質的変数

葬式にかかった金額に、納得いかなかったと話すお客様。
「あんなんじゃ、その内誰も使わなくなるぜ！」・・・そこまではどうかと。

「檀家だって減ってんでしょ。増やす努力するとかしないと！もっと安くするとか、さ。
　企業努力（？）するとか、そう統計とって、年代別でサービス（？）内容かえるとか！」・・・憤懣やる方ないご様子。

「企業、サービス？」はともかく、色々ご意見有るでしょうが、「統計とる手法」は一寸ばかり難しいかも。

統計の基本に「質的変数」と「量的変数」とがあるようでして、
例えば「9月のランチタイムの気温とアイスコーヒーの注文数」というお題なら、
気温は質的変数で、棒・折線グラフ化すればⅹ軸、注文数は量的変数でｙ軸。

ごく簡単に言えば、この分布図から予測、対策するのですが、仏教では多分「量的変数」も「質的変数」扱いかと。
加えて日本の大乗仏教では、本質的には「質的変数」も存在しないかと。
つまり、「統計的手法」が成り立たない訳で。

今後、変わりゆく世界の中で、分別を含んだものをも、仏教と呼べるかどうか。
信徒でもない僕が、携われる問いではないですが。