かずさFM 83.4メガヘルツ 「熊本秀樹の生活まる得情報」
放送時間 毎週月曜日9時30分~ 再放送19時30分~
NO52債権を知る(要旨)
1.債権とは
①債券とは国・地方公共団体・企業などが資金を借り入れるために発行する有価証券です。
②国が発行した債券を国債、地方公共団体が発行したものを地方債と呼びます。
③企業が発行する債権は社債といいます。
2.債権の価格
①債券にも株式と同様に流通市場があり、売買が行われています。
②債券全般の価格は、主にその時々の「金利水準」に影響をうけます。
3.債券価格の決まり方
①新発債の場合は、債券の発行元である発行者が発行価格を決めます。
②既に発行された既発債は流通市場で売買され、世の中の金利の動きによって、債券価格が変動します。
4.債権投資の基礎知識
①債券は満期日に一定の利子を支払うことを約束する証券です。
②債券は価格が変動しても、満期日を迎えると額面金額が償還されます。
③発行者が償還や利子の支払いが確実におこなわれるよう、債券発行において様々な規定が
設けられており、債券の償還の安全性を高めています。
④発行者が倒産などで元本の返済及び利払いができなくなる場合もあります(元本保証ではありません)。
⑤格付けは外部の公正な格付け機関が評価したもので、債券投資を行う場合、
発行体の信用力を知る物差しとなります。
⑥債券は、満期日をまたないで、途中で売却し換金することができます。
⑦基本的に金利が上昇すると債券価格は下がり、金利が下落すると、債券価格は上がる傾向にあります。
5.格付け
多くの格付け会社は、AAA、AA、A、BBB、BB、B、CCC、CC、Cと表記しています。
(ムーディーズは、Aaa、Aa、A、Baa、Ba、B、Caa、Ca、C。)
AAA(Aaa):元利金の支払いの確実性は最高水準
AA(Aa) :確実性はきわめて高い
A :確実性は高い
BBB(Baa)::現在十分な確実性があるが、将来環境が大きく変化した場合、影響を受ける
可能性がある。
BB(Ba) :将来の確実性は不安定
B :確実性に問題がある
CCC(Caa):債務不履行になる可能性がある
CC(Ca) :債務不履行になる可能性がかなり高
C :債務不履行になる可能性がかなり高く、当面立ち直る可能性がない
D :債務不履行に陥っている
格付けには上記以上に細分化されています。
たとえば、同じAランクであっても、A+、A、A-(A1,A2,A3)などに分かれることもあります。
2007年10月、米スタンダード&プアーズ (S&P) は日本国債の格付けを、
最高位から2番目の「ダブルA」、ムーディーズは21段階中4番目の「Aa3」としました。
他の先進国と比べると最低水準にあるが、どの格付け会社も「返済能力が高い」という
見解は崩していません。
2009年5月、ムーディーズは円建ての日本国債の格付けを「Aa2」としたと発表。
他の世界的な格付け機関でもボツワナと同じ水準の格付けをしています。
ただしボツワナはダイヤモンドの鉱山に恵まれ、財政も豊かで、
国債の格付けとしては低くありません。
放送時間 毎週月曜日9時30分~ 再放送19時30分~
NO52債権を知る(要旨)
1.債権とは
①債券とは国・地方公共団体・企業などが資金を借り入れるために発行する有価証券です。
②国が発行した債券を国債、地方公共団体が発行したものを地方債と呼びます。
③企業が発行する債権は社債といいます。
2.債権の価格
①債券にも株式と同様に流通市場があり、売買が行われています。
②債券全般の価格は、主にその時々の「金利水準」に影響をうけます。
3.債券価格の決まり方
①新発債の場合は、債券の発行元である発行者が発行価格を決めます。
②既に発行された既発債は流通市場で売買され、世の中の金利の動きによって、債券価格が変動します。
4.債権投資の基礎知識
①債券は満期日に一定の利子を支払うことを約束する証券です。
②債券は価格が変動しても、満期日を迎えると額面金額が償還されます。
③発行者が償還や利子の支払いが確実におこなわれるよう、債券発行において様々な規定が
設けられており、債券の償還の安全性を高めています。
④発行者が倒産などで元本の返済及び利払いができなくなる場合もあります(元本保証ではありません)。
⑤格付けは外部の公正な格付け機関が評価したもので、債券投資を行う場合、
発行体の信用力を知る物差しとなります。
⑥債券は、満期日をまたないで、途中で売却し換金することができます。
⑦基本的に金利が上昇すると債券価格は下がり、金利が下落すると、債券価格は上がる傾向にあります。
5.格付け
多くの格付け会社は、AAA、AA、A、BBB、BB、B、CCC、CC、Cと表記しています。
(ムーディーズは、Aaa、Aa、A、Baa、Ba、B、Caa、Ca、C。)
AAA(Aaa):元利金の支払いの確実性は最高水準
AA(Aa) :確実性はきわめて高い
A :確実性は高い
BBB(Baa)::現在十分な確実性があるが、将来環境が大きく変化した場合、影響を受ける
可能性がある。
BB(Ba) :将来の確実性は不安定
B :確実性に問題がある
CCC(Caa):債務不履行になる可能性がある
CC(Ca) :債務不履行になる可能性がかなり高
C :債務不履行になる可能性がかなり高く、当面立ち直る可能性がない
D :債務不履行に陥っている
格付けには上記以上に細分化されています。
たとえば、同じAランクであっても、A+、A、A-(A1,A2,A3)などに分かれることもあります。
2007年10月、米スタンダード&プアーズ (S&P) は日本国債の格付けを、
最高位から2番目の「ダブルA」、ムーディーズは21段階中4番目の「Aa3」としました。
他の先進国と比べると最低水準にあるが、どの格付け会社も「返済能力が高い」という
見解は崩していません。
2009年5月、ムーディーズは円建ての日本国債の格付けを「Aa2」としたと発表。
他の世界的な格付け機関でもボツワナと同じ水準の格付けをしています。
ただしボツワナはダイヤモンドの鉱山に恵まれ、財政も豊かで、
国債の格付けとしては低くありません。
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