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お金の歴史(8月8日放送分)

2011年09月28日 | FM放送要旨
かずさFM 83.4メガヘルツ 
「熊本秀樹の生活まる得情報」
放送時間 毎週月曜日9時30分~ 再放送19時30分~
「かずさFM」はインターネットでも聞くことができます。 
毎週金曜日12時~14時の「ランチタイムガーデン」もお聞きください。
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NO118お金の話(要旨)
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1.お金の歴史(なぜお金が必要なのでしょう)
                     

 ①お金の原点は、物々交換。でも物々交換には欠点があります。
   自分の持っている物を相手がいつもほしいとは限らない
   鳥を飼っている人は卵を魚に変えたい、漁師さんはパンが欲しい。
   パンを造っている人は卵が欲しい。
   これは面倒です。
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 ②物の代わりになるものを考えました
   代表例が塩や布や穀物だったようです。
   もし、パンのような食べ物だったら時間がたつと価値が変わってしまいます。
   塩や穀物は重さで価値が計れるし、布は面積で計れます。長期間価値も変わりません。
   古代ローマの兵士の給料は塩だったそうです。武士の給料は米でした。
   しかし、布は分割すると細切れ。塩は湿度が高くなると重くなるなどの問題が起きます。
   そこで、いつまでも変わらない金が残りました。
   金は放置しても酸化しない。塩のように空気中の水分で重さが変わらない。
   少量で高価値だから大きな取引や遠隔地でも使いやすい。
   細かく分けてももとに戻せる。
   そして、使いやすくするために一定量の金を含んだ金貨が考えられました。
   誰もが安心して使える国の公認の「金貨」を製造し『この金貨は10グラムの重さがある』
   と認定して流通させました。
   これが、現在見るようなお金の起源と考えられます。

  ③現在、金貨は使われていません。なぜでしょう。
   原因は金貨の金含有率がどこの国でも低くなっていく傾向があったためです。
   金貨は金100%で作るのでしょうが、柔らかく変形しやすいため、
   他の金属との合金にして使っています。
   ところがどこの国もお金に困って金貨の大量発行をして、含有率を下げてしまいました。
   国家認定の純金金貨も、悪い人によって少し削る事件がしばしば起きました。
   そこで国は金と交換可能な物として硬貨や紙幣で代用するようになりました。
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2.銀行券
   
  ①近代になると銀行が金を預かった証として定額式の「銀行券」を発行するようになり、
    銀行券が決済の手段として使用されるようになりました。
    
  ②銀行券は国が発行量をきちんと管理すべきだとして明治15年日本銀行が設立されます。
 
  ③預金通帳も銀行券?
    現代では多くの人がお金を銀行券ではなく預金通帳の形で所有しています。
    銀行券と預金通帳はもともと同じで、定額無記名方式のものが銀行券、
    不定額記名式のものが預金通帳です。
    ATMでお金をおろすのは、通帳の権利を一部解約して銀行券に交換しているだけです。
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  お金を節約するのは限度がありますが、お金を稼ぐことに限度はありません。
  どちらもうまく使うことが大事です。
  お金とうまく付き合いましょう。
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