かずさFM(83.4MF)「ランチタイムガーデン」は12時~14時まで月曜日から金曜日放送です。
毎週金曜日はスタジオにお客様をお迎えして楽しいお話をお聞きしています。
10月25日は「万葉集を学ぶ会」の三上和俊さんをお招きしてお話を伺いました。
木更津市議会議員でもある三上さんは房総に関わりの深い万葉集を研究し、広く皆さんに知っていただくとともに、木更津市の発展にも精力的に取り組んでおられます。
三上さんによると、万葉集は今からおよそ1500年前に編纂された日本最古の歌集だそうで、当時の貴族から防人と言われる一般の人まで、さまざまな人たちの詠んだ歌が4500首も収録されているそうです。
木更津市の馬来田は万葉集で「うまくた」と詠まれ、国を守るために九州方面に赴く「防人(さきもり」の人達が家族に別れを惜しむ心情が綴られています。
三上さんは当時の人達の人間愛は現在の社会にも通じ、万葉集から学ぶことは多いと話しておられました。
また、万葉人の豊かな心を多くの皆さんに知ってもらい、同時に地域の自然や文化を楽しんでもらいたいと、馬来田地区に万葉の歌碑を建立しているそうです。
木更津市立富来田公民館には、万葉の歌碑をめぐる案内や、関連の展示もされているそうですから、私もぜひ行ってみたいと思っています。
来月、11月9日(土)には、「房総の防人の歌」というテーマで、早稲田大学の内藤明教授をお迎えしているそうです。
場所はかずさアカデミアホール201号室。午後2時から、入場は無料です。
お問合せ、申し込みは富来田公民館(0438‐53-2027)。平成25年度の木更津市協働のまちづくり活動支援事業として開催されますので、私たちが住んでいる地域の昔を知るために参加されてはいかがでしょうか。