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社債に投資する(9月17日放送)

2012年11月30日 | FM放送要旨
かずさFM 83.4メガヘルツ 
「熊本秀樹の生活まる得情報」
放送時間 毎週月曜日9時40分~ 再放送19時40分~
「かずさFM」はインターネットでもお聞きください。
 
毎週金曜日12時~14時の「ランチタイムガーデン」もどうぞ。
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NO175社債・国債に投資する(要旨)

 個人向けの社債発行が増えています。1月から今年は1兆円が発行され去年より6割も多くなりました。

 1.債券とは
  ①債券は、国、地方公共団体、会社などが、多数の投資家からお金を借りるときに
発行する借用証書です。
  ②債券は、あらかじめ何年後にお金を返すのか決めて発行されます。
   お金を借りた利息が毎年支払われます。
  ③債券は期限が来る前に売買できます。
   債券の価格は毎日変化します。
   社債は会社が社債の満期の前に倒産すると、貸したお金が返ってこない可能性があります。

 2.債券の種類
  ①国がお金を借りるときに発行する債券を、国の債券「国債」といいます。
   県や市町村が発行する債券を地方債といいます。
  ②株式会社が投資家やほかの会社などからお金を借りるときに発行する債券を、
   「社債」といいます。

 3.個人向けの債券
  ①個人向け国債
   1万円単位から購入できます。
  ②国債
   5万円単位で購入できます。
  ④個人向け社債
   10万円・50万円・100万円などで購入できます。
   個人の一回当たり購入額はだいたい300万円程度のようです。

 4.債券の特徴
  ①預貯金などに比べて利回りが良い
   個人向け国債7月発行の5年物0.19%でした。
   大手銀行の5年定期預金0.03%ですが、社債は0.5%程度の利回りが見込めます。
  ②債券の安全性
   預貯金に比べて利回りが有利、ということは、危険もあります。
   安全かどうかは、債券を発行した国や会社が、お金を返す力があるかどうかにより決まります。
   国債は日本の国がつぶれない限りは安全ですが、社債は、会社の経営状況により
   信頼度が異なります。
   「格付け」などを目安に判断します。

 5.社債購入の留意点
  ①リスクが大きければ大きいほど利回りが高い
   信用力の低い企業、年限の長い社債は利回りが高くなっています。
   優良企業は低い金利でも比較的安心して買えますが、経営状態の悪い企業は
   高い利回りと危険性をよく調べて投資するようにしましょう。
  ②元本割れの危険もある
   社債も市場金利の動向や発行企業の信用力の変化により、社債の価値が上下します。
   満期まで持っていれば予定の利回りを得られますが、途中解約は、元本を割る恐れもあります。
  ③企業が破たんすれば、大きな損失を受けることになります。

 利回りがいい、有名な企業が発行している、というだけで安心するのは禁物です。