストサイズ。
大きくなったのだなぁ…としみじみと感じた。

お宮参りの後に、OT園へ。
母とひ孫の初対面。



見て下さい、この満面の笑顔。
「長生きしていると、こんな良いことがあるのねぇ~」と、母。

職員さんによれば、母は今日から療法士さんと杖の練習を始めるそうだ。
長男夫婦は、久しぶりに会う母が、シルバーカーでチャッチャッ歩いていることに驚いていた。
昼食前の30分ほどを楽しく4代そろって過ごし、帰るときにお嫁さんが母へ一言。
「また、遊びに来ても良いですか?」
優しい思いやりの言葉が嬉しかった。

我が家での昼食の間、姫様は疲れていい子でお昼寝。
初めて見る赤ちゃんに、我が家の甘やかされワンコくちゃくんが、ちょっとやきもちを焼くというシーンもあったが、それもまた楽しい話題のひとつになった。
でもね、ricoちゃんが泣きだしたら、あわててそばに行き、心配そうにのぞき込んだり、おっぱいをもらっているricoちゃんの横に行き、「いい子、いい子」とあんよを舐めたり。
最後には、ricoちゃんが群れの一員であることを認識した様子。
くちゃくん、あなたもいい子ですよ!

我が家では、私が購入しておいたベビー服に着替えて、しばらくおばあちゃん抱っこで過ごしてくれた。
抱っこして話しかけていると、時間の経つのも忘れてしまう。(後で、腕が重くなるけど…)
ほんとうに幸せな時間。
ゆっくり、まったりした時間を過ごして、三人は帰宅。
帰りの車の中でも、ricoちゃんはいい子でねんね。
疲れたけれど(夕方、布団にへたり込んでしばらく動けなかった!)、楽しい一日だった。



写真は、ベビー服に着替えて、パパの膝でくつろぐricoちゃん。

暑気払い真夏の夜の夢の饗宴@トゥーランドット遊仙境

2008年08月10日 | 趣味(読書・洋裁・音楽・映画)
昨日出かけた、横浜でのコンサート&ディナーのご報告。
コンサートが先で、終わってからディナー。
でも、今日は、脇谷友詞シェフのディナーメニューを中心に。
(久しぶりに会った友人とおしゃべりしながらの食事。全品写真が撮れただけでもお手柄ものなんです!)

まず、美菜九喜蝶(最後の文字、ホントはへんが虫ではなくて石です。出てこないもので…)
9品のオードブル。
前方左から、ローストビーフ、アワビ、チャーシュー、中段左から、からすみ、海老、湯葉(?)、三列目左から、ナス、クラゲ、あ~、もう一つはなんだっけ?、でした。



フカヒレたっぷりの頂上上湯 雲呑スープ。
フレッシュな蓮の葉の上に器ごと蒸したフカヒレのスープが乗って来ました。



タロ芋のサクサクハチの巣揚げ(奥)と帆立貝柱とチャイナハーブのカリカリ揚げ(手前)



捲海老と色々野菜のXO醤ピリ辛炒め レタス包み
(これは、お隣の男性が大絶賛。レタスには、甜麺醤の入れてあるものとないものの2種類が。私は味噌なしの方がいいかな)



コラーゲンたっぷりの皮付き豚三枚肉のとろとろトンポーロー
(冬瓜とオクラが添えてあります)



彩り野菜のヘルシー冷やしそば 白胡麻風味



西瓜の香りと杏仁の香り 二つのハーモニー



脇屋香銘茶(香りの高い凍頂ウーロン茶)入れ物は、上の写真の杏仁豆腐の容器の横の白い蓋付き茶碗。
下の鉄瓶は、二杯目を頂くときの差し湯の入れ物。



食事の間には、中西さんが各テーブルを回って、ご挨拶をしてくださったり、テーブルごとの記念写真があったり。
楽しくておいしいお食事でした。
窓の外に見える観覧車のライトアップも美しかったし。

そうそう、この企画には、ゲストとして、料理評論家の山本益弘さん、アリスの石鍋シェフ、鉄人の坂井シェフ、鑑定団の北原さん、日テレアナウンサーの松本しのぶさんなどがいらしていて、この催しを企画した濱野昌子さん(料理研究家)の顔の広さもうかがえる。
想像していたよりもずうっと華やかな催しだったよう。
ま、それなりにおしゃれはしていったけれど…。

そして最後に記念写真。(中西さんとピアノの徳永洋明さんといっしょに)



楽しい夜でした。

おみやげ

2008年08月09日 | 趣味(読書・洋裁・音楽・映画)
海の日以来、久しぶりの電車に乗っての外出。
長丁場なので、ちょっと緊張したが、楽しくおいしく過ごして大満足で帰宅。

なかにしさんのコンサート&脇谷シェフのディナーについては、後日ご報告ということにして、今日は、お留守番の娘へのお土産をご紹介。
横浜市営地下鉄の入り口、クイーンズ伊勢丹の「SWEETIE PIE」のカップケーキ。



上から時計回りに、抹茶クリーム/白ごまケーキ、メープルクリーム/バナナウォルナッツケーキ、塩キャラメルクリーム/プレーンケーキ。
塩キャラメルをいただいたけれど、ま、可もなく不可もなく。
ちょっとお値段高めかなぁ。

帰宅したら、お父さんのご飯の用意と犬の散歩をしてくれるはずだった娘は、急に外出が決まったらしく、全てをすっぽかして出かけてしまっていた。
なぁんだ、こんなことならお土産なんか買ってこなかったのにぃ~!!