エコポイント&スマートグリッド

省エネ家電買い替え促進で有名となったエコポイントとスマートグリッドの動向を追跡し、低炭素社会の将来を展望します。

6月末に刊行した『スマートグリッド革命』への反響

2010-10-19 07:08:36 | Weblog
6月末に刊行した拙著『スマートグリッド革命:エネルギーウェブの時代』(「ミスター・インターネット」村井純・慶應義塾大学教授の推薦、NTT出版)が、しばしの懐妊期間を経て、大きな反響を得てきました。
以下は、アマゾンのカスタマー・レビューに掲載された一例です<以下、引用>。

「シリコンバレーモデルと、膨大な情報素材を組み合わせて描く近未来革命, 2010/10/11
これは、面白い。
 スマートグリッドを、技術、政治、経済、国家戦略、企業戦略、 技術経済など、膨大な枠組みと素材を組み合わせ、IT革命を凌駕するエネルギー革命の到来を予言した名著です。 ベースには、スマートグリッドを成す要素、つまり、インターネット、 コンピュータ、通信、電力の融合と認識し、ネット革命と、センサーネットワーク、それに、クラウドコンピューティングと代替エネルギー革命の出会いが、スマートグリッドの登場につながると説きます。
 ツールとしては、YouTubeならぬ、You Energyという、ピア・ツー・ピアでのICTとエネルギー制御というマイクロ制御を可能にするテクノロジーの発展と、トフラーが以前説いた「プロシューマ」(生産者=消費者)という思考概念、それに、クリステンセンの「イノベーターのジレンマ」という新旧テクノロジー覇者の交代の思考的枠組みが主に使われています。
 著者が得意とするシリコンバレーが、すでにシリコンバレーから脱却し、スマートグリッドエネルギーバレーへと、オバマ政権の後押しもあって、急速に変貌していく仕組みを、具体的なステークホルダーやベンチャー企業、ベンチャーキャピタルを交えて描きます。
 面白いのは、ITで覇者となったインテル、マイクロソフト、シスコ、グーグル、IBM、それにGEなどが、次世代の市場として、その技術と資源と資金を向ける新市場としてのスマートグリッド、スマートグリッドシティの分野。この辺の競争、覇権争いの片りんを垣間見ることができて大変おもしろい。
 さまざまな、テクノロジカル・ジャーゴンを交えて、米国、中国、韓国、日本のエネルギーウエッブへ向けての、国策、企業の戦略、技術動向も豊富に解説した好著」

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