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漠然とした不安(5月11日放送分)

2009年07月25日 | FM放送要旨
木更津FM「熊本秀樹の生活まる得情報」
放送時間 毎週月曜日9時30分~ 再放送17時30分~

NO6 貯金は安全、投資は危険?


日本の個人が所有する金融資産、貯金、保険、株や債権、投資信託などのうち、約50%が預貯金です。

セミナーでお聞きすると証券会社に行ったことのない人がけっこう多いのです。
郵便局や銀行にお金を預けておけば安心、証券会社は株など危ないことをやっているから近寄らないほうがいい、と思われるようです。


でも、郵便局や銀行も投資信託や外貨預金など、結構危ないものも扱っています。
銀行や郵便局の商品は元本保証で利息が付いて戻ってくるものばかりではありません。

貯金の代表的なものといえば
  郵便局の通常貯金 定額貯金 定期貯金
  銀行の普通預金 定期預金
  證券会社のMRF・MMF


投資の代表的なものは
  郵便局や銀行、証券会社の投資信託 外貨預金 外貨MMF


銀行の預金でも外貨となると貯金ではなく投資です。
投資とは目先の利益に一喜一憂せずに5年10年という長期で資金をふやすものだと考えてください。
投資にはリスクがあります。
価格変動リスク・流動性リスク・地政学的リスクなどが代表的なものです。


貯金にもリスクが無いとはいえません。
預貯金は元本保証だからリスクがないとみなさん信じていますが、最近でもイギリスやアメリカの銀行にお金を引き出すための行列ができる事態が起こっています。
いつも安全だと考えているものには警戒感がなくなります。危ないと思えば警戒します。いままで危険は無かったからこれからも安全だとは限らないことを知っておきましょう。