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投資とは(4月23日放送)

2012年07月09日 | FM放送要旨
かずさFM 83.4メガヘルツ 
「熊本秀樹の生活まる得情報」
放送時間 毎週月曜日9時30分~ 再放送19時30分~
「かずさFM」はインターネットでもお聞きください。
 
毎週金曜日12時~14時の「ランチタイムガーデン」もどうぞ。
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NO154投資を考える(要旨)

投資と言うと丁半ばくちのように感じる人もいるでしょうが、自分の生活を守るという
意味で大事なことだと思っています。

私は郵便貯金や銀行預金も投資だと申し上げています。
経済活動の中で生活している以上、お金を持つこと自体投資です。
もし、日本が国際的な信用を失うようなことがあれば、郵便貯金といえども元本割れを起こします。
端的に言えば、100円のアンパンが200円出さないと買えなくなると、今の郵便貯金10万円は
5万円の価値しかなくなります。これが郵便貯金の元本割れです。

では、どうすればいいのでしょうか。
投資の基本を整理してみました。

 1.分散する
  ①収入源を多く持つ
   給与、利子、配当、値上がり益など収入の選択肢を多く持つ。
  ②投資対象を分散する
   人への投資を分散(自分、子供、信頼できる人など)
   物への投資を分散(不動産、金などの現物資産など)
   資金を分散する(郵便局、銀行、証券会社、保険会社、国内外の企業や金融商品など)

 2.金融商品は投資のコストを知る
  ①手数料を軽く見ない。
   外貨などの交換手数料、投資信託などの購入時販売手数料、保有期間に必要な信託報酬など、
   予定の利回りと手数料を比較して、実質的な利益がどの程度予想できるかを知りましょう。
   手数料をしっかり説明しない業者とは取引しないことも大事です。
  ②短期間で売買を繰り返さない。
   高い手数料に対する対策は長期保有ですが、金融商品によってはそうもいきません。
   取引に関わる手数料をしっかり把握して、いかにコストを下げるか考えておきましょう。
  ③資産形成は手数料のかからない普通の商品を積み立て、長期保有することも大事です。
   高いリターンは高いリスクや手数料が高くなりがちであること知るだけで大きな失敗は防げます。

 3.投資のリスクを知る
  ①一般的にリターンが大きければリスクも大きくなることを理解しましょう。
  ②複雑な金融商品には手を出さない
   運用内容が理解できないものに投資するのはやめましょう。

私たちは知らず知らずのうちに大きな投資をしています。
給料というリターンを期待して、勤め先に自分の能力や労働力を投資しています。
健康のためにより良い食品を買う、これも元気で生活するための投資です。
子供の教育、住宅の購入などあらゆる場面で投資行動をしているのです。
投資にはリスクがあります。成功すれば大きなリターンが得られます。
豊かな生活を願うなら、日常的に投資能力を高めておくことが大事です。