エコポイント&スマートグリッド

省エネ家電買い替え促進で有名となったエコポイントとスマートグリッドの動向を追跡し、低炭素社会の将来を展望します。

三洋電機と新日本石油の薄膜太陽電池提携

2010-01-06 22:59:13 | Weblog
 三洋電機と新日本石油は薄型太陽電池の生産、販売の合弁会社三洋ENEOSソーラーを設立しています。
 三洋はこれまで独自開発の結晶シリコンとアモルファスシリコンのハイブリッド構造を持つHIT太陽電池を展開してきましたが、発電所向けなど大規模な太陽光発電に適した薄膜太陽電池のパートナーとしては新日本石油と組み、主に民生用途に適するHITについては09年度内に三洋と合併するパナソニックと協力することになります。
 三洋ENEOSソーラーは、2010年度内に200億円を投じて発電効率10%の80MW規模のマザープラントを建設、さらに2015年度までにマザープラントをベースに1GW規模、2020年度には2GWの生産拠点を建設する予定です。
 薄膜太陽電池は石油精製・販売から総合エネルギープロバイダーを目指す新日本石油にとっても、石油事業で培ったハンドリング技術を薄膜電池の材料であるシラン・ガスの供給に活用できたり、中東など産油国とのパイプをインフラ向けの薄膜太陽電池の販売に活用できるというメリットがあります。

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