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基礎年金を考える(5月28日放送)

2012年07月21日 | FM放送要旨
かずさFM 83.4メガヘルツ 
「熊本秀樹の生活まる得情報」
放送時間 毎週月曜日9時30分~ 再放送19時30分~
「かずさFM」はインターネットでもお聞きください。
 
毎週金曜日12時~14時の「ランチタイムガーデン」もどうぞ。
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NO159意外に有利な基礎年金(要旨)

 1.基礎年金とは
  ①公的年金制度の1階部分
   国民年金、厚生年金などの1階部分(老齢基礎年金)。
  ②25年(300か月)払えばで受給権ができます。
  ③基礎年金の財源は、個人が負担する保険料と国庫負担で賄われています。
  ④保険料は月額1万4980円(平成24年度)

 2.将来の年金はどうなるのでしょう
  ①年金未納者の増加、少子高齢化により年金システムが厳しい状況になる恐れがあります。
  ②経済成長の低下、超低金利など年金財政の悪化が考えられます。
  ③現役世代が支払う年金保険料は増え、将来受け取る年金が減るなどの不透明感が増大し、
    年金制度に対する不信、不安が増幅される恐れがあります。
     自営業者、無職、学生などの国民年金(基礎年金)保険料の未納が増え、
     平成22年度には加入者が59.3%とついに6割を切ってしまいました。

 3.基礎年金(国民年金)の保険料は無理をしてでも払ったほうが得な理由
  ①基礎年金(国民年金)の半分が税金で賄われている。
    税源は確保されていませんが、未納すると、この税金分を放棄したことになります。
  ②物価の変動に合わせて年金額が変わる。
    受給額が実質的に維持されることになっています。
    民間の終身年金は、物価が上がっても受給額は変わりません。
  ③老後だけでなく現在の生活保障もある
    障害者となった場合、障害基礎年金が給付されます。
  ⑤遺族年金が支給される
    残された家族(子供のいる妻および子供)に子供が18歳になるまで
    遺族基礎年金が支給されます。

  ただし、納付期間の2/3以上の期間、年金保険を払っていることなどの条件があります。
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  公的年金は現役から高齢者の仕送りと捉えられ、不公平感もありますが、
  民間の終身年金などと比較して大きなメリットも期待できます。