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住宅ローン(2010年8月2日放送分)

2010年12月24日 | FM放送要旨
かずさFM 83.4メガヘルツ 「熊本秀樹の生活まる得情報」
放送時間 毎週月曜日9時30分~ 再放送19時30分~




NO68フラット35の利用(要旨)



 
  住宅ローンにフラット35の利用が急増しています。
  4~6月の申し込み件数3万7千件は前年比2.7倍になったようです。





 1.フラット35とは
  ①住宅金融支援機構が行っている住宅ローンの愛称です。
    2007年3月までは住宅金融公庫直接融資制度がありましたが、
    独立行政法人住宅金融支援機構に移行しました。
    フラット35は住宅金融公庫の直接融資制度に代わる長期固定金利型の住宅ローンです。
  ②住宅金融支援機構が民間金融機関と提携している長期固定金利の住宅ローンです。
    借りたお金に対して返済終了までの金利(返済額が確定する)住宅ローンです。
  ③最長35年の長期固定金利住宅ローンです。
    固定金利ですから、金利の変動があっても、返済額は同じですから、
    将来の生活設計が立てすいローンでもあります。
 





 2.フラット35はなぜ増えたのでしょうか
  ①政府の景気対策による金利引き下げ(今年2月)
    フラット35は購入する住宅が一定の条件を満たす必要がありますが、
    省エネルギー性、耐震などの要件を満たすフラット35Sは金利の優遇が受けることができます。
  ②民間銀行の長期ローンに比べて有利になります。
    一概には言えませんが大手銀行の固定金利約3%に比べればかなり有利になります。






 3.フラット35の特徴
  ①固定金利なので将来の生活設計が立てやすくなります。
  ②万一の場合に備えて、機構団体信用生命保険などが利用できます。
  ③借入金利と融資手数料は、各金融機関ごとに異なることがあります。





 
 4.フラット35を借りるための条件
  ①最低年収などの制限はありませんが、年収に見合った返済を設定されます。
    年収400万円未満の場合は年収の30%以下の返済額に抑えられ、
    借りられる金額も少なくなることがあります。
    400万以上収入のある方は年収の35%程度の返済額までのようです。
    返済額にはフラット35以外の住宅ローン、自動車ローン、教育ローン、
    カードローン(クレジットカードのキャッシングや商品の分割、リボ払い入を含む)
    などが含まれますから、借りられる金額が少なくなることがあります。
  ②融資の対象
    申込本人または親族が自ら住む住宅に限られます。
    建設費または購入価額は1億円以下です。
    耐久性など一定の技術基準を満たしている住宅でなければなりません。
  ③フラット50
    最長50年間固定金利の「フラット50」は親子2代に渡るローン返済が考慮されたものです。