熊本秀樹の木更津暮らし・団塊世代生き残り戦略

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団塊世代、10年後の生活環境

2006年04月18日 | 団塊世代の生活意識改革
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定年退職を控えた団塊世代の10年後の生活をあなたは想像したことがありますか。
10年後も今と同じような生活環境が続いているとは思えません。
70歳になろうとしている時に、私たちの暮らしはどうなっているのでしょうか。

団塊世代の10年後がどんな生活環境になっているのか考えてみました。

①4人に1人が65歳以上の高齢者になっています。

②日本の食糧自給率は現在カロリーベースで約40%。発展途上国の生活水準が向上すれば日本の食糧に深刻な影響を与える恐れがあります。お金さえ出せば何でも食べられる時代が終わりに近づいているでしょう。

③公債残高のGDP比率はEU諸国で70%程度、米国は65%です。これに対して日本は156%と異常な状況にあります。このまま日本国債の残高が増え続ければ、日本の信用が損なわれ、高いインフレに見舞われることになります。

④全国約5000箇所の特養ホームは現在約35万人の収容規模ですが、入居待機者も30万人程度いると考えられます。10年後にこの数字が改善されることは無いと考えていいでしょう。

⑤現在日本の労働者人口に占める外国人は0.3%程度ですが、EUと同じように5~6%の外国人単純労働者が必要になるという議論が本気で検討されるでしょう。ひょっとすると、あなたを介護してくれるのは、外国人かもしれません。

団塊世代が直面する10年後の生活は今の高齢者より、ずっと厳しいことが予想されます。
食料の確保、インフレ対策、介護準備、外国人対応策など、いまのうちに準備しておくことが、いっぱいありそうです。

あなたも、10年後の自分がどうなっているのか、本気で考えてみてください。