昼下がりのコーヒー豆のあくび アーリーアフタヌーンコーヒー日記

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コーヒー豆屋のちょっとだけゆっくり流れる時間

水面の苗

2021-05-21 09:40:10 | 日記
激しく降り注ぐ無数の水滴の弾に身体を撃ち抜かれながら、水面の苗が必死に「自己」を留めようとしている水上の水田。

やがて雨が上がった時、実は己自身はノーダメージであったことに気づき、ただ植えられた場所で愚直に「生きる」だけの本体である苗の投射である事に思い至った「水面の苗」がいたとして、彼はどう考えるのか。

「恒常性により己を復元したと知る(←?)我こそが『主』であり、『苗』は我を生かすために従属する器官に過ぎない」
「我は単なる苗の影、幻影にすぎぬ。所詮本体に従属する存在である」
「我も彼(苗)も同じモノの一面であり同一、また、どちらも「現象」にすぎず優劣はない。」その他色々でしょうか。

どう考えるのも自由でしょう。それによって「生き方」は変わるでしょうけど、別に途中で他の考え方に変えても良い訳で。