昼下がりのコーヒー豆のあくび アーリーアフタヌーンコーヒー日記

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コーヒー豆屋のちょっとだけゆっくり流れる時間

給食困難日

2024-02-21 07:59:48 | 日記
1974.2.21、朝日新聞掲載のサザエさん最期の四コマ漫画のネタは「給食困難日」。カツオがサザエさんからお弁当を手渡される場面で始まります。

産油国の戦略による第一次オイルショック、異常なインフレは狂乱物価と呼ばれた時代。給食も通常配食を維持することが困難になりました。そういえば、ちょっと前に話題になった給食会社の倒産。ガソリンといいインフレといい、何だか今とシンクロするものを感じたりします。

マンガのオチは、皆がお弁当を取り出す昼食時間、1人の生徒がカセットコンロと鍋をドーン!「ウチの両親は共稼ぎで~す」

コンビニも無かった時代、困難に対し、努力や知恵、工夫や持っている力を駆使し、切り拓き実利を得るのは正に「自由」の体現でしょう。ただ日本の学校という規則による秩序、則「平等」の殿堂の如き組織内にあって、もし現実であればその行為に戸惑う者も多かったかと。

最近の学校給食において、「ふりかけ持参」問題が発生していると耳にしました。食べ残し廃棄リスクの低減を建前に、本質は自らの欲望を最優先したい「自由」を主張するグループと、「最適な健康バランスを考慮した食事に余計なものを加えるのは如何なものか」という至極まっとうな理屈を盾に、根っこでは生徒間の格差を危惧する「平等」、規律重視のリベラル派の争いに見えてしまうのはボクの偏見でしょうか。

どちらの理もわかりますからどちらも否定しませんが、どちらの側にも就きません。現実的な利を得る手段として考えるのであれば、その選択が最低であることは、もちろん承知しています。

目標達成のため集中することは素晴らしいと思いますが、それは視野を狭めるという側面を同時に持つという認識は必要であると考えます。

どうも根本的に、世間で言われる上記のような自由、平等の意と、ボクの思うそれが乖離しているのも、薄々感じてはいるんですが。

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